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<花子とアン154 『アン』出版社決まる! / 美里のブチ切れ…その時ももは?>

本日放送分の「花子とアン」第154話のおさらいを
していきたいと思います。

【注: 今さらですが…】

この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じていただくことをおすすめします。

それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(154話)のおさらい】

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ある日のこと、小鳩書房の編集者の小泉が社長の門倉を連れて村岡
家にやって来ます。

 

小鳩書房では『風邪と共に去りぬ』を出版しベストセラ―になって
いたのですが、それに続くものとして「女性読者をつかむ作品」を
検討しており、花子に意見を伺いに来たというのでした。

 

そう聞いて花子が出そうとするのは『Anne of Green Gables』の翻
訳原稿でした。

 

実はこの原稿は『アンクルトムズ・ケビン』と一緒にいちど小鳩書
房には出版をもちかけたのですが社長により断れていたという経緯
があります。

それ以来6年間も出版社は見つかりませんでした。

 

花子はダメもとでもう一度『アン』を小鳩書房に提示することにし
ます。

 

編集の小泉は『アン』の事は覚えているようでした。

 

しかし社長の門倉は自分が『アン』の出版を認めなかった経緯を全
く覚えていないようでした。

 

花子はもう一度『アン』を社長にプッシュし、原稿を読んでいる小
泉も一緒になって社長にすすめます。

 

 

門倉

「本当にそんなに面白いの?」

 

門倉は『アン』については物語の中身を読まなかったようです。

 

門倉

「いや~。お詫びしなくちゃいけないですね。実は読んでないんで
すよ」

「あの頃は知名度の低い作家に手を出すほど、うちも余裕がなかっ
たんです。タイトルもパッとしないじゃないですか。緑の屋根の家
に住んでいる女の子の日常を描いたはなしなんでしょう」

 

 

 

☆☆_ ☆☆_

misato

 

花子たちのやり取りを外から聞いていた美里が突然、部屋に入って
来て「ひどすぎます!読みもせずに断っただなんて許せないわ!」
と怒鳴り込んできます。

 

美里

「母はこの原書、命がけで翻訳したんですよ。それなのに読んでな
い?本にも母にも失礼です!」

 

 

 

花子は商売の途中で美里が入って来てしまい、あたふたします。

 

美里の暴走は続き、『アン』の原稿を「こんな人たちには任せられ
ない」などと言いながら持ち去ろうとしますが、さすがに花子も
「いい加減になさい」と叱りつけ、それから花子は門倉と小泉に
「申し訳ありませんでした」と頭を下げます。

 

小泉

「いいえ。お嬢さんが怒るのも無理ないですよ。すいません」

 

小泉は逆に花子たちに謝り、「社長も何か言ってください!」とか
なり怒った表情で、ある意味、美里以上に分を弁えない発言をする
のでした。

 

しかし、門倉は「わかりました。読みます。これから読みますから」
と、なんだか社を代表するものとしてはかなり弱火な発言をするの
でした。

そして『アン』の原稿を花子から借りる門倉。

 

美里は「本当に読んでくださいね!」などと余計なことを言い、ま
た花子に叱られます。

 

門倉と小泉は『アン』の原稿を預かりさっさと退散します。

 

☆☆_ ☆☆_

momo

 

美里の暴挙をももが家の外からじっと見つめています。

 

小鳩書房の連中が帰った後、台所でしょんぼりしている美里にもも
が声をかけます。

 

 

美里は、反省した表情で「カーッとなると自制が聞かない」と、
ももにこぼすのでした。

 

もも

「お母様の大切なお客様だからちゃんと謝らなきゃね。」

 

美里

「でも、許せないことは許せないわ」

 

もも

「そういうとこ、お姉やんそっくりだね。」

 

美里

「え?」

 

もも

「お姉やんも、小さいころからカ~ッとなると自分を抑え
られなくなって、幼なじみの朝市さんにも“はなは怒ると
おっかねえ”と言われてたの。」

 

美里

「でも、私の本当のお母さまは、もも叔母様なんでしょ。」

 

もも

「…ええ。生みの親は私よ。でも、美里ちゃんもよくわかっ
てるでしょう。お姉やんは美里ちゃんを心から愛してる。
あんなにあなたのことを思ってる人は、世界中で二人だけ
よ。」

 

美里

「お母様とお父様?」

 

もも

「そう…。後でお母様にちゃんと謝らなきゃね。」

 

☆☆_ ☆☆_

 

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☆☆_ ☆☆_

misato1

 

その後、美里は花子の部屋に来て昼間の傍若無人な振る舞いを謝る
のでした。

 

 

美里

「お母様、さっきはごめんなさい。お母様のお客様にあんな失礼な
態度をとってしまって反省しています。」

 

花子

「そうね。いくら頭にきたからといって目上の人にああいう態度は
よくないわね。美里ももう大人なんだから弁えないと。」

 

美里

「本当にごめんなさい。」

 

花子

「…でも、正直言うと少しすっきりした。美里が怒ってくれなかっ
たらお母様が怒ってたかもしれない。読まずに原稿を突き返すなん
てひどいわよね。」

 

そうして花子は美里を許すのでした。

 

美里

「それからね。私、お母様の娘でよかったわ。自分でも困った性格
だと思うことはあるけど、私は自分のほか、誰にもなりたくないわ」

 

☆☆_ ☆☆_

toshokan

その晩遅く、その日は休館日の図書館で人の気配がすると英治は言
いだします。

 

恐る恐る英治たちは図書館に入り、「誰かいるんですか?」と声を
かけ電気をつけると、何とそこにいたのは小鳩書房の門倉社長と小
泉だったのでした。

 

彼らは『アン』の原稿を預かって、どういうわけかこっそり図書館
に忍び込んで原稿を読んでいたのでした。

 

小泉は「遅くまでお邪魔してすみません」とすかさず挨拶します。

 

(不法侵入と言われそうな状況で常識人ぽく振る舞う小泉は滑稽で
すね)

 

彼らは『アン』の原稿を預かって以来、ずっと図書館にいたようで
す。

 

美里は、こんな非常識の人たちであると目にしながらも、昼間の非
礼をわびるのでした。

 

すると、門倉社長は、いいじゃないですか!アン・シャーリーの
ようで!」
と口にするのでした。

 

門倉

「それより僕は今、自分に腹が立ってしょうがない。こんなに面白
い物語を何で僕は今まで出版しなかったんだ!

まず言葉が素晴らしい。ありふれた日常を輝きに帰る言葉がちりば
められています。

これは村岡先生のすぐれた表現力によるところが大きいでしょう。
そしてアンの夢見る力が素晴らしい。」

 

 

 

そう言うと、門倉は会社に戻って出版の準備に取りかかるという
のでした。

 

こうして、『アン』は出版されることになるのでした。

 

<次回へ続く>

 

【次回第155回のあらすじ】

連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』を読んだ門倉(茂木健一郎)は、これほど面白い話をなぜ今まで出版しなかったのかと言うなり、出版に取りかかるため小泉(白石隼也)と共に急いで帰ってゆく。英治(鈴木亮平)と美里(金井美樹)から祝福された花子(吉高由里子)は、出版に向けて推こうに取りかかり、残るは本の題名を決めるだけとなる。ある日、門倉と小泉と共に長時間話し合った結果、題名は『窓辺に倚る少女』に決まるが…

 

【感想】

出版社の方針はそれぞれであり、タイトルや著者の知名度などにつ
いてその時点での方針にそぐわないと感じられるものは内容を吟味
することもなく却下、というのはありえそうな 気がします。

(残念な場合もありますが。)

花子が『アン』を直接売り込みに行ったほかの出版社も、きっと
ろくに読みもせず出版をお断りしてきたのだと思います。

でも最終的にはこの社長によって『アン』は読まれることとなって
めでたく出版が決まるのでした。

(社長がああいう人で良かったというか…)

☆☆_ ☆☆_

小鳩書房の二人は原稿を預かってからずっと図書館にいたことにな
りますが、それがかなり非常識な行為とはあまり考えなかったよう
ですね。

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに!

 

【主なキャスト】

村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
村岡美里(三木理沙子):村岡家の養女
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本純平(大和田健介):宮本家長男
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
益田もも(土屋大鳳):花子の妹
益田旭(金井勇太):ももの旦那
益田直子(志村美空):ももの子供

醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友

小泉晴彦(白石隼也):小鳩書房の若き編集者

原案: 村岡恵理

脚本: 中園ミホ

ナレーション(美輪明宏)

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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