<花子とアン47 はな当選に蓮さまは? / 石炭王…字読めんし / もも「さみしいね」>
本日放送分の「花子とアン」第47話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(47話)のおさらい】
夏休みが近づいた7月のある夕方、はなが朝市と一緒に学校から帰
ってくると、はな宛の郵便物が届いています。
「なんだろう?」そう思ってはなが郵便物を開封すると、「児童の
友」という雑誌が入っていて、ページをめくると「児童の友賞」受
賞作品として「みみずの女王」が掲載されています。
つまり、はなが応募した童話「みみずの女王」がみごと懸賞に当選
したことを知らせる便りなのでした。
「てえっ!」と驚き、ほほをつねるはなでしたが夢ではありません。
しばらく後に、農作業から帰ってきた安東家の家族や朝市の母・
リンもはなの受賞に驚いていました。
さっそくみんなの前で「みみずの女王」のお話は披露されることに
なります。
しかし、みんなに読んで聞かせたのははなではなく、朝市でした。
「みみずの女王」という話は、ザックリ言えば、ふと子さんという
いばったミミズがお腹を空かせた小鳥に食べられてしまうという尾
話のようです。(ナレーションより)
周造は「へんてこな話だけんど面白えな!」などと感想を述べてい
ます。
しかし書いた本人のはなはなぜか不満顔でした。
「安東花子」の著者名が「安東はな」になっているのがどうしても
気にいらない様子のはなは、本の奥付に書いてある出版情報をチェ
ックします。
すると、「印刷所」が村岡印刷となっていました。
その瞬間、はなの脳裏には、名前が「花子」→「はな」になったの
は奴(村岡英治)のせいか!という思考が浮かぶのでした。
☆★_ ☆★_
地主の徳丸商店には借金を返済にくるふじの姿があります。
はなの教師としての給料は、安東家の借金の返済や家計を助けるた
めに使われているようでした。
実はふじに気がある徳丸は何気なくふじを気遣う言葉をかけるので
した。
ふじと徳丸の会話から、この日は吉太郎が徴兵検査を受けているこ
とが明らかになります。
吉太郎が検査を通過して「入営」したら安東家には男手が年老いた
周造以外いなくなるね、と心配する徳丸ですが、どちらかというと
ふじは息子の命を軍隊に預けるのが心配、といった表情を見せます。
☆★_ ☆★_
その日の夕方、ボウズ刈りになった吉太郎は喜び勇んで「甲種合格
になった」と帰ってきます。
その年の冬には入営予定という吉太郎の知らせに、ふじは素直には喜
べずとても悲しい表情を浮かべますが、それでも愛する息子の気持ち
を尊重しようと気丈に振る舞い、吉太郎に「よかったじゃん!」と祝
福の言葉をかけます。
傍で聞いている周造はやはり物悲しい表情を浮かべていました。
☆★_ ☆★_
夜、縁側に一人腰かける吉太郎は月明かりの下で、蓮子にもらった
「明星」を眺めています。
「君死にたもうことなかれ…」蓮子が言っていた与謝野晶子の歌の
フレーズが何度も何度も吉太郎の頭の中でリフレインするのでした。
やがてももがやって来て吉太郎の隣に座ります。
吉太郎は軍隊に入って給料で家族に少しでも楽をさせてやりたいと
語ります。
ももは吉太郎に「兄やん、好きな人はいねえのけ?」と聞きます。
「…いたけど、もう遠くへ行っちまった」と返す吉太郎。
「さみしいね」ともも。
「ぼこのくせに生意気なこというな」と吉太郎。
そんなすこし物悲しいような夜のひとときを兄妹は過ごすのでした。
☆★_ ☆★_
<福岡・嘉納邸>
居間で雑誌をむさぼるように読む蓮子は、はなの童謡「みみずの女
王」を発見し、夢中になって読むのでした。
物語に熱中するあまり、伝助が帰ってきてもしばらくは気が付かな
い蓮子。
伝助は、生き生きとした表情で本に夢中になっている蓮子の表情を
しばし眺めて言います。
伝助
「あんたは、本ば読んどる時が、一番ご機嫌がいいっちゃね。」
蓮子は心から嬉しそうな表情で女学校時代の友達のはなが賞をとっ
たことを伝助に話し、雑誌を伝助に見せるのでした。
伝助は数秒ページを眺めると「俺は本は好かん」と言って暗い表情
になり、蓮子に雑誌を返します。
実は伝助は本が好きでないというよりは、字が読めないという事実
があったのでした。
そしてそれは蓮子もすでに気が付いていたようです。
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☆★_ ☆★_
蓮子はなつかしさのあまり、はなへ手紙を書き始めます。
でも、書き進めるうちに筆は止まってしまいます。
はなと最後に別れた場面、即ち「腹心の友」と慕ってくれたはな
を、蓮子が冷たく突き放したシーンを思い出し「今更合わせる顔も
ない」と感じたからでした。
☆★_ ☆★_
はなは童話の授賞式と祝賀会のために東京へ来ていました。
会場ではなは村岡英治に再会します。
英治はとても素敵な笑顔で「安東はなさん、この度はおめでとうご
ざいます」と挨拶します。
しかし、はなは久しぶりに会った英治のこの挨拶で「花子」を「は
な」として発表した犯人は英治だと決めつけて怒り出すのでした。
はな
「“はな”じゃなくて“花子”。私は安東花子と書いて送ったんです。」
出版社が入稿した時には「花子」となっていたと言い、村岡は印刷
段階では「はな」となっていたと釈明します。
つまり英治は、自分が勝手に「花子」を「はな」としたのでは決し
てないと主張しますが、はなは全く聞く耳をもちません。
英治はとりあえず謝って、それからのはなの作品を絶賛しますが、
その言葉も、今のはなには「ミスのすり替え」や「言い訳」にしか
聞こえないようでした。
二人の議論は平行線をたどっているようでした。
議論の中で、英治が彼自身のことを名前ではなく「村岡印刷さん」
と呼ばれるのを好いていないことを知るや、お返しとばかりに「村
岡印刷さん」を連発しだすはな。
二人の口論に割って入ったのは梶原編集長でした。
梶原が英治とほとんど同じ言葉ではなの作品を絶賛すると、はなは
たいそう喜んで感激しています。
英治は「僕もそう言ったのに」と落ち込むのでした。
プイっと横を向くはなと英治。
<次回へ続く>
【次回第48回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
東京での受賞パーティーが始まった。はな(吉高由里子)は、同じく受賞した宇田川(山田真歩)の高圧的な態度や、周りの出席者の洗練された空気に押され、居場所がない。それを見た英治(鈴木亮平)は、名前の誤植の件でケンカし、仲直りをしようとブドウ酒で乾杯を持ちかけるが、ブドウ酒に苦い思いのあるはなは素直に受け取れない。そこへ醍醐(高梨臨)が現れ、はなと再会を喜び合う。やがて“誤植事件”は意外な展開を…
【感想】
はなが思いつきで投稿した「みみずの女王」は見事に懸賞に当選し
ます。(すごいね。)
しかも、東京で大々的に祝賀会が行われるほどの大きな懸賞だった
のですね。
でも、懸賞作品募集のページには応募作品の締め切りは毎月あると書
かれていたような気もしますね。
毎月大々的に祝賀会があるのでしょうか。
そして、昨日思いついたようなテーマを数時間で書き下ろした作品
での受賞はまさに圧巻の一言。
でも、童話は一人でさみしい思いをしている小山たえに贈るものだ
ったはずなので、はなの文学的な才能が大したものであることは絶
賛してあげたいところなのですが、その本来の目的が達成されるこ
とも期待したりします。
作品の著者名については、今回は「安東花子」として自筆して出版
社へ送っている以上、「はな」ではなく「花子」でないとおかしい
というはな主張は、筋が通っていて間違っていないようにも思いま
した。
(普段の生活ではどっちの名前でも本質は変わらないと個人的には
思いますが。)
☆★_ ☆★_
石炭王と蓮子は、今日は途中まですごくいい感じだったのに結局す
れ違いになってしまいましたね。
蓮子は嬉しそうに雑誌に載っていたはなの童話のことを伝助に話し、
「ほら見て」って雑誌を渡した場面…。
伝助の反応次第では、蓮子が心を開きそうにも思えたんですけどね。
しかし、その直後のナレーションでは、蓮子は、伝助が「字が読め
ないこと」をあらかじめ知っていたということでした。
“字が読めない”伝助にあえて雑誌を渡して「読んでみて」と蓮子
が言った形になると思いますが、蓮子はどのような心理状況でそう
したのかが気になるところではありますね。
でも、「友達が受賞して、嬉しさあまり思わず見せた」という
好意的な解釈が一番のような気もしますね。
☆★_ ☆★_
しかし見れば見るほど嘉納伝助は、本当に裸一貫で成功したという
「大人物」だったのだなぁ、と感心しきりでした。
(今の時代にはありえないような大物ですね。)
次回もお楽しみに。
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
安東吉太郎(賀来賢人): はなの兄
安東かよ(黒木華):はなの妹、ももの姉
安東もも(土屋太鳳):はな・かよの妹
木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):はなの祖父
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生
葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる
村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員
梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長
嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那
嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子
本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長
緑川幾三(相島一之):先輩の先生
小山たえ(伊藤真弓):はなの担任のクラスの生徒
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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