連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<花子とアン52 「男」を見せた吉太郎。「金」を見せた石炭王。
蓮さまは…!?

本日放送分の「花子とアン」第52話のおさらいを
していきたいと思います。

どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(52話)のおさらい】

4年ぶりに帰ってきた吉平のいる安東家の朝ごはん。

 

男どもの間にはピリピリと緊張したムードが感じられます。

 

黙って食を進める男たち。

 

見かねた女たちは天気の話題などを出して、その場の空気を和らげ
ようとしますが、空回りするばかりで上手くいきません。

 

はな吉太郎になんかしゃべれと言いますが、「ええ加減見合いの
返事しねえでいいだけ?」
と言われてしまい、ヤブヘビな結果とな
ってしまうのでした。

 

☆★_ ☆★_

<夏休みを前にした学校の終業式の日>

 

はなはクラスの皆に通知表を渡しています。

 

子どもたちの通知表の裏表紙には、子どもたち一人一人に対するはな
の評価やメッセージが朱書きされています。

 

はな

「勉強はちっとぐれえできんでも、それぞれいいところはいっぱい
あるだよ。そのいいところを伸ばしながら頑張っていきましょう。」

 

「それではみなさん、よい夏休みを」というはなに、子供たちは
「見合い」の件はどうなったと一斉に問いかけます。

 

子どもたちが騒いでいるところを見ると、はなの見合いの噂はすで
に村中に広まっているようでした。

 

先生が嫁に行ったら学校やめるのか?と心配になった生徒たちは
「やめないで」「アイ・ラブ・ユー」の大合唱をし始めるのでした。

 

☆★_ ☆★_

生徒たちの熱烈なアイ・ラブ・ユーの大合唱にすっかり上機嫌にな
ったはな「あんなに慕ってくれる生徒がいるなら縁談をことわろ
うかな?」
なとど教務室で口にすると、横に座っている朝市は嬉し
そうな顔をします。

 

そんな展開の後、はなは、本多校長が評価した彼女自身の先生とし
ての通信簿を渡されます。

 

  • 指導力「丙」
  • 勤務態度「丙」
  • 協調性「丙」
  • 裁縫「丙」・・・

 

校長先生によるはなの通信簿はすべて「丙」でした。

(※「丙」は「甲乙丙丁」の四段階評価では最下位です。)

 

「こぴっと反省して立派な教師になれし」と校長に言われしまい、
はなは一転、がっくりするのでした。

 

☆★_ ☆★_

<福岡・嘉納邸>

 

蓮子は蓄音機にLPレコードを乗せると「ツィゴイネルワイゼン」
のドラマチックなオープニングが始まります。

 

そこへ女中がやって来て蓮子の兄・晶貴が福岡まで訪ねてきたこと
を知らせます。

 

白いスーツ姿の晶貴を見た蓮子は皮肉たっぷりに晶貴を出迎えるの
でした。

 

蓮子

「お兄様がまだ私のことを覚えてくださっていたなんて、感激して
涙が出そうですわ。」

 

晶貴は、金のために無理やり蓮子を嫁がせたのを棚に上げ、「今度
また離縁されて戻ってきても二度と葉山家の敷居は跨がせない」

どとかなり辛辣な言葉を蓮子に浴びせるのでした。

 

しかし晶貴が嘉納邸に訪れたのは蓮子に嫌味を言うためではなかっ
たのでした。

 

やがて伝助が帰ってくると、伝助は「約束のもの」と称して晶貴に
封筒を渡すのでした。

 

蓮子がその封筒を奪い取って中身を確かめると…。

 

中身は札束、しかも大金です。

 

蓮子

「…このお金、一体どういうことです?」

 

伝助

「お中元たい」

 

晶貴は封筒を受け取るとさっさと帰ってしまうのでした。

 

晶貴が帰った後、蓮子はなぜ金を晶貴に渡すのか伝助を詰問し、
「今後も晶貴に金をたかられる」危惧を伝助に伝えるのでした。

 

しかし伝助はそれもすでに承知しているようでした。

 

伝助

「金がかかるち言うことは前からわかっちょった。」

 

嘉納家からの結納金で貴族院議員になったという晶貴は、性懲りも
なく様々な事業にも手を出しているのですが、どれも上手くは言っ
ていないようです。

どうして晶貴の失態を伝助が尻拭いしなければならないのか?

 

と、聞く蓮子でしたが、伝助は、

 

「お前のために払う金と思うたら惜しいこたない」と返します。

 

蓮子は、何でも「金」を払えば済むと思っているような伝助に「私
は(金で買えるような)芸者ではありません!」
と怒りをぶつける
のでした。

 

すると伝助は

 

「んっふっふっふっふ。何を言いよるとか。」

「こげな高い芸者がおるか!!!!」

 

と蓮子を指さして一喝するのでした。

 

伝助は、愕然とする蓮子の表情を見て勝ち誇ったように笑います。

 

「うはっはっはっはっはっは!!」

 

それから、

 

「うし!」と席を立つと部屋を出ていきます。

 

一人残された蓮子は愛のかけらもない伝助との結婚を深く悲しみ、
それでも一生懸命上手くやろうとしてきた自分が、どこか滑稽で馬
鹿らしく感じたのか、泣きながら哀しすぎる笑い声をあげることし
かできませんでした。

 

☆★_ ☆★_

 

 

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☆★_ ☆★_

蓮子は、愛のある結婚生活への諦めの気持ちと、やるせなさを紛ら
わすかのように、そして蓮子の気持ちを全く理解しようとしない伝
助へのあてつけとして、御屋敷でサロンを催すようになるのでした。

 

サロンでは有閑なお金持ちたちが社交の場を楽しんでいます。

 

この日、サロンに来ていた新聞記者の黒沢一史という男は、蓮子に
竹久夢二の本をプレゼントして、蓮子に気を引いています。

 

黒沢が蓮子に近づいてきた本当の狙いは伝助への取材の用でした。

 

(なかなか伝助が取材に応じない、とこぼしている。)

 

蓮子は黒沢が気に入ったらしく、半ば強引にワインを注ぎ乾杯をす
るのでした。

 

黒沢は「ちょっと困ったなぁ~」と言う顔をしています。

 

☆★_ ☆★_

その頃、甲府では吉太郎の入営祝いが行われています。

 

地主の徳丸が宴席を設けてのもので、20人程度の人たちが集まり、
なかなかの賑わいを見せています。

 

凛凛しく見える吉太郎に周造やふじも喜んでいるようでした。

 

吉平も同席していますがうつむいています。

 

兵役は2年で明けるのが普通のようでしたが、吉太郎は2年以降も
軍隊に残り、「職業軍人」を目指すと宣言します。

 

2年で帰って来るものと思っていたふじや周造は驚いていたようで
したが、宴席に来ていた客人は勇ましい発言をし、”男を見せた
吉太郎を囃し立てます。

 

「俺はほんなの聞いてねえぞ」と吉平は立ち上がって突然大声を出
します。

 

「家にずっといなかった人間にどうやって相談ができるのか」、さら
に、「軍人になるという自身の決断に、吉平の許可は不要だ」と吉太
郎はキッパリ言うのでした。

 

軍人になって稼いだ金で家族に楽をさせるという吉太郎に、吉平は
「絶対に許さないぞ!」と言い残してその場を去ろうとします。

 

「また逃げるだけ?お父はいっつも、ほうやってオラたちからにげ
るじゃんけ」
と吉太郎の言葉は吉平を追撃します。

 

父親の吉平みたいにはフラフラ生きることは絶対にしない!!

 

と力強く宣言する吉太郎。

 

吉平は返す言葉も見つからずにその場を去るのでした。

 

宴席はこのやり取りで白けたムードになってしまいますが、やがて
仕切り直され再び盛り上がり始めます。

 

せっかくの吉太郎の祝いの席なので、「ワシらだけでも祝ってやろ
う」
という周造。

 

はなふじももは決裂した父子のことが心配でたまらない表情を
しています。

 

<次回へ続く>

 

【次回第53回のあらすじ】

 

NHK連続テレビ小説 花子とアン オリジナル手ぬぐい さくら柄

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

はな(吉高由里子)はもも(土屋太鳳)から、望月(川岡大次郎)が見合いの返事を首を長くして待っているということを聞き、ますます迷ってしまう。そんなある夜、ふじ(室井滋)は吉平(伊原剛志)に、吉太郎(賀来賢人)が職業軍人になるのに反対しているのは、父親としてさみしいからではないのかと問う。吉平はそれに答えず、ふじにくしの土産を差し出すが、ふじはそれを断る。その理由を知ったはなは、ふじにあることを聞く…

 

 

【感想】

吉平と吉太郎の溝はますます深まるばかり。

 

しかし、それは吉太郎が立派に成長していることの証しともなって
いるようですね。

 

吉太郎をまだまだ認めたくない父親の吉平でしたが、たくましく成
長した吉太郎をみて内心喜んでいる部分もあるのかもしれません。

 

「行くなら俺を倒して行け!」みたいな感じ。

 

しかし、ああなっちゃうとなかなか打ち解けられない「男たち」
て、いつの時代も不器用なんですよね。

 

☆★_ ☆★_

伝助にたかりに来た晶貴でしたが、伝助はすでにそれを見越して余
裕のポーズでしたね。

 

さすが大物は違うという気もしました。

 

しかしながら晶貴の“なにもそこまで”と言うくらいの蓮子への仕
打ちは未だに変わらないところがちょっとオモシロかったですね。

 

蓮子は金のために結婚したという図式を、たとえ事後的にでもつく
り変えようと一生懸命になっていたのに、「やっぱり金なのね」とい
うちょっとかわいそうな展開に…。

 

☆★_ ☆★_

でも伝助は妾腹の子どもでもかわいがって育てていますし、その辺
はえらいと思います。

 

そんなにお金があるなら先妻に先立たれたときに、冬子のお母さん
の芸者を見受けすればよかったのに、なんて思ったりもしました。

 

(伝助は家柄を特に気にしているようにも思えませんし。)

 

もしかして、山元タミが冬子のお母さんだったりして…。
(そんなわけないか。)

 

☆★_ ☆★_

そう言えばはなの見合いの話は止まっていますね。

 

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに。

 

【主なキャスト】

安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子

安東吉平(伊原剛志): はなのお父

安東ふじ(室井滋): はなのお母

安東吉太郎(賀来賢人): はなの兄

安東かよ(黒木華):はなの妹、ももの姉

安東もも(土屋太鳳):はな・かよの妹

木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染

木場リン(松本明子):朝市の母親

安東周造(石橋蓮司):はなの祖父

醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生

葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる

村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員

梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長

嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那

嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子

本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長

緑川幾三(相島一之):先輩の先生

小山たえ(伊藤真弓):はなの担任のクラスの生徒

ナレーション(美輪明宏)

原案: 村岡恵理

脚本: 中園ミホ

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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