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花子とアン113 青凛社設立と単行本完成 / 富山先生再び / かよ立ち直る

連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<花子とアン113 青凛社設立と単行本完成 / 富山先生再び / かよ立ち直る>

本日放送分の「花子とアン」第113話のおさらいを
していきたいと思います。

【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。

それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(113話)のおさらい】

 

銀行の融資が決まってからというもの印刷会社はあっという間に出
来てしまうのでした。

 

社屋所在地は村岡家、社名は「青凛社」となります。

 

早速、花子と英治は看板を取り付けています。

 

平祐はこの頃には往年の元気を取り戻していて声にも張りが感じら
れます。(彼は相談役として会社運営には参加)

 

 

☆★_ ☆★_

 

会社の看板を掲げたその日に、早くも予約の電話が鳴るのでした。

 

予約者第1号は朝市でした。

 

朝市は会社復活をとても喜んでくれているようでした。

 

☆★_ ☆★_

村岡家では庭に印刷工房を造って、その中で印刷と出版の作業を進
めることにしたようです。

 

印刷機を前にすると、平祐はさすがにその道のベテランらしく滑ら
かで無駄のない動きを見せています。(昔取った杵柄か?)

 

 

会社の印刷および出版の第一号はもちろん『王子と乞食』の単行本
でした。

 

☆★_ ☆★_

それから単行本はテレビで言うところのわずか数十秒で完成品とし
て仕上がります。

 

 

装丁も上々の仕上がりでとても満足げな表情を見せる花子と英治。

 

本の奥付には訳者として花子の名前が、発行者として英治の名前が
並んでいます。(定価は1円50銭でした。)

 

この本には原作者の名前のクレジットが表紙や奥付のどこにもない
(意図的にそうしたのか、はたまた、意図的にそうできるのか?)、
というのが不思議と言えば不思議です。

 

英治は完成した本を郁弥の遺影の横に供え、「これからも美しい本
をたくさん作るからな」と優しく話しかけます。

 

郁弥の夢というのはいささかオーバーな気がしますが、やり残した
単行本の仕事を、残された家族の力で完成させることができ平祐も
満足しているようでした。

 

☆★_ ☆★_

かよは相変わらず家では心を閉ざしているような感じで、花子たち
と一緒に本の完成を祝うという感じでもないようでしたが、とりあ
えず完成した本を一人静かに眺めるのでした。

 

☆★_ ☆★_

 

花子は自分たちの会社の他に、梶原から依頼された翻訳の仕事も抱
えていて、それなりに忙しいようでした。

 

この日も締切に間に合わせようとせっせと作業を進める花子でした
が、珍しい客人たちが花子を訪ねてきます。

 

お客さんは、修和女学校の富山先生とブラックバーン校長でした。

 

 

富山先生と花子が会うのは女学校の卒業式以来のことでした。

 

先の震災で、女学校でも犠牲者が出てしまい、富山先生はたいそう
落ち込んだのですが、花子の『王子と乞食』の単行本を読んで元気
づけられたようでした。

 

富山

「…この本のおかげで生徒も私もずいぶん心が明るくなりました。
震災後の唯一の明るい出来事でした。…今のは褒めました。」

 

 

ブラックバーン校長は「人生は進歩です。最上のものは過去にでは
なく将来にあるのです…」
と花子の女学校卒業の時のスピーチを繰
り返すのでした。

 

 

花子は校長の言葉をずっと覚えていることを伝え、「私は生涯あな
たの生徒です」
と校長を喜ばせるのでした。

☆★_ ☆★_

 

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☆★_ ☆★_

 

ここで梶原が原稿を受け取りに村岡家にやって来ます。

 

富山先生と校長は、花子の仕事の邪魔にならないように、この日は
早々と退散することにするのでした。

 

かつては恋人であり、いまも秘かに思いを寄せる富山先生を見るや
梶原の表情は一変し、村岡家を後にする彼女を追いかけて呼び止め
るのでした。

 

 

雑誌『にじいろ』や聡文堂の話などを少しした後で、富山先生は
こう切り出します。

 

富山

「実は震災の時、なぜか一番最初に浮かんだのは、どういうわけか、
梶原さんのお顔でした。ご無事でよろしゅうございました」

 

 

富山先生は眼に涙を浮かべています。

 

梶原

「タキさん。実は僕もまっ先にあなたのことを考えました。あなた
もご無事でよかった」

 

梶原は改めて「また、会っていただけますか?」と富山先生に聞く
と、富山先生はにっこりとして頷きます。

 

 

富山先生は「仕事一筋で生きる!恋人は不要!」と、梶原の求婚を
強気に断っている経緯がありますが、今回はまたそれとは一味違う
感情を抱いているようでした。

 

☆★_ ☆★_

 

<雨降る午後>

 

郁弥の遺影を見つめながら相変わらずかよは何かを思いつめている
ようでした。

 

やがて雨が上がり、かよは庭へ出て忘れな草をボーっと眺めていま
す。

 

 

かよの姿を見て花子も庭に出てきます。

 

いつの間にか庭に忘れな草が沢山咲いていることに驚く花子。

 

実は忘れな草のタネを庭にまいたのは平祐だったのでした。

 

平祐は、郁弥の好きだった忘れな草を思い出し庭に種をまいたの
です。

 

かよ

「…時間は止まっちゃいんだね」

 

郁弥といっしょにいた場面を一つ一つ思い出しかよ「郁弥さん
ありがとう」
と言うのでした。

 

花子は花を一輪摘んでかよの髪にさしてあげます。

 

 

かよ

「お姉やん。ありがとう」

 

 

かよはようやく自分の気持ちに整理をつけることができたようで
す。

 

こうして、かよ「止まっていた時間は」動きだすのでした。

 

悲しさを乗り越えて前を向いて歩きだそうという気持ちが、
かよの顔にすっきりとした笑顔を取り戻させるのでした。

 

<次回へ続く>

 

【次回第114回のあらすじ】

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

2年が経った大正15年。必死で働いたかよ(黒木華)は、小さいながらも自分の店を持った。その開店祝いに、花子(吉高由里子)や蓮子(仲間由紀恵)たちがやってくる。花子の息子・歩(横山歩)はもうすぐ5歳で、花子はそのやんちゃぶりに手を焼いていた。蓮子と龍一(中島歩)の間には二人目の子ども・富士子が生まれ、幸せいっぱいの村岡家と宮本家。にぎやかな祝いの席で、醍醐(高梨臨)からとあることが発表され…

 

【感想】

富山先生が久々に出てきたと思ったら、梶原さんと恋愛復活か?と
いう展開に!

どこもかしこも恋愛ばかりが溢れている世界というのもなんだか不
思議な感じがしたりします。

☆★_ ☆★_

『王子と乞食』単行本は今日見たところでは大人気のようですね。

青凛社はあれ一つだけで大儲けできそうな感じです。

そんなにすごい本だったとは、と今更ながらに驚きました。

花子はそんなに面白い翻訳を書いていたのに、聡文堂にいた頃は、
全く認められる気配もなかったというのが不思議。

☆★_ ☆★_

かよのあまりの塞ぎ込みようはちょっと理解できない部分もありま
したが、ようやく前向きになったようで安心しました。

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに!

 

【主なキャスト】

村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
安東かよ(黒木華):はなの妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友、宮本の妻
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本浪子(角替和枝):龍一の母
村岡平祐(中原丈雄):英治の実父

原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ

ナレーション(美輪明宏)

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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