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花子とアン117 歩は薄れる意識で「お母ちゃま」と連呼し… / 花子号泣!

連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<花子とアン117 歩は薄れる意識で「お母ちゃま」と連呼し… / 花子号泣!>

本日放送分の「花子とアン」第117話のおさらいを
していきたいと思います。

【注: 今さらですが…】

この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。

それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(117話)のおさらい】

 

「ボク、お熱があるかも知れないよ」と言った後、花子にもたれか
かるように倒れこんだ歩。

 

大人たち慌てて歩を布団に寝かせて、医者を呼ぶのでした。

 

英治は氷をザクザクと削り、頭を冷やすための氷嚢を作っています。

 

平祐は歩の汗を拭いています。

 

 

みんなの心配をよそに、歩の熱は一向に下がる気配がありません。

 

「お母ちゃま。また、お注射する?お注射やだなぁ」と不安そうに
する歩を心配するあまり、花子は「じゃあ、お母ちゃまが代わりに
してもらうわ」などと、トンチンカンな発言を真顔で言ったりして
います。

 

「…それじゃ、僕の病気治らないよ」

 

 

それから花子は気を取り直して、「お医者様の言うこと聞いて、い
い子にしていればすぐよくなりますからね。元気になったら今度こ
そ海行こうね」
と歩を励ますのでした。

 

☆☆_ ☆☆_

 

往診に来た医師は歩の状態を診て「残念ながら疫痢の可能性が高
い」と診断します。

 

 

「疫痢」は特に幼児を襲う伝染病の一つで、当時はこの病気で命を
失う確率は相当高かったそうです。

 

医師の口から「疫痢」という病名を聞き、愕然とした大人たちは、
藁にもすがる思いで医師に「歩を助けてください。お願いします!」
を繰り返すほかありません。

 

医師の懸命な手当てや、家族の悲痛な祈りも虚しく歩の状態はどん
どん悪化しているようでした。

 

☆☆_ ☆☆_

 

ある時点で、歩は眼を開き空間の一点を見つめます。

 

 

花子たちは歩の目を見開く仕草を見て、それが病状が奇跡的に回復
に向っている兆候だと信じたい気持ちでいっぱいのようでした。

 

花子

「…やっと気持ちよくなったのね。歩のお目目のなんて綺麗なこと。
こんなに高い熱が出たのにちっとも目が曇らないのね。」

 

花子は水を含ませた脱脂綿(?)で歩に水を飲ませようとしますが、
歩は水を飲もうとはせず、再び目を閉じてしまうのでした。

 

花子は歩の意識を呼び戻すかのように何度も何度も「歩ちゃん!」
と声をかけますが、歩は反応しません。

 

医師は「もうお時間がないので抱いてあげてください」と、幼い歩
に残された時間が尽きようとしていることを両親に告げるのでした。

 

声を詰まらせてむせび泣く両親。
(平祐爺は横で涙をぐっとこらえています。)

☆★_ ☆★_

 

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☆★_ ☆★_

花子は愛しい我が子を抱き感触を確かめるように顔を触ります。

 

 

歩はかすかに残っていた意識の中で母親に抱いてもらっていること
を感じたのか、「お母ちゃま」と呼びかけます。

 

花子

「なあに、歩ちゃん…」

 

「ボクが“おかあちゃま”と言ったら“はい”とお返事する
んだよ」

 

歩の呼びかけに「はい」と答える花子。

 

歩は再び薄れていく意識の中で何度も何度も「お母ちゃま…お母
ゃま」
と力なく母親を連呼するのでしたが、どんどんその言葉は
弱くなっていき、とうとう呼び声は聞こえなくなってしまいます。

 

花子

「歩ちゃん。お母ちゃまもお父ちゃまもお爺ちゃまも、みん
なあな
たの傍にいるのよ。歩ちゃん、なあに、何?お願い。
何か言ってお
願い。歩ちゃん!」

 

 

もう意識の戻らない歩を花子はぎゅっと抱きしめています。

 

その日の明け方、歩は息を引き取るのでした。

 

…明け方の空は晴れていて虹は出ていませんでした。

 

☆☆_ ☆☆_

 

歩のことを知らせる電報が早速、宮本家に届きます。

 

知らせを聞いた蓮子はあまりのことに愕然と立ち尽くしてしまいま
すが、姑の浪子に「何をぐずぐずしているの!」と尻を叩かれる格
好で、急いで村岡家に向かうのでした。

 

 

☆☆_ ☆☆_

 

蓮子が村岡家に着くと、花子は布団で冷たくなった歩をがっくりと
うなだれながら眺めています。

 

花子は蓮子の顔を見るや、号泣するのでした。

 

 

☆☆_ ☆☆_

翻訳の原稿を引き取りに来た梶原も歩のことを聞き、翻訳原稿の事
は諦め、花子と英治を気遣うのでした。

 

梶原

「…僕でできることがあったら何でも言ってくれ」

 

☆☆_ ☆☆_

夜になり花子は冷たくなった歩の横で添い寝をしながら、歩の元気
だったころを思い出しています。

 

 

そのまま寝入ってしまった花子に、優しく羽織をかける蓮子。

 

ここで「あすよりの淋しき胸を思ひやる心に悲し夜の雨の音」とい
う蓮子の歌が字幕で流れるのでした。

 

<次回へ続く>

 

【次回第118回のあらすじ】

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

悲しみに暮れる花子(吉高由里子)と英治(鈴木亮平)。そんな花子の姿を、甲府からかけつけた吉平(伊原剛志)やふじ(室井滋)、朝市(窪田正孝)は痛ましげに見つめ、後ろ髪を引かれながら東京をあとにする。吉太郎(賀来賢人)は思い出の鉱石ラジオを手に人知れず涙し、それを見た醍醐(高梨臨)は優しく言葉をかけるのだった。家に戻った蓮子(仲間由紀恵)は、花子を励まそうと考えたあげく、筆をとる…

 

【感想】

我が子を失うというのは、いつの時代もとても辛いことですね。

結局、翻訳も間に合わなかったし、こんなことなら「海行っときゃ
よかった」
と後で悔やんでみたところで時間は戻せません。

最後は虹が出るのかと思いましが、それはありませんでした。

歩君の子役さん(横山歩クン)は1週間くらいの出番でしたが、今
にして思えば結構熱演でしたね。

花子や英治がどのようにこの悲しみを乗り越えていくのかが今後の
ドラマの焦点の一つとなるでしょうね。

しかし、村岡家にかかわる人間はなかなか長生きできませんね。

☆★_ ☆★_

「名前を呼ばれたら”ハイ”と返事!」というのはどちらかという
と親が子供を教育するときによく使われるような言葉なので、そ
れを歩が母親の花子に言って母親の花子が「はいっ」と返事をす
るのがちょっと不思議な感じもしました。

☆★_ ☆★_

あの状況で電報をすぐさま送ることができるというのはスゴイこと
だなぁ、と感心しました。

状況から考えれば、送ったのは英治か平祐でしょうか?

…電報は関係各位に一斉に送ったけど、蓮子が一番先に到着したと
考えることにしたいと思います。

☆★_ ☆★_

蓮子の歌は「雨の音」で終わりますが、ナレーションは「アメノオ
ト」と言っており、最初は「アメノネ」の間違いかと思ったのです
が、次の回(118回)には蓮子自身が「アメノオト」と詠んでいま
した。

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに!

 

【主なキャスト】

村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
安東かよ(黒木華):はなの妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本浪子(角替和枝):龍一の母
村岡平祐(中原丈雄):英治の実父
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友
村岡歩(横山歩):村岡家長男
宮本純平(岡田佳大):宮本家長男
安東吉平(伊原剛志):花子の父
安東ふじ(室井滋):花子の母

原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ

ナレーション(美輪明宏)

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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