<花子とアン120 亜矢子vs.吉太郎のプロポーズ合戦 / ヘタな芝居 / 哀れ武>
本日放送分の「花子とアン」第120話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(120話)のおさらい】
大正15年(1926年)12月、花子が翻訳した『王子と乞食』はとあ
る出版社の『家庭文学全集』に取り上げられることとなりました。
花子は最愛の息子の不幸を乗り越えて新たなる目標に向けて前進す
るのでした。
花子(の心の声)
「…歩はもういないけれど、私の心の灯は消えません。日本中の子
どもたちにその光を届けていくことが私の願いです」
☆☆_ ☆☆_
<カフェー・タイム>
かよの店では亜矢子が何やらそわそわとしています。
この日は吉太郎から食事に誘われたという亜矢子は、殿方と二人で
食事をするのが初めてのようでした。
カフェー・タイム(かよの店)はいつ来ても、ほかのお客がいる気
配はありませんでしたが、この日は二人のために「本日貸切」とい
う貼り紙がしてあります。
やがて吉太郎が登場しますが、吉太郎も緊張して動作がガチガチに
なっているようでした。
それでも、吉太郎は亜矢子に借りていたハンカチを返し、先日亜矢
子が村岡家にもってきたお弁当を褒めたりして、徐々に二人の間は
縮まってきてはいるようでした。
かよは二人の様子をほほえましく見ています。
☆☆_ ☆☆_
<宮本家>
純平と縁側に座る蓮子は、先日は説明できなかった純平が生まれた
時のことを優しく教えています。
すると、姑の浪子が血相を変えて蓮子のところにやって来ます。
浪子
「弁護士の仕事を放りだしてまた演劇に熱をあげているみたいな
の」
浪子は蓮子に脚本らしきものも見せます。
☆☆_ ☆☆_
宮本が書いていた脚本のタイトルは「愛の革命」といい、実は吉太
郎と亜矢子をくっつけるための急ごしらえのお芝居の脚本だったの
でした。
吉太郎と亜矢子との間がなかなか進展しないので芝居でもブってく
っつけてしまおうという魂胆のようでした。
(後で、宮本に脚本をお願いしたのは亜矢子自身であることが判明。)
キャストは英治・花子夫妻、蓮子・宮本夫妻、かよ、亜矢子、そし
てなぜか武でした。
(平祐爺はこのお芝居については何も聞かされていません。)
場所は村岡家。
芝居の設定は、一同の立会いのもと、甲府から出てきた武が亜矢子
に求婚をするというもので、内容はもちろん吉太郎には知らされて
いません。
武がどうしてここにいるのかは不明ですが、何度も読み返したとい
うボロボロになった脚本を見せて自信たっぷりのようでした。
☆☆_ ☆☆_
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☆☆_ ☆☆_
果たして、吉太郎が村岡家を訪ねてきます。
皆が揃ったところで「重大な発表がある」と切り出した武は、
早速、亜矢子に「オラの嫁になってくりょう」とプロポーズ。
亜矢子はバレバレのへたくそな演技でOKするのでした。
脚本では、その場にいる一同がそれぞれに武と亜矢子の結婚に異議
をとなえ吉太郎のプロポーズにつなげるという寸法です。
一同は、それぞれさっき覚えたようなセリフを、わざわざ意識的に
やっているのかと思うくらい、へたくそにしゃべるのですが、吉太
郎は真顔でショックを受けたような顔をしてうつむいています。
吉太郎は、亜矢子が武と結婚したい意志があるのなら別に止めない、
と言いだすのでした。(亜矢子、あせる。)
次に蓮子が吉太郎に「略奪婚」を勧めると、何も知らずに聞き耳を
立てていた平祐爺がでてきて「軍人が脱走するというのはまずいだ
ろう!」と口をはさみ、一同は大混乱に。
吉太郎
「自分は脱走などできません。醍醐さんが武と結婚して幸せになる
ならよろしいのであります。」
亜矢子は芝居がうまく機能しなくなったことを悟り、ここでネタば
らしをするのでした。
亜矢子
「違うんです。今のは全部お芝居で、吉太郎さんがなかなか思いを
告げて下さらないから私焦ってしまって…。私が好きなのは、吉太
郎さんなんです。吉太郎さん、私と結婚してくださいませんか」
ところが、吉太郎の返事は…。
吉太郎
「…いや。ダメです。」
亜矢子(ショックを受けた様子ですが笑ってごまかしながら)
「…そうですよね。ごめんなさい、こんなこと言ってしまって。
それじゃみなさん、ごきげんよう。」
そう言うと亜矢子は席を立ちさっさと出て行ってしまいます。
吉太郎は亜矢子を追いかけ、家の前の路地で彼女を呼び止めます。
花子も一緒になって出てきそうになりますが、慌てて引っ込みます。
「話しは最後まで聞いてください」と吉太郎は言い、プロポーズの
ような大事なことは女性の口から言わせるわけにはいかないと付け
加えるのでした。
吉太郎
「自分の口から言わせてください。自分もあなたのことが好きであ
ります。…いえ、本当に結婚してほしいと思っておるのでありま
す。」
ただし憲兵という立場上、独断で結婚を決めるわけにはいかず少し
時間をくれ、という吉太郎。
亜矢子は「いくらでも待ちます」と言い、二人の結婚話はめでたく
まとまるのでした。
傍で二人のやり取りを聞いていた花子はみんなに二人の結婚のこと
を知らせ、武を除いて一同は歓声を上げるのでした。
武はといえば実は亜矢子のことが好きだったようで、悔しがること
しきりでした。
<次回へ続く>
【次回第121回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
花子(吉高由里子)は日本中の子どもたちに楽しい物語を届けたい一心で、児童文学の翻訳にまい進し、英治(鈴木亮平)とともに老若男女が楽しめる雑誌『家庭』を完成させる。『家庭』の創刊を祝して、かよ(黒木華)の店に女流大物作家の長谷部汀(藤真利子)や宇田川(山田真歩)、醍醐(高梨臨)や蓮子(仲間由紀恵)が集う。それぞれ活躍をしている女性陣に、英治や梶原(藤本隆宏)は押され気味でたじたじとなる…
【感想】
ドラマは昨日までの空気と一変して、今日はコントのような内容で
したね。
これまで、容疑者とされる民間人(当時は宮本)の身辺調査・尾行
に血道をあげてきたような吉太郎があんなバレバレの芝居に気づか
ないわけがないような気もしましたが、まあコントとかホーム・コ
メディとして見れば、ああいう展開も「あり」なのかもしれません。
もしかして吉太郎はみんなに気を遣って気づかないふりをしていた
のでしょうか。
…ちゃぶ台(というか机)をひっくり返すような勢いで吉太郎が突
然怒りだしたらもっと別の展開になっていたかもしれません。(妄想)
しかし最後には亜矢子にプロポーズを成功させるのでした。
(怒らなくてよかったね。)
それにしても、武という存在は、甲府の「なんとか合コン」の時に
もダシに使われてひどい目に遭っていましたが、今回もダシに使わ
れるために甲府から出てきたようでした。
(たまたま東京にいたのでしょうか。哀れな武)
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本浪子(角替和枝):龍一の母
村岡平祐(中原丈雄):英治の実父
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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