<花子とアン150 亜矢子は押しかけ女房 / ごきげんようおばさん再び / 吉平は静かに…>
本日放送分の「花子とアン」第150話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じていただくことをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(150話)のおさらい】
甲府から帰った花子は早速、ラジオ局の黒沢に連絡して出演の話を
OKします。
英治は電話を横で聞いてほっとしたようににやりとします。
☆★_ ☆★_
<甲府>
吉太郎と吉平が畑仕事から帰ると、吉太郎に会いに来た客人がずっ
と待っているようでした。
「誰だ?」と思いながら吉太郎が小屋の中に入ると、それは醍醐亜
矢子だったのでした。
吉太郎は何をしに甲府までやって来たのか聞くと、亜矢子の答えは
こうでした。
亜矢子
「直接、吉太郎さんにお伝えしに来たんです。私がどれほど
怒っているか…。」
吉太郎
「え!?」
行方知れずの吉太郎を心配してあちこちを探し回り夜も眠れなか
ったことを亜矢子は訴えるのでした。
吉太郎
「…そんなに心配かけていたとは。申し訳ありませんで
した。」
亜矢子
「もうこれ以上、吉太郎を待っていられません。これ以上
待っていたら、よぼよぼのお婆ちゃんになってしまいます」
「私も吉太郎といっしょに葡萄酒を作ります。お父様、
お母様。私、お料理もお掃除もちっとも得意ではありませ
んが、これから必死に努力いたします。ですから私をここ
に置いてください!」
吉太郎
「…あの、醍醐さん」
亜矢子
「私、帰れと言われても帰りませんから!」
吉太郎(怒る)
「あなたは、いつも肝心なことを自分からどんどん先に
言ってしまう!」
亜矢子(しゅんとする)
「ごめんなさい。私…」
吉太郎
「お父、お母、オラ、この人と一緒になりてえ。」
亜矢子は驚きの表情をします。
吉太郎
「こんなボロ屋に本当に来てくれるんですか?」
亜矢子
「はい。…はい!」
偶然この場面を目撃してしまった隣のリンは、驚いた表情で村中に
噂を流しに飛んでいくのでした。
吉平もふじも嬉しそうでした。
☆★_ ☆★_
1946年1月、花子はラジオ局に来ています。
ラジオ局では黒沢は残っていましたが、漆原部長や有馬の姿はあり
ません。
そして局はGHQの統制下に置かれていていると、黒沢が説明したと
ころでガムをくちゃくちゃ噛んだ米兵が原稿を持ってやって来ます。
米兵は、花子のことを「ママさん」と呼び、彼女の過去の放送のこ
とを知っているのか「検閲した原稿は絶対に変えるなよ」と高圧的
な態度でプレッシャーをかけてきます。
「承知しています」と花子が英語で応答すると「ちびでも英語はし
ゃべれんのか」などと皮肉っぽく言うのでした。
この米兵は黒沢と一緒にいた局員の万年筆を強奪しようとします。
万年筆は局員の親の肩身のようでしたが、米兵は「戦争に勝ったの
は誰だ?」と脅しをかけます。
花子は米兵に「戦勝国だからって傍若無人な振る舞いは許せない。
それに初対面の女性に“ママさん”とは失礼極まる。進駐軍として
品位ある行動をしろ」などと英語で捲し立てるのでした。
米兵は予想外の花子の反撃にタジタジしています。
途中から騒ぎを聞いていた上官が部屋に入って来て、部下の非を認
め、直ちに米兵にガムを捨て、万年筆を返し、花子に謝罪させるの
でした。
米兵が去った後、改めて上官は花子に詫びを入れ「あなたはポーシ
ャ(ヴェニスの商人の登場人物)みたいだ」などと彼女を褒めるの
でした。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
花子の放送があるこの日は雪が降っています。
安東家では時間に合わせて吉平が床から起き上がりラジオの前に座
ります。
花子が久しぶりに出演する番組は、花子自身の特集でした。
英語の事、翻訳の事、修和女学校での事、腹心の友のことなどが花
子自身の口から語られています。
かよの闇市の屋台では学生たちが取ってつけたように花子のラジオ
を毎日聞いていたよ!などと言っています。
学生たちの隣では宇田川が酒を煽っているようでした。
宇田川
「またラジオに出るなんてミミズの女王も懲りないわね。」
☆★_ ☆★_
<宮本家>
蓮子は純平の遺骨と一緒にラジオを聞いています。
花子の声が「腹心の友が翻訳の道へと進む勇気をくれたのです」と
いうと、蓮子は「花ちゃん」とつぶやいています。
☆★_ ☆★_
<また甲府>
花子は父・吉平のおかげで修和女学校に入れたことや、東京へ向か
う列車の中で英語の挨拶を教えてくれたことをなつかしそうに語る
のでした。
(ちびはなが「グッドモーニング」などのふり付きを練習するシー
ンが流れる)
花子
「いつも突拍子もないことをして母や、私たち兄弟をハラ
ハラさせる父ですが、あのお父がいなかったら私は英語に
出会うことも、翻訳への道へと進むこともありませんでし
た」
花子
「外国の言葉を知るということは、それだけ多くの心の窓
を持つということです。戦時中はその窓も閉ざさなければ
いけませんでした。さあ、心の窓を大きく開けて一歩を踏
み出しましょう。」
「それぞれに戦争のむごさや、家族を失う悲しみを経験を
しましたが、勇気を出して歩いて行けば、その先にはきっ
と一番良いものが待っていると私は信じています!」
吉平は花子の言葉を聞きながら座ったまま静かに息を引き取りました。
<次回へ続く>
【次回第151回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
甲府の安東家。吉平(伊原剛志)の葬儀で、花子(吉高由里子)やふじ(室井滋)たちが吉平がつくったぶどう酒を弔いに飲んでいると、正装した武(矢本悠馬)が酒やごちそうなどを手に持ってやってくる。吉平と憎まれ口をたたき合う仲だった徳丸(カンニング竹山)からの思いがけぬ心遣いに感じ入る一同。吉太郎(賀来賢人)やその妻となった醍醐(高梨臨)らも含めその場は和やかに進むが、花子はふと寂しそうなふじの様子に気付く
【感想】
今回は、ラジオ編としてはとてもストレートな感じで、なかなか
よかったんじゃないかな、と思いました。
花子自身が人生を振り返り、いいことも話していました。
米兵との場面も伝わりやすかったと思います。
声のトーンは若干気になりましたが。(でも、とりあえず絶賛!)
☆★_ ☆★_
醍醐亜矢子とめでたく結ばれた吉太郎。
醍醐さんは押しかけ女房みたいにやって来たけど、親や親族にはだ
まって出てきたのでしょうか。
ここで彼女が甲府へ来なかったら、吉太郎はどうしていたかちょっ
と興味がありますね。
それにしても50代の熟年カップルとは思えない若々しさですね。
(羨ましい限りで!)
☆★_ ☆★_
吉平とちびはなの場面が妙に懐かしい感じがしました。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
村岡美里(三木理沙子):村岡家の養女
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本純平(大和田健介):宮本家長男
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
益田もも(土屋大鳳):花子の妹
益田旭(金井勇太):ももの旦那
益田直子(志村美空):ももの子供
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友
小泉晴彦(白石隼也):小鳩書房の若き編集者
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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