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【なつぞら92】坂場「一生をかけても、あなたと作りたいんです!」

連続テレビ小説 なつぞら 完全版 ブルーレイ BOX1【Blu-ray】 [ 広瀬すず ]

今回はNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」第九十二話のネタバレと感想ですよ~(^_^;)

思いもかけず「風車」で夕見子の彼氏・高山昭治と初遭遇したなつ…

夕見子の話によると、昭治は泰樹の写真を見て憧れて髭面になったようでした。

と、そこへ咲太郎、雪次郎、レミ子が顔をそろえて帰ってきます。

なつに昭治を紹介され、握手する咲太郎…

昭治はジャズ評論家を目指しているらしく、それを聞いた「風車」の女将・亜矢美は昭治に気を使って、グレン・ミラーやベニーグッドマンなどのBGMをかけようとしますが、昭治はモダンジャズ以外は聞かないと突っぱねるのでした。

昭治

「…新宿は今や、モダンジャズの街になりつつあります。それを知らなきゃ古いですよ!」

なつ(昭治の亜矢美に対する物言いにむっとして…)

「ちょっと!古いって、どういうことですか!?人それぞれ、大事にしているものがあるのは当たり前じゃないですか!それを人に古いと言われるのはおかしいですよ!」

昭治

「…君はそれでも映画を作ってる人?…音楽も映画も時代によって変わっていくのは当然のことだべさ。それに気づかず古いものに固執することを「古い」と言って何が悪いんだ!…したけど、ダメとは言ってない!…君の言う通り人それぞれだからね。」

そこまで言うと、昭治は席を立ち、いつものジャズ喫茶で待つと夕見子に言い残して店を出ます。

昭治が出て行った後、残された皆は昭治のことについてああでもない、こうでもないと、話題が持ち切りになっています(^_^;)

夕見子の言によれば、昭治は資産家の息子で許嫁もすでにいて、そのしがらみから抜け出すために二人で新宿に来た…ということでした。

☆★_ ☆★_

翌日…なつの職場では、チームリーダーの下山がいつもの笑顔を見せながら、短編映画の原画制作に参加すると皆に申し出るのでした。

なつをはじめ麻子たちの作画チームは、この短編映画に関しては監督役であるはずの下山のこの発言に驚いていますが…

もちろん、それは前回、井戸原、仲、そして坂場との進捗会議の紛糾を受けての下山なりの打開策でもあったようです。

下山(皆にその発言の真意を聞かれ…)

「イッキュウサンがちょっとね…」

<会議のシーンのプレイバック>

坂場(仲の意見に異論を唱える)

「…その考え方はもう古いんじゃないでしょうか?」

「…古い?」

下山

「おい…ちょっと、イッキュウサン!」

坂場

「…漫画映画は子どもが見るものだと決めつける考え方です。…これからの漫画映画は大人のためにも作るべきだと思います。」

「僕はそうは思わない。漫画映画はあくまで子どものために作るべきだと思うよ。」

坂場

「…それじゃ、その子どもが大人になったらどうなりますか?…同じ漫画映画を見て、懐かしいと思うほかに、改めて面白いと感じることはあるでしょうか?」

「あると思うな。…子どもの時に面白いと感じたのなら、その感性は大人になっても必ず残ってるはずだよ。そうやって、夢や希望を残してやることが、漫画映画の使命なんじゃないかな!」

坂場

「…おもちゃとしての夢ならそれでもいいでしょう。」

井戸原

「…オモチャ!?」

坂場

「子どもの頃に分からなかったことが、大人になって初めてわかることもある。そういう漫画映画が生れなければ、子どものおもちゃとして、いずれは廃れていくだけじゃないでしょうか。」

「…廃れる?」

坂場

「僕は漫画映画を、他の映画と比べても遜色ないくらい、いやそれ以上に作品としての質を高めていかなければ未来には残らないと思うんです!」

「…わかったよ、坂場君。…だけどね、そこにどんな意味があろうと、純粋に子どもた楽しめる漫画映画にしてくれるんだろね!?…それが出来なければ、いくら高い理想を掲げたって、つまらない漫画映画だと言われるだけだよ。」

坂場

「それは…」

井戸原(強い口調で)

「それが出来なければ、…君は失格だ!」

…下山から、進捗会議でのこんなシーンを聞かされたなつたち…

茜や堀内は、今、一生懸命になってとりかかっている短編映画の仕事が、もしかしたら坂場のワガママに奉仕するためだけに行われているのか…と疑心暗鬼になっているようでした。

☆★_ ☆★_

下山の話を聞いて、短編映画の制作が心配になって来た麻子は、仲を喫茶店に呼び出し、企画の継続を必死に訴えています。

麻子

「仲さん、この作品だけは何があっても最後までやらせてください!お願いします!」

「…何か勘違いしてるよ!僕は君たちの邪魔をする気はないんだから。」

麻子

「みんなで決めたとおりに作らせてください。」

「それも分かってるよ。…だけど、君もあの坂場君に随分、影響、受けてるみたいだね。」

麻子

「…はじめは私も疑ってました。…坂場さんと奥原さんの熱意は本物です。あの2人はずっと先に向かって、アニメーションのことを考えてるんです。」

「…君がそこまで思うなんて…」

麻子

「イッキュウサンはともかくとして、奥原さん…なっちゃんのことを最初に認めたのは仲さんじゃないですか!」

☆★_ ☆★_

一方、苦労して軌道に乗せてきた短編映画の企画そのものが空中分解しそうな胸騒ぎを感じ、なつは坂場を会社の中庭に呼び出して事情を聴きます。

なつ

「どうして仲さんに、そんなことを言ったんですか?」

坂場

「…話の流れで、つい言っただけです。言うつもりではなかった。」

なつ

「それじゃ、本気で言ったわけじゃないということですか?」

坂場

「いえ、嘘を言ったつもりもないです。」

なつ(だんだん怒りに駆られ語気をあらめ…)

「…仲さんのつくる漫画映画が古いなんてよくも…、どうしてそんなことが言えるんですか!」

坂場

「作るものではなくて、考え方が古いと言っただけです。」

なつ

「同じじゃないですか!」

坂場

「…まあ…そうですね。…あなたが怒るのはどうしてですか?仲さんを、尊敬しているからですか?」

なつ

「もちろんです。そのとおりです!」

坂場

「仲さんが描くものは素晴らしいです。…面白いし、かわいい…。子どもの心を捉えるし、大人が見てもかわいい。…かわいいものは大好きです。…しかし、子どもはかわいいと感じるだけじゃない。面白いと思うだけでもない。…もっと、いろんな感情を世界から受け取って生きているんです。…僕も子どもの頃、空襲に遭いました。…焼け跡を一人で、家族を探して歩き回りました。…幸い親も生きていましたが…、あの孤独と、飢え死にしそうな絶望感を忘れることはありません。…大人の冷たさを、子どもの卑しさを嫌というほど見せつけられました。…でも、反対に、見知らぬ人の愛も知ったんじゃないですか?…そういう子どもの時の体験が、今の僕やあなたを作っているんです。…違いますか?」

なつ

「…だから、何だと言うんですか?」

坂場

「だから…、仲さんたちとは違うものを作るのは、僕らの使命です。…僕はもっと、あなたには仲さんたちとは違うアニメーターになってもらいたい。…世界の表も裏も描けるような、現実を超えた現実を見せらる…それを丸ごと、子どもたちに体験させることができるようなアニメーターです。僕も、そういう演出家になりたいと思っています。…一緒に、作って欲しいんです。」

なつ

「…一緒に?」

坂場

「…一生をかけても、あなたと作りたいんです。」

解釈のしようによっては、プロポーズともとれる坂場の発言になつはショックを受けるのでした~

次回に続く!

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【ドラマの情報・キャストなど…】

なつぞら (92)「なつよ、恋の季節が来た」
作: 大森寿美男
奥原なつ: 広瀬すず
奥原咲太郎: 岡田将生
岸川亜矢美: 山口智子
下山克己: 川島明
大沢麻子: 貫地谷しほり
坂場一久: 中川大志
神地航也: 染谷将太
仲努: 井浦新
井戸原昇: 小手信也
高山昭治: 須藤蓮
主題歌: 「優しいあの子」(スピッツ)
語り: 内村光良

なつ(広瀬すず)が会社から帰ると、風車で働き始めた夕見子(福地桃子)から、カウンターに座っている泰樹に似た風貌の男性を紹介される。彼こそが夕見子と東京にやってきた高山(須藤蓮)だった。なつたちは高山と会話をしようと試みるが警戒心が強く、打ち解けられない。翌朝、東洋動画に出社したなつは、下山(川島明)が原画を手伝うと聞かされる。下山は、仲(井浦新)と坂場(中川大志)の対立が原因だと言い…。

【感想】

今回というか、今週は「古い」という言葉がキーワードになりそうですね。

夕見子の彼氏は亜矢美に、坂場は仲に、ズバリ「あなたのセンスは古い!」と、のど元にナイフを突きつけるような発言をします。

亜矢美の場合であれ、仲の場合であれ、なつは激しく反論しますが、最後に坂場の話をじっくりと聞いて新しいアニメーターとしての自覚が芽生えた…かどうかは、まだわかりませんね(^_^;)

日本で初めて長編の漫画映画の発表という大仕事をやってのけた東洋動画のトップアニメーターで、ベテランとはいえまだまだ新しい試みにも柔軟な対応を見せる仲に、「アンタは古い!」とダメ出しできるほど、坂場は理想は高く持っているとしても、それに見合うだけの「力」がないような気がします。

新しい力はいつしか出現し、既成のものに問題を提起しながら、いつしか主流になり古きものにとってかわる…それは、もちろん進化の過程ではいつでも起こってきたことでしょうが、それをたった半年間のNHKの朝のドラマという毎日15分の枠で表現しきれるかどうか…、恋バナもいいですが、その辺のところも注目ですね!

それではまた次回!

☆★_ ☆★_

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