190418natuzora146

 

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【なつぞら146】千遥の店で他人行儀の辛い芝居演じる咲太郎となつ

なつぞら メモリアルブック (ステラMOOK)

今回はNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」第百四十六話のネタバレと感想ですよ~(^_^;)土曜日の夜になって、なつは咲太郎、光子、信哉、明美と連れ立って、千遥が女将として働くお店「杉の子」を訪れるのでした。

お店には千遥のほかに板前の男と接客の女性がいっしょに働いているようです。

咲太郎(先陣を切って店のドアをガラっと開けて中に入る。)

「…予約した奥原です。」

接客係の女

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」

咲太郎はすぐに店の中央で何かをコネコネしている千遥に目をやると…

千遥は、咲太郎が脳裏に浮かべていた子供の頃の千遥の明るい笑顔からは、想像もつかないような冷めた眼差しを送り返してきます。

千遥(しばらく一行をにらみつけるようにした後…)

「いらっしゃいませ。」

咲太郎

「あの…カウンターでもいいですか?」

咲太郎は、血を分けた妹のとの何十年ぶりかの再会に、胸を突き上げる強い感情に呑み込まれそうになりますが、この店に今やって来たのは「兄弟」としてではなく、あくまで「客」としてであるということを思い出しこらえるのでした。

お互いに兄弟であることを知っていながら、アカの他人のふりをして辛い芝居を演じる咲太郎と千遥…

咲太郎

「とりあえず、ビールで…。料理はお任せします。」

千遥(咲太郎と目を合わせることなく淡々とした感じで)

「はい。」

咲太郎

「あの…お若いですが、女将さんですか?」

なつ(咲太郎がどんな発言をするのか注目…)

「…」

千遥

「はい。」

咲太郎

「女将さんが料理を作るんですか?」

千遥(そっけなく。)

「私は料理人ですから。」

咲太郎はキョトンとした表情を浮かべながら「おいおい、千遥のヤツ、こんなこと言ってるよ~」みたいな顔でなつの顔を見ると…、

なつは、二人の白々しいやり取りが面白かったのか、単に咲太郎のキョトンと表情にウケたのか、それとも兄妹の久々の会話がほほえましく思えたのか、いずれにしても、少しだけ笑いをこらえた表情になります。

なつの笑いをこらえた表情を見て、理由はわかりませんが咲太郎も少しはリラックスできたようでした。

咲太郎(少し口元に笑みを浮かべながら。)

「…そうなんですか。」

千遥(一同を見渡すようにして…)

「何かお好みはございますか?」

咲太郎

「あ…、それなら、最後に天丼が食べたいです。お願いできますか?」

千遥(咲太郎に目を合わせ)

「天丼ですか?」

咲太郎

「それが、どうしても食べたくて。お願いします。」

千遥

「天丼…。(板前の男と目配せをして)…はい。できます。分かりました。」

千遥が前菜を出すと、一同は揃って合掌して「いただきます」をします。

なつ

「おいしい!とてもおいしいです!」

千遥(やっと表情が緩んでくる。)

「ありがとうございます。」

咲太郎

「本当にうまい。うまいよ、女将さん!」

千遥(咲太郎にも少しだけ微笑む)

「どうも」

なつは、千遥の緊張がほぐれてきたがわかってきて、再び咲太郎と顔を見合わせてほほ笑むのでした。

板前

「みなさん、お友達ですか?」

咲太郎

「いえ、私たちはこう見えて家族なんですよ。彼女が私の妻です…。」

咲太郎がそう言うと、光子が挨拶し、なつ、明美、信哉とそれぞれ自己紹介を始めるのでした。

千遥はかつて柴田牧場を訪れた時に、明美とは面識があり、当時のことを少しだけ思い出しているようでした。

咲太郎以外の皆の自己紹介が終わったところで、今度は、信哉が咲太郎を紹介し、声優プロダクションの社長であることを発表するのでした。

信哉

「だから、こんなすてきな方とも結婚できるんです。」

なぜか脈絡もなく咲太郎の嫁の光子のことに話を振る信哉…(^_^;)

板前

「まったく、羨ましい限りで!」

咲太郎

「いや、それほどのもんじゃ…」

光子

「そこはあなたが謙遜しなくてもいいの。」

咲太郎

「あ…、いや。実際、俺には過ぎた女房なんです。よく俺なんかと結婚してくれたと思いますよ。とても心が広くて優しいんです。」

千遥

「いいですね。」

咲太郎

「はい。」

明美

「そちらも夫婦で料理人なんて素敵じゃないですか。」

明美は千遥と板前の男が夫婦であると勘違いしますが、すぐに千遥の口から、板前とは夫婦ではなく、旦那は別にいるが店には顔を出さないと説明します。

なつ(他人行儀な白々しい芝居を続ける。)

「まさか女将さんが、女の人が料理をされているとは知りませんでした。本当に一生懸命修行されたんでしょうね。だからここまで…。本当にすごいです。」

千遥

「いえ。親方に恵まれただけです。」

なつ(なぜかワクワクした表情になる。)

「親方?…そうですか?…私も同じです。人生でいろいろな師匠に恵まれました。おかげでこうして生きてます。」

千遥(泰樹の姿が脳裏に浮かび、茶番が崩れかかるが何とかこらえる。)

「そうですか。」

なつは、辛い芝居を無理やり続けようとする千遥が、いつ腹を割って話してくれるのかを考え、そっけない会話をしながらもワクワクしているようでした。

最後に天丼が出てくると、咲太郎は一気に緊張した面持ちになります。

またまたみんなで合掌して「いただきます」をして天丼をパクつく一同…

なつ(エビ天にかじりつく…)

「おいしい…。」

他の皆も口々に「おいしい」を連発し絶賛…。

咲太郎(うつむいてしばらく天丼の味をかみしめながら)

「これだ…。これだよ…。」

千遥

「何か、ございましたか?」

咲太郎

「いや…、戦死した父が昔、作ってくれた天丼と同じ味なんです。間違いなく…この味だ。俺の…、俺たちの父親も料理人だったんです。」

千遥

「…そうなんですか?」

なつ

「私も幼い時の記憶しかないですけど…」

咲太郎(泣きだす)

「その父親が昔、天丼を作ってくれたんです。その味が忘れられなくて…。食べたくて…。どうして女将にはその味が作れたんでしょうかね…。不思議だ…。本当に不思議だよ。」

なつ(咲太郎に微笑み、千遥を見つめるうちにふと別の記憶が蘇る)

「…違う。…ねえ、違う…思い出した。…お母さんだよ。空襲で死んだお母さんがいつも作ってくれてたんだよ、天丼は…!お父さんが作った天ぷらを、いつも横で働いてたお母さんがダシをとってタレを作って…。思い出した…。どうしてだろう、今頃…。…女将さんが、それを作ってた母に似てたから…。それで思い出したのかもしれません。」

咲太郎(泣き笑いしながら)

「そうか…。そうかもしれない!」

千遥

「…」

次回に続く!

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【ドラマの情報・キャストなど…】

なつぞら (146)「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」
作: 大森寿美男
坂場なつ: 広瀬すず
奥原咲太郎: 岡田将生
奥原光子: 比嘉愛未
杉山千遥: 清原果耶
佐々岡信哉: 工藤阿須加
柴田明美: 鳴海唯
奥原の母: 戸田菜穂
主題歌: 「優しいあの子」(スピッツ)
語り: 内村光良

マコプロを訪ねてきた千遥(清原果耶)と再会したなつ(広瀬すず)。千遥の働いている神楽坂のお店「杉の子」にお客としてきてほしいと言われ、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)と信哉(工藤阿須加)と明美(鳴海唯)とともにお店を訪ねる。千遥の事情を知っているなつたちは、皆初めて会うお客として接し、店員の上田(助川嘉隆)と自分たちのこれまでの話を語らう。千遥は料理を作りながら、なつたちの話に耳を傾けて…。

【感想】

長い間、顔を見ることすらできなかった妹・千遥が女将をしている料理屋「杉の子」を訪れるなつたち。

「血を分けた兄弟」としてではなく、あくまで見ず知らずの「お客さん」として、なんとも滑稽な会話を展開させるのでした。

「お客さん」つまり「他人」という設定上、なつや咲太郎は千遥のことを「女将さん」と呼び、敬語を使って会話をすすめ、千遥もまた他人行儀に振舞うことがルールとなっているようです。

たとえ会話の内容が兄妹三人に共通の両親のことになっても、千遥は意地でも設定を守り通そうとします。…ちょっと不思議な感じがしますが、結婚する時に、戦災孤児とバレないようにしていたことがここでも尾を引いているということなのでしょうか?

つまり、「戦災孤児=悪」という固定観念から抜け出せず、たとえ離婚の危機にあっても、夫の家名に傷をつけることがあってはならないと千遥は考えているのでしょうか?

会話の途中途中で、「こんなこと言われちゃったよ~」みたいな顔をしてなつと顔を合わせる時の咲太郎の表情と、なつが笑いをこらえる顔が、なんだか個人的にはウケました。「なつぞら」でウケたのは初めてかも…何度見ても大笑い…(^_^;)

…でも多分ここでウケたのは私くらいで、個人的なツボだったのだと思います。

咲太郎が光子を自慢して夫婦円満をアピールしたのは、そこだけ見ると意味不明ですが、あとあと千遥の夫婦関係との対比で使われるのかもしれませんね。

今回は、なつがあまりしゃべらない珍しい回でしたね。

(アゲアゲシーンもなかったように思う。)

それではまた!

☆★_ ☆★_

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