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花子とアン35 蓮さまの涙!母の面影。文鳥は夜空へ / 吉太郎ひとめぼれ

連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<花子とアン35 蓮さまの涙!母の面影。文鳥は夜空へ / 吉太郎ひとめぼれ>

 

本日放送分の「花子とアン」第35話のおさらいを
していきたいと思います。

どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(35話)のおさらい】

蓮子

「私があの方と夫婦になれるとお思いになるんですか?」

 

晶貴

「頼む、もう結納金も受け取ってしまった」

 

なんたる暴挙!なんたる身勝手さ!

 

そんな思いを心に秘めたまま、蓮子ははなと甲府行きの汽車に乗っ
ています。

 

しかしそんな思いも顔に出さない蓮子は汽車の中で、うわべ上は、
はなとはしゃいでいます。

 

たまたま汽車に乗り合わせていた、はなの故郷の甲府の地主の息
子・徳丸武は蓮子の麗しい姿に見とれるのでした。
(いつも武はたまたま汽車に乗っている。)

 

☆★_ ☆★_

甲府駅についたはなと蓮子を、はなの兄・吉太郎が迎えに来ていま
した。

 

吉太郎もまた、蓮子の天女の如く麗しい姿を見てときめいてしまっ
た模様。

 

☆★_ ☆★_

はなの実家では蓮子のための布団を隣のリンの家から借りているよ
うです。

 

そんなところへ蓮子を連れたはなが帰ってきます。

 

「みんな、ただいま~!」

 

はなはそう言って蓮子を家の中に案内します。

 

「ごきげんよう」という蓮子の美しすぎる姿に家族のみんなは驚き
を隠せませんでした。

 

ももは蓮子を見て「ほんっとうのお姫さまけ?」などと言っていま
す。

 

蓮子が伯爵家の令嬢と聞いて、一同は「てえ~!」と、ますます緊
張しているようでした。

 

蓮子は小屋を見渡して、「ずいぶん広い玄関ですこと」などと言い
ます。

一同「・・・」

 

☆★_ ☆★_

蓮子はふじがつくった特製の「ほうとう」をいただき、いたく感動
するのでした。

 

ももは蓮子に興味深々の様子で「毎日クッキーを食べるのか?」
「いい~匂い!」「いっつも舶来のシャボンをつかってるずらか?」

などと矢継ぎ早に質問します。

 

「もも、ほんなに聞いたら葉山さまが食べられんら」と、ももを制止
する吉太郎に、蓮子は自分ことを「蓮子と呼んでください」というの
でした。

 

吉太郎は表情には出しませんが嬉しそうな感じ。

 

そんなやり取りの中、「兄やんは兵隊さんになるだよ」ももが言い
ます。

 

はなは吉太郎の兵隊志願の話は初めて聞いてちょっとびっくりして
いるようでした。

 

☆★_ ☆★_

そこへ、地主の徳丸が大勢を引き連れてやってきます。

 

徳丸は葉山伯爵家令嬢の蓮子にうやうやしく挨拶をして、自分の家
で蓮子の世話をすると言いだすのでした。

 

一緒に来た武は、ふじ特性の「ほうとう」にも「伯爵令嬢に出すに
は失礼だ」
などとケチをつけています。

 

そんな徳丸たちび誘いを蓮子は「はなの家に泊まりたいのに邪魔しな
いでください!」
と、きっぱり断るのでした。

 

「では、ごきげんよう」という蓮子の言葉に、徳丸たちは退散せざ
るを得ませんでした。

 

地主の徳丸に逆らえるものはいない土地で、ばっさり徳丸を切り捨
てた蓮子に皆は「さすが!」との驚きと称賛を隠せないようでした。

 

☆★_ ☆★_

食後、はなと吉太郎は将来について話しています。

 

吉太郎が兵隊に志願していることを確かめるはな。

 

吉太郎は今すぐにではないが、志願の決意は固く「ほん時がきたら、
オラはこのうちを出ていく」
と言います。

 

すると、傍で聞いていた蓮子が「君死にたまふことなかれ」という
与謝野晶子の歌を詠むのでした。

 

「あゝおとうとよ、君を泣く
君死にたまふことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも…」

 

蓮子は与謝野晶子の歌が載っている「明星」
「吉太郎さんが持っていてください」と渡すのでした。

 

吉太郎は何か複雑な思いに駆られたようでした。

 

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☆★_ ☆★_

その晩、蓮子は自室で買っていた文鳥を、何とも言えない切なげな
表情で、甲府の野に解き放つのでした。

 

ふじはそんな蓮子の姿を見て、蓮子が抱えている暗い思いを察知し、
それとなく聞くのでした。

 

「ほれはお母様にも言えねえようなことけ?」とふじに聞かれた
蓮子は、自分の生い立ちを語りだすのでした。

 

蓮子

「私の母は、早くに亡くなったんです。芸者だったそうです。
…私は顔も知らないんです。生まれてすぐに父の家に引き取られて、
乳母に育てられたので。…一度でいいから会いたかった。」

「はなちゃんがうらやましいです。こんなに優しいお母様がいらし
て。」

 

ふじ

「蓮子さんはもううちの家族じゃん。こんなすすけたお母でよけれ
ば、いつでもほうとう作って待ってるだよ。」

 

蓮子

「…お母と、呼んでもいいですか?」

 

ふじ

「お母と呼べし。」

 

蓮子はふじの見せた暖かさにあふれる感情と涙をおさえることがも
はやできなくなり、ふじの懐へ泣き崩れるのでした。

 

ふじはつとめて明るく、

 

「でえじょうぶだ!でえじょうぶだよ!蓮子さん」

 

と蓮子を励まします。

 

「つれえ時にはいつでもここへ帰えってきて泣けし!」

 

蓮子は、会うことの叶わなかった自らの母とふじとを重ね合わせ、
母の暖かさというものを心の底から感じ、とめどもなくあふれる感
情に身を任せるのでした。

 

そして、蓮子はこの時ある大きな決断をしていた…のか?

 

<次回へ続く>

 

【次回第36回のあらすじ】

 

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

ふじ(室井滋)の温かい言葉に蓮子(仲間由紀恵)がひそかな決意をした翌朝、はな(吉高由里子)と蓮子は近くの池へ魚釣りに出かける。楽しそうだが「今日を決して忘れない」などと言う蓮子に、はなはどうしたのかと問うもののはぐらかされる。そこへ朝市(窪田正孝)と吉太郎(賀来賢人)もやってきて、4人は大きな魚を釣り上げる。朝市や蓮子の言葉に背中を押され、帰京したはなは高等科への進学を決意する。しかし、蓮子は…

 

 

【感想】

どうですか。

 

蓮子は大事に飼って文鳥を野に放ち、大きな決断をしたという
流れになっていますね。

 

小鳥を大空に手放すことは何か意味があったのでしょうか。

 

籠の中で買われている小鳥は、即ち蓮子自身の象徴だったと考える
と、大空を自由に羽ばくことが叶う身となった蓮子の決断は如何な
るものかというのがいよいよ興味深いですね。

(はたして、蓮子は、自らの意志で縁談を受けるのでしょうか?)

 

蓮子は、自分の出生をある意味では呪っていたのかもしれませんが、
会うことの叶わなかった自身の母の姿をふじの中に見出し、自分が
今ここに生きていることの意味を考えたのかもしれません。

 

余談ですが、小鳥を空に逃がすのは、どこかの国では「命を救う行
為」とされているようですね。(リチャードギアが何かのTVコマー
シャルでやっていたのを思い出しました。)

 

☆★_ ☆★_

吉太郎は蓮子に一目ぼれしてしまったようですね。

 

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに~。

 

Don’t miss it!!

 

【主なキャスト】

安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子

安東吉平(伊原剛志): 花子のお父

安東ふじ(室井滋): 花子のお母

安東吉太郎(賀来賢人): 花子の兄

木場朝市(窪田正孝):花子の幼馴染

木場リン(松本明子):朝市の母親

安東周造(石橋蓮司):花子の祖父

富山タキ(ともさかりえ):英語教師

茂木のり子(浅田美代子):浅田美代子

醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生

白鳥かをる子(近藤春菜):はなと同室の上級生

ブラックバーン校長(トーディ・クラーク):修和女学院校長

スコット先生(ハンナ・グレース):優しい先生

葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる

綾小路先生(那須佐代子):国語の先生

葉山晶貴(飯田基祐):蓮子の兄。葉山伯爵

畠山鶴子(大西礼芳):はなのクラスメート

村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員

梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長

ナレーション(美輪明宏)

原案: 村岡恵理

脚本: 中園ミホ

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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