<花子とアン38 蓮さま、石炭王と結婚!はなの思いは届かず(泣)
その時石炭王は?>
本日放送分の「花子とアン」第38話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(38話)のおさらい】
蓮子が寄宿舎に戻ってきていることを知り慌てて部屋に駆けつけた
はなは、自分に何の相談もなしにサッサと結婚を決めてしまった蓮
子に詰め寄るのでした。
はなの怒りの論点は二つあるようでした。
一つ目は、
なぜ親友の自分に相談もせず、結婚のような大事をずっと隠していたのか。
二つ目は、
かつて、「燃えるような本物の恋がしたい」などと夢を語っていた蓮子が、
どうして「財産目当て」としか考えられない結婚に踏み切ったか。
はな
「ウソつき!」
「恥ずかしくないの?」
相手の気持ちをまったく考えることなく、直情的に捲し立てるはな。
蓮子
「この結婚は私が望んだのです。」
蓮子の表向きの言い分は、大金持ちの石炭王のところに嫁げば、兄・
晶貴に頼らなくて済む「自由」がある、というものでした。
(もちろん、伯爵家の財政が火の車などと言うことは蓮子は口に
出しません。)
はなは全く納得しませんでした。
「金のために結婚するんか、おのれは!そんなん自由ちゃうわい!」
「男に頼らない女の自立って、いつか、言うてなかったか!」
言葉は違いますがそのようなことを言いながら蓮子にくってかかり
ます。
もちろん、蓮子だって内心では、はなの言い分は正しいことはわか
っているし、自らの脚で本当の意味で輝く人生を歩みたい、と言う
気持ちは十分に持っているのですが…。
理想だけではどうにもならない現実をつきつけられて、悩んだ末に
出した苦渋の結論を今更翻すこともできず、ただただ自我の崩壊を
回避し、かつ、はなに上辺だけでもわかってもらおうと、「金があれ
ば自由になれる」などと悲しすぎる虚言を並べ立てるのが精いっぱ
いというところでした。
また、
理想を語り合っていたころの自分を慕ってくれたはなに、もうこれ
以上つき合えなくなってしまったために、はなに、ある意味で、自
分のことを諦めさせようと考えたのかもしれません。
そんな蓮子の気持ちを知る由もないはなは、やっぱり納得しません。
「…情けないわ。それじゃお金で買われていくのと同じじゃない!」
蓮子の結婚についての発言には「嘉納伝助」という人物の評価は全
くなく、ただ相手の「資産」と、それから「金があれば自由だ」と
いう発言ばかりです。
はな
「…やっぱりおかしい。蓮さま、何か大事なことごまかそうとして
いる。だって、ちっとも蓮さまらしくないもの。」
蓮子ははなと、そして自分を納得させるために、
「今の私にはこの結婚しかないのよ。私はうまくやったのよ」
と宣言します。
そして、披露宴の招待状を出す蓮子。
はなは「いや!」と招待状をはたき落して拒絶します。
「披露宴なんて行かないわ。おめでとうも絶対言わないから。」
怒りながら泣くはな。
「蓮さま、どうしてそんなに冷静でいられるの。もう会えなくなる
かもしれないのに。」
そう言ってはなは窓辺から外に顔を向けます。
蓮子ははなの自分を慕ってくれる熱い思いを感じ、同時に、自分の
境遇を呪う気持ちから、強い感情と涙があふれ出てきますが、「弱
い自分」をはなには見せまいとして「ごきげんよう」と言い部屋を
出ます。
☆★_ ☆★_
悲痛な面持ちで部屋を出て廊下を歩く蓮子の背後からはなの呼ぶ声
が聞こえてきます。
はな
「蓮さま、待って!」
「やっぱりそんな結婚間違ってるわ。結婚式なんてすっぽかして
どっかに逃げましょう!」
「蓮さまが夢を諦めてしまうのは私どうしてもいやなんです。
…言ってたじゃないですか!
“一度でいいから誰かを心から愛したい”って。
蓮さま、まだその方と巡り合ってないじゃない!
今結婚したらきっと後悔する。今ならまだ引き返せるわ。」
聞き分けのないはなに蓮子はとうとうブチ切れます。
蓮子
「いい加減にして下さらない!
もう子供じみた友情ごっこは飽き飽きしました。
まさか本当に私と“腹心の友”に慣れたと思ったわけじゃないでしょ
うね。
そもそも、伯爵家で育った私と、山梨の貧しい農家で育ったあなた
とでは住む世界が違いすぎるんです。
さようなら!」
そう言うと蓮子は寄宿舎を去っていきます。
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☆★_ ☆★_
あくる日、はなのクラス全員に蓮子の披露宴の招待状が届いている
ようでした。
女学生たちは披露宴のパーティーに心を躍らせている様子。
はなだけが一人だけ取り残されているようでした。
亜矢子と畠山さんははなに「パーティーに出席してみんなでお祝い
して差し上げましょうよ」と声をかけますが、はなは出席を固辞し
ます。
☆★_ ☆★_
<結婚式当日>
綺麗な衣装を着て控えている蓮子の元に茂木先生、亜矢子、そして
畠山さんが訪れて「おめでとう」を言うのでした。
はなが披露宴に来てくれないことを知った蓮子は悲しそうな顔をし
ます。
茂木先生たちは部屋を出て行ったあと、蓮子は「かけがえのない友」
を得たことの喜びと、それを失ったことの悲しみを思い知ったよう
でした。
☆★_ ☆★_
寄宿舎に一人残ったはなは蓮子と一緒に過ごした美しい時間を思い
出しています。
そしてそれは式を待つ蓮子も同じでした。
美しい思い出を回想して涙する二人。
蓮子
「はなちゃん、…ごめんなさい。」
しかし、感傷に浸るときもあっという間に過ぎ去ってしまうのでし
た。
204名を招き盛大に執り行われた挙式!
☆★_ ☆★_
その後、福岡の嘉納伝助邸では、結婚を祝した宴会が三日三晩続き
ました。
炭鉱節で踊り狂う宴席に蓮子はびっくりし、あきれた様子で、しか
もブスた感じで上機嫌の客たちを眺めています。
伝助はとても嬉しそうに蓮子に酌を求めますが、無視されてやむなく
手酌に!(かわいそうな伝助。)
<次回へ続く>
【次回第39回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
福岡の嘉納家に嫁いだ蓮子(仲間由紀恵)は、祝宴でのあまりのどんちゃん騒ぎに言葉を失う。さらに、子供はいないと聞かされていた伝助(吉田鋼太郎)から娘の冬子(山岡愛姫)を紹介され、衝撃を受ける。…4年後。はな(吉高由里子)は高等科の最上級生になっていた。下級生に英語を教えながら、はなは自分の卒業後についてまだ決められずにいる。片や甲府ではふじ(室井滋)が、はなが卒業後に帰って来るのを心待ちにしていた…
【感想】
どうですか。
むむ~ん。
蓮子の結婚は確かに、色んな意味で「財産目当て」とか「政略結婚」
の部類に当てはまる部分もあり、「そこには愛がない」とはなが嘆く
気持ちもわからないでもないですが…。
これまでのストーリーの流れだと、石炭王・嘉納伝助が一方的に「悪
者」的な感じになりそうな気がしてちょっと心配になったりもします。
(余計なことでしょうが。)
そもそも、嘉納伝助は「見合い」の時に、ちょっと失礼に振る舞っ
てしまったこともあったけど、蓮子のことは絶賛していて、
「どうせダメかもしれないけど、僕のハニーになってくれないかしら
ん!」
と期待してましたね。
歳はいくつだろうが、「幸せ」になりたいって思う気持ちは誰だって
持ってていいはずだし、憧れの蓮子にまさかのOKをいただいたな
んて日には、そりゃ石炭王でさえ有頂天だったに違いありません。
「金持ち金持ち」って言うけど、金では買えないものもあるでしょ
うから。例えば、伝助の場合は「若さ」とかね。
(しかし、結納金を前払いしていたというのが気にはなりますが。)
はたして、蓮子は嘉納伝助の気持ちに応えることはできるのでしょ
うか。
そして、はなは「金持ち」を毛嫌いすることなく、伝助の純粋な気
持ちに思いを巡らす日はくるのでしょうか。
ちょっと楽しみですね。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに~。
Don’t miss it!!
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): 花子のお父
安東ふじ(室井滋): 花子のお母
安東吉太郎(賀来賢人): 花子の兄
木場朝市(窪田正孝):花子の幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):花子の祖父
富山タキ(ともさかりえ):英語教師
茂木のり子(浅田美代子):浅田美代子
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生
白鳥かをる子(近藤春菜):はなと同室の上級生
ブラックバーン校長(トーディ・クラーク):修和女学院校長
スコット先生(ハンナ・グレース):優しい先生
葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる
綾小路先生(那須佐代子):国語の先生
葉山晶貴(飯田基祐):蓮子の兄。葉山伯爵
畠山鶴子(大西礼芳):はなのクラスメート
村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員
梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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