<花子とアン48 「花子」は私(はな)の夢なんです! / 誤植の真相 / 英治と二人>
本日放送分の「花子とアン」第48話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(48話)のおさらい】
はなの童謡が雑誌の懸賞に当選し、「児童の友」賞も獲得。
東京での祝賀会が行われています。
この年の受賞者は、はなの他にもう一人・宇田川満代という女性で
した。
宇田川は背はあまり高くはありませんが、どこか強気でクセのあり
そうな佇まいをしています。
梶原編集長との会話の中で、好きな文学作品を聞かれ、田山花袋の
「布団」と答える宇田川。
しかし、当時の文学作品には疎い様子のはなは、「それ、硬いお布団
の話しですか?」などと発言、みんなを呆れさせます。
「久しぶりの都会の空気に気おくれするはな」というナレーション
が入りますが、どちらかと言うと当時の文壇の話題に乗れなかったとい
うだけのような気がしました。
(花袋や藤村は都会でなくても読めるはず。)
☆★_ ☆★_
パーティー会場でポツンとしているはなが気になる様子の英治は、
赤ワインを2グラス注いでもらい、さっきのケンカの仲直りもかね
てはなと乾杯しようとします。
英治は、今度ははなに気を遣って「安東花子さん」と呼びかけるの
でした。
しかし、赤ワインには女学校時代に退学寸前まで追い込まれた苦い
思い出があるのではなは乾杯を遠慮します。
英治は、はなと仲直りできなくて少しがっかりしている模様。
☆★_ ☆★_
そこへ、亜矢子が顔を出します。
「ごきげんよう、はなさん。」
久しぶりの再会を喜ぶ二人。
すっかり様変わりして職業婦人風になった亜矢子を見てはなはびっ
くりしています。
亜矢子は「はなが赤ワインにはトラウマある」ことを少しだけ説明
し、英治が持ってきたワインをはなに代わって嬉しそうに受け取る
のでした。
仲直りの乾杯をしようとして持ってきたワインをはなに拒絶されて
しまい、「どうしたものか?」と困惑していた英治でしたが、亜矢
子の登場によってその場をなんとかやり過ごすことができて安堵の
表情を浮かべています。
しかし、同時に肝心の仲直りはできなかったのでちょっとさみし
そうな表情も見せひとまずその場から退散するのでした。
☆★_ ☆★_
それからしばらくして、妹のかよが綺麗な着物を着てはなを祝福し
にやって来ます。
かよは東京での奉公先では上手くやっているようです。
賞を受けたことで「小学校の先生やめて小説家になるだけ?」とは
なに聞くかよ。
亜矢子もはなに「千載一遇のチャンスを生かして東京で小説家とし
て活動してみては?」とすすめています。
はなは最初は遠慮していましたが、だんだんその気になってきて自
分が小説家になった時の姿を思い描いてみようとします。
しかし、横で話を聞いていた梶原編集長がやってきて、小説家にな
るための資質としての「強烈な個性」がはなには不足している、
つまり、はなは一般から見れば十分個性的ではあるけれども「小説
家になるには普通すぎる」「個性が弱い」とばっさり切り捨てられ
てしまうのでした。
はなはショックを受けているようでした。
☆★_ ☆★_
二人の受賞者がコメントを発表する場面になります。
宇田川は「売れっ子の小説家として生きていく」と自信たっぷりに
宣言します。
はなは、「みみずの女王」は教え子の小山たえのために書いたもので
あると説明し、以下のように続けます。
はな
「この受賞は一回きりのいい思い出として、甲府に帰って真面目に
教師を続けたいと思います。」
はなの発言を聞いた英治はどことなくさみしそうな顔をしています。
☆★_ ☆★_
<スピーチが終わって>
亜矢子は「本当にこれ一回きりでいいの?」とはなに聞きます。
はなはうなずき、「最初で最後だから“花子”と言う名前で載りたか
ったなあ…」と言います。
ここで亜矢子がびっくり発言をします。
「それ、入稿の時、私が本名に直したの。」
「やっぱり“安東はな”の方がはなさんらしいし、修和
女学校の先生方や同級生も気がついてくれると思って…」
亜矢子の話を聞いているはなの顔色が見る見る変わっていきます。
誤植の件は英治のせいだとすっかり思い込んでいたはなは、英治へ
の態度や発言を後悔します。
しかし、そう気づいたときにはもう英治は会場を去った後でした。
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☆★_ ☆★_
はなは、それでもあちこち英治を探し回りますが、結局見つからず
に会場へ帰ってきます。
会場はすっかり片づけられ誰もいなくなっています。
途方に暮れるはな。
そこへ英治が忘れ物の帽子を取りに戻ってきます。
はなは英治に心から詫び、英治は誤解が解けて嬉しそうでした。
☆★_ ☆★_
<英治と二人きりで話すはな>
英治はなぜはなが「花子」という名前にこだわるのかを問います。
はなは「自分の作品を世に出すときには“花子”というペンネーム
を使う」という、腹心の友・蓮子との約束を英治に説明します。
それ以来、世に作品を残す「花子」は、いわば、はなにとっての
「夢の姿」となっていたのでした。
そして童話が賞を取った時に夢はかなったかのように見えたので
した。
はな
「…だから、この受賞を知った時からすっかり舞い上
がってしまって」
「自分が本当に夢の中の花子に慣れたような気がして…、
そう、花子は私の夢なんです」
はなの「花子」へのこだわりは、どこか「変身願望」的な色合いを
もつものになってきているようでもありました。
☆★_ ☆★_
しかし梶原にもダメ出しをされてしまい、夢は一時のものとして諦め
ようとしているはな。
英治はそんなはなを励まします。
英治
「あなたは花子になるべきです。」
「花子という名前でこれからも書き続けてください。」
(はなが小説家としては普通すぎる、という梶原発言に対しては)
「あなたは断じて普通じゃない。十分変なひとです。」
「どうか、その変な自分を大切にしてください。
英文翻訳も続けてください。」
そして最後に、得意の珍獣ネタを付け加えることも忘れませんでした。
「あなたならどこにいても大丈夫です。
ナマケモノが泳ぐときのあの集中力を発揮すれば!」
英治の暖かい励ましの言葉と珍獣ネタは、落ち込んでいるはなを
元気づけるのでした。
はなは最後に英治に礼を述べ「ごきげんよう、さようなら」を
別れの挨拶をするのでした。
<次回へ続く>
【次回第49回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
東京での授賞式から戻ってきたはな(吉高由里子)が気持ちも新たに出勤すると、校長の本多(マキタスポーツ)が、はなに見合いの話があると言う。徳丸(カンニング竹山)が持って来た話で、相手は徳丸と肩を並べる地主の跡取り息子。はなが女学校で英語を勉強していたという話を聞き「ぜひ、会いたい」と言ってきたらしい。あまり気乗りしないはなだが、話はすぐにリン(松本明子)から家族へ広まり、後に引けなくなってしまう…
【感想】
はなの童話「みみずの女王」は、応募した回の懸賞に当選した
だけではなく、年に一度の最優秀賞的な位置づけである「児童
の友」賞をも受賞ことが明らかになるのでした。
(時系列的にやや謎が残るけど、まあそこはあまり深く考える
のはやめておきます。)
ともに受賞した宇田川満代はテロップで名前が出ていましたが、
これからもストーリーに関わってくるのでしょうかね。
☆★_ ☆★_
「花子」→「はな」に変えてしまったのはなんと亜矢子でした。
亜矢子は後で梶原編集長に大目玉をくらうかもしれませんね。
しかしまあ、見慣れていないせいかもしれませんが、あの髪型と、
あの洋風な服装はちょっと合わないような気もしますが如何?
☆★_ ☆★_
はなと英治は最後はいい感じになっていましたね。
英治はユーモアがあって感情に突っ走らないところがカッコいい
と思いました。
☆★_ ☆★_
来週は再び甲府編ですね。
はながお見合いって…!?
次回もお楽しみに。
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
安東吉太郎(賀来賢人): はなの兄
安東かよ(黒木華):はなの妹、ももの姉
安東もも(土屋太鳳):はな・かよの妹
木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):はなの祖父
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生
葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる
村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員
梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長
嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那
嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子
本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長
緑川幾三(相島一之):先輩の先生
小山たえ(伊藤真弓):はなの担任のクラスの生徒
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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