<花子とアン65 初雪に周造は静かに目を閉じ… / はな決心 / サダの謎>
本日放送分の「花子とアン」第65話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(65話)のおさらい】
吉平が周造に物語を読み聞かせているときに、ふじが畑仕事を終え
て帰ってくるのでした。
ふじは吉平の顔を見るや回れ右をして小屋を出ていきます。
吉平は慌ててふじを追いかけて「こぴっと話し合おう」と言うので
すが、ふじの怒りはやはり収まってはいませんでした。
ふじ
「オラのいねえ間に、お父やんに取り入るなんて調子いいだか
ら!」
そう言うとふじは吉平を振り切って再び小屋に入りピシャリと扉
を閉めてしまいます。
☆★_ ☆★_
学校では放課後に生徒たちは周造への見舞いとして外で摘んできた
花束をはなに手渡して帰っていきます。
(子供たちも爺ちゃんのことを知っているのか?)
はなが生徒たちを見送った後、サダがふらりと学校に姿を現します。
サダがはなに会いに来たのは吉平の不倫話が全くのでたらめだっ
たことを謝るためだったのです。
サダ
「実はね、この間の話、全部ウソなのよ」
サダはふじが吉平の事を信じ切っていてとても幸せそうに見えた
ので、暴力亭主とうまく行っていないわが身を振り返って、悔しく
なっていじわるがしたくなったとのことでした。
そして「白い櫛」は吉平がサダに飼ってやったのではなくサダが自
分で購入したものであり、その櫛をみた吉平が、櫛にまつわるふじ
との「のろけ話」をサダにしたことから、サダはそれを流用して
ふじへのいやがらせネタにしたのでした。
さらに富士山の話しも、吉平がつれて行きたいと語っていたのはふ
じであり、それを聞いたサダがやはり自分の話としてつくり変えた
とのことでした。
☆★_ ☆★_
学校から家に帰ったはなはさっそくサダの話をふじに聞かせます。
吉平に対する誤解が一気に解けたふじは教会の本の部屋にいると
いう吉平の元に走るのでした。
話を横で聞いていた周造はまたしても富士山へのこだわり(甲府側
から見る富士山がオモテ)を見せますが、その言葉にはもはや怒り
気持ちは込められていないようでした。
☆★_ ☆★_
教会の本の部屋にやって来たふじは吉平を許し、「いつオモテの富
士山を見に連れてってくれるで?」と聞くのでした。
ふじにとっては吉平が彼の生まれ故郷の静岡へつれて行きたいと
思っていてくれたことが何よりもうれしかったのです。
「夢見てえじゃん」と言いながら、ふじは吉平に抱かれて子供の
ように泣きじゃくります。
吉平は、ふじと暮らすことで自分が甲府を好きになったのと同じよ
うに彼女にも静岡を気に入ってもらいたかったと語ります。
二人はしばし抱擁を交わすのでした。
☆★_ ☆★_
小屋に残されたはなは周造の部屋に来ています。
周造は吉平に何度も本を読んでもらったことを伝え、「はなの作る
話はおもしれえなあ」と幸せそうに本の感想を述べるのでした。
周造ははなが小さかったころ、なぜ「はな」でなくて「花子」にこ
だわるのかを彼女なりに説明していたことを思い出しています。
もし名前が「はな」でなく「花子」だったら、「周造」でなく「周右
衛門」や「周左衛門」だったら…、
「名前が変われば見える景色も変わるだよ」と目をキラキラさせ
ながらちびはなは周造に説明していたのでした。
周造
「はなに言われてからワシは時々、周左衛門になってみてるだよ。
ほうするとはなの言ったとおり何かワクワクしてくるだ。」
「そうさな、はなの夢見る力がワシにも伝わるだな。」
「はな、見っけた夢は夢中になって追っかけろし」
「この手でワシらの作れんものをつくってくれっ
ちゃ!」
「“たんぽぽの目”、爺やん大好きじゃん」
周造はそういうとはなの頭をなでるのでした。
それから、本を開き字は読めないまでも楽しそうにページを眺めて
いる周造。
周造を見るはなの目には涙が光っています。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
次の朝、仲直りした吉平とふじは朝から連れだって畑仕事に出かけ
るのでした。
朝市が迎えに来てはなも学校に出勤しました。
一人残った周造は部屋の障子を開けると、初雪が舞っています。
「まだまだと おもひすごしおるうちに はやしのみちへ
むかうものなり 周左衛門」
周造はちびはなが詠んだ「辞世の歌」を思い出しながら、最後に「周
左衛門」と詠んで、自らの辞世の句とし胡坐のまま瞳を閉じて静か
に息を引き取ります。
☆★_ ☆★_
<数日後>
学校の教務室では弔休明けのはながほかの先生方に挨拶をしてい
ます。
はなは周造が残した「夢を追っかけろ」という言葉を先生方に披露
するのでした。
☆★_ ☆★_
教会の本の部屋で自分の手を見つめるはな。
はなはこれからのことを相談しようと本の部屋に朝市を呼び出し
ているようでした。
やって来た朝市は「相談て何?」とはなに聞きます。
はなはどう切り出そうか一瞬戸惑いますが、次の瞬間、つい先日、
朝市に「大事な用がある」と言って呼び出されたときの話をまだ聞
いていなかったことを思い出します。
朝市の「大事な用」ははなへの告白でしたが、今はそのタイミング
ではないと感じたのか、朝市は「なんだったかな~」とお茶を濁し
てしまいます。
それで、はなは本題を切り出すのでした。
朝市ははなが東京の出版社へ就職を希望していることを確認する
と、「ふんじゃぁ行けし!」とはなの背中を押します。
朝市
「一生懸命やって勝つことの次にいいことは、一生懸命
やって負けることだ」
はなは朝市の言葉をじっと聞いています。
<次回へ続く>
【次回第66回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
初雪の降る日、周造(石橋蓮司)は静かに息を引き取った。数日後、吉平(伊原剛志)は位はいの前で「行商をやめて百姓になる」と宣言し、ふじ(室井滋)を喜ばせるのだった。小学校に戻ったはな(吉高由里子)は、周造に言われた「見つけた夢を夢中で追いかけろ」という言葉を思い返していた。東京の出版社で働くことを諦めきれないはなは、朝市(窪田正孝)に相談しようと、教会の図書室に呼び出す。話を聞いた朝市は…
【感想】
しかしサダという女性は、結局何をしに甲府までやって来たのかは
全く不明でしたね。
ふじがあまりに亭主思いだから、ついつい、いじわるしたくなった
というサダ。
結局、嫌がらせをするためだけに新潟から出てきたということなの
でしょうか。(はなに説明してそのまま新潟に帰ったのか?)
ん~。
何かほかの用事のついでに、「顔見知り」程度の吉平に会いに来た
のかもしれませんね。
酒好きで問題ばかり起こしている旦那は金持ちなのでしょうかね。
(サダは何日間も甲府に逗留している。)
ある意味、彼女のいじわるな発言が周造の寿命を縮める要因の一つ
となっていたような気もします。(もしかして疫病神?)
そして、新潟の女性という割にはきれいな標準語をしゃべっている。
…サダは何者?本当に謎ですね。
☆★_ ☆★_
結局、ストーリーの中でやや唐突な感じで出てきた、吉平がふじを
旅行へ誘った話と、周造の富士山へのこだわりが爆発した話はここ
で繋がるのでした。
☆★_ ☆★_
周造は、最後まで奥さんの事をとうとう一言もしゃべりませんでし
たね。
孫もかわいいでしょうけど、一度くらい思い出してあげればよかっ
たのに。
(まあ見えないところで思い出していたということにしましょう。)
☆★_ ☆★_
はなは結局、教師という職業には作家(あるいは編集者)ほどの希
望を見いだせなかったということでしょうかね。
☆★_ ☆★_
どなたかの感想にあったのですが、はなは今や作家先生なのに梶原
の出版社の従業員として雇われたいと思っているところが、ちょっ
と不思議 な気がしますね。(作家兼編集者なのでしょうか?)
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):はなの祖父
嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那
嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子
嘉納蓮子(仲間由紀恵):はなの腹心の友。伝助の妻
本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長
緑川幾三(相島一之):先輩の先生
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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