<花子とアン27 へそを曲げた蓮子様。はな脚本に自信あり! / 吉太郎は陸軍志願!>
本日放送分の「花子とアン」第27話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(27話)のおさらい】
蓮子は大文学会の主役を買って出た理由を、「家族の復讐のため」と
はなに言うのでした。
妾腹の子であり、嫁がされた子爵の家からも離縁され出戻りとなっ
てしまった蓮子は、今や伯爵家にとっては“一族の恥さらし”でし
かなく…、
伯爵家は“一族の恥さらし”である蓮子の存在を、たとえ一時的に
せよ、世間から隠すために、この全寮制の修和女学校に蓮子を入れ、
外界と接触することも一切禁止したのでした。
それゆえ、大文学会のような大きな舞台で主役を演じ、世間に自分
の存在をアピールすれば、伯爵家が重んじている「世間体」をぶち
壊すことになり、それが「一族への復讐」になる、と蓮子ははなに
説明するのでした。
☆★_ ☆★_
はなは、蓮子の説明を聞いて、「それなら、尚のこと稽古を一生懸命
やって舞台を成功させよう」と蓮子に呼びかけます。
「みんながこの舞台にかけているんです!」
「みんなで一つになって最高の思い出を作ろうとしているんです!」
このような感じではなは熱く語りかけますが、その部分に関しては
蓮子は全く関心がなく、「別にそんなことはどうだっていい」と冷静
に切り捨てます。
はなはあきれて、「なんでそんなにひねくれてんのかなぁ」とつぶや
くと、その言葉に蓮子は珍しくも感情的に反応します。
蓮子(怒る)
「今、なんて? …そりゃ、ひねくれてますよ!
私はあなたたちより8つも年増なんですから!!」
それでもめげずに一生懸命蓮子へ説得を続けるはな。
蓮子は、自分より8歳も年下のはなの“まっすぐで純粋(単純)な”
感じのする説得を聞いているうちに、それがひどく「子供っぽい」
もののように思えてくるのでした。
やがて、限界に達した蓮子は、「もう結構よ!子供じみた説教はうん
ざりです!」と言って、完全にそっぽを向いてしまいます。
☆★_ ☆★_
それ以降、蓮子は稽古場に姿を見せなくなりました。
はなはみんなに蓮子を怒らせてしまったことを告白し謝るのでした。
みんなははなを責めませんでしたが、仕方なく蓮子抜きで稽古を続
けます。
☆★_ ☆★_
甲府の街では、地主の徳丸が陸軍の連隊長を座敷に招いて、地元特
産のワインを出して歓待をしています。
そこへ吉太郎がやってきて、連隊長に自分を軍隊に入れてくれと直
訴するのでした。
連隊長は吉太郎がまだ17歳であることを聞くと、その年齢でお国
のために尽くそうという気持ちをたたえますが、軍に志願できる20
歳になるまでは親孝行をするようにと、優しく説得するのでした。
吉太郎はその場は引き下がります。
☆★_ ☆★_
その頃、父・吉平は、仕事仲間のおじさんといっしょに東京の労民
新聞社で社長の浅野を訪ねています。
3人は社会主義の思想を広める夢を楽しそうに語り合い、乾杯をし
ています。
☆★_ ☆★_
翌日、学校の廊下で茂木先生が富山先生に劇の進捗状況を説明して
います。
大文学会の日は迫っているのに、蓮子が稽古に来なかったり、脚本
もまだ完成しておらず、茂木先生は心配しているようでした。
富山先生にも演劇指導をお願いする茂木先生でしたが、富山先生は
拒否します。
富山先生は「ロミオとジュリエット」にまつわる恋人との辛い思い
出があるようでした。
その後、富山先生は劇の稽古の風景を遠くから見て、なにか物思い
にふけっているのでした。
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☆★_ ☆★_
脚本の遅れを取り戻すために、徹夜で作業するはな。
夜が明け、とうとう脚本が完成します。
学校の中庭にでてきて「できた~!」と伸びをするはな。
そこへたまたま蓮子が通りかかります。
はなは、蓮子を怒らせてしまったことを謝りますが、稽古に姿を現
さなければ降板の可能性もあるかも知れない、蓮子に言います。
「舞台に立てなくなってもいいんですか?」と問いかけるはなに、
蓮子は「いいえ」と答えます。
しかしそのまま問答しても先日を同じ結果になることは、目に見え
ていました。
そこで、はなは徹夜で書き上げたばかりの脚本を、蓮子に手渡し
「これを読んでやるかどうか決めてください!」と言ってその場を
去っていきます。
<ここまで>
そして次回に続きます。
【次回第28回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
はな(吉高由里子)が書きあがったばかりの脚本を真っ先に蓮子(仲間由紀恵)に渡したのを見て、醍醐(高梨臨)はしっとを抑えられない。一方、白鳥(近藤春菜)がジュリエットの代役を買って出る。その怪演ぶりに皆が内心困り果てていると、蓮子(仲間由紀恵)が現れ、脚本にいたく感動した、今日からまじめにけいこする、と宣言。喜びで演出にも力が入るはな。その頃甲府ではふじ(室井滋)が血相を変えて吉太郎(賀来賢人)に…
【感想】
どうですか。
純粋な気持ちでまっすぐ演劇の稽古に突っ走る感じの年下のクラス
メートたちには、どうしてもついて行けないという蓮子。
「子供じみたお説教はもううんざり」という気持ちもわかる気がし
ました。
しかし、その反面で「主役」として舞台には立ちたいと言って譲ら
ない蓮子の主張こそ、ちょっと子供じみていたりして…。
はなは徹夜で書き上げたばかりの脚本に、蓮子を呼び戻す自信が
あるようでした。
はなの脚本をよんで、蓮子は気持ちを奮い立たせることができるで
しょうか。
☆★_ ☆★_
吉太郎は軍隊への入隊を希望する「右派」、吉平は社会主義だから
「左波」志向という、何もそこまでという感じの正反対ぶりがちょっ
と面白かったですね。
吉太郎は直接、極貧の家計を助けようと思い、吉平は貧富の格差を
なくすための社会変革を期すという、目指すところは似たようなと
ころだと思うのですけどね。
☆★_ ☆★_
富山先生の辛い失恋話(だと思いますが)もちょっと楽しみですね。
茂木先生が当時を事情を知っているという…。
☆★_ ☆★_
ロミオの稽古を必死でする亜矢子のシーンでは、いつも亜矢子が台詞を
しゃべるときに片腕をあげるのがちょっと気になっています…。
(どうでもいいことなんですが。)
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに~。
Don’t miss it!!
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): 花子のお父
安東ふじ(室井滋): 花子のお母
安東吉太郎(賀来賢人): 花子の兄
木場朝市(窪田正孝):花子の幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):花子の祖父
富山タキ(ともさかりえ):英語教師
茂木のり子(浅田美代子):浅田美代子
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生
白鳥かをる子(近藤春菜):はなと同室の上級生
ブラックバーン校長(トーディ・クラーク):修和女学院校長
スコット先生(ハンナ・グレース):優しい先生
葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる
綾小路先生(那須佐代子):国語の先生
葉山晶貴(飯田基祐):蓮子の兄。葉山伯爵
畠山鶴子(大西礼芳):はなの旧友
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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