<花子とアン151 「アン」出版社を求めて… / かよと二人の女児との出会い>
本日放送分の「花子とアン」第152話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じていただくことをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(152話)のおさらい】
屋台に逃げ込んできた戦災孤児の女児二人をかくまう形となった
かよと花子。
女の子たちの姉妹で幸子と育子といいます。
かよはうどんを作ってしまいに与えると姉妹はお腹が空いていたの
か、やたらとがっつき始めるのでした。
かよと花子はそんな姉妹の様子をみて、自分たちの子供の頃を思い
出しています。
☆☆_ ☆☆_
あくる日、花子と英治、美里は家の庭で畑の仕事をしながら、かよ
の店に逃げ込んできた姉妹の話をしています。
美里は姉妹をかわいそうに思い「何かしてあげられることはないの
かしら」などと心配そうに言います。
しかし街中に戦災孤児が溢れかえっている現実があり、その姉妹だ
けの問題ではないんだ、と英治は美里に説明します。
☆☆_ ☆☆_
そこへももが何やら慌てた様子でやって来ます。
ももの話しでは、かよが姉妹を引き取ろうとしているとのことでし
た。
花子はももと一緒にかよの屋台に話を聞きに行くことにします。
☆☆_ ☆☆_
警察に捕まった孤児たちの収容施設の酷い有様を聞いたかよは、
姉妹を「このまま放ってはおけない」と言うのでした。
花子ももも子供二人を引き取るのは大変な責任を背負うことにな
るからもう少し慎重に考えた方がいいのでは、と言います。
かよ
「これから先、何が起きようとも引き受ける覚悟は出来
てる。あの子たちさえ良ければ私、引き取りたい!
世の中を渡っていくにはそれぞれ割り当てられた苦労
をしなきゃいけないって最近よく思うの。
お姉やんには子どもたちに夢を与える仕事があるし、
ももは家族のために頑張ってる。
私はこれまで自分のためだけに生きてきたけど、今度は
あの子たちのために何か役に立ちたいの!」
すると、花子は突然「マリラみたい…」とつぶやきます。
「マリラ?」と、かよはそれまで聞いたこともないような名前を突
然出されて、「なにそれ?」という顔をします。
そしてももも何のことやら、ちんぷんかんぷんのようでした。
花子は、マリラというは『赤毛のアン』の物語の中で、みなしごの
アンを引き取る登場人物だと説明をします。
アンを引き取ることにしたマリラが「ついに自分の番が来た」と発
言する場面も英語をまじえて説明し、なんとなく自分の発言に酔っ
ている感じの花子。
かよは花子の話を聞いて勇気づけられ「そう、今度は私の番が
来たの!」と力強く宣言するのでした。
花子
「かよがそこまで覚悟してるなら応援するわ」
もも
「そういうことなら私も協力する」
☆☆_ ☆☆_
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☆☆_ ☆☆_
かよの屋台から帰宅した花子は、かよが姉妹を正式に養子(養女?)
の手続きを取り学校にも行かせるようだと英治と美里に説明します。
美里は姉妹がかよに引き取られることになって安心した様子。
☆☆_ ☆☆_
そんな折、宮本龍一が花子を訪ねてくるのでした。
龍一は、純平を戦争で失って以来、すっかりふさぎ込んでしまった
蓮子の心を開くことができず途方に暮れているようでした。
龍一
「蓮子を立ち直らせることができるのは、花子さんだけです。
ずっとうつろだった蓮子が一度だけ感情を取り戻したことが
あったんです。ラジオから流れる花子さんの声を聞いた時で
す。お願いします。蓮子に会ってやってください!お願いし
ます!」
龍一は何度も花子に頭を下げるのでした。
☆☆_ ☆☆_
<龍一が帰った後の英治と花子>
英治
「子どもを失った悲しみは時間が癒してくれるものじゃない。
自分で乗り越えなきゃいつまでたっても前に進めない…。
今の蓮子さんのこと一番よくわかってあげられるのは花子さ
んだよ!」
☆☆_ ☆☆_
英治にも勧められ、花子は蓮子の家に尋ねてくるのでした。
前回、宮本家を訪れた時の蓮子の取り乱しようと、自分に向けられ
た怒りを花子は思い出していますが、それでも勇気を振り絞ってや
って来たのでした。
ドアをノックすると、出迎えたのは富士子でした。
富士子が花子を部屋に案内すると、蓮子は純平の遺骨の箱と遺影を
前にして無言で座っています。
花子は蓮子に純平に「お参り」をしたいと申し出、蓮子は黙って場
所を開けます。
花子が手を合わせて純平への挨拶をしていると、蓮子は純平の遺骨
が入った箱を持ち上げ、中にある骨のをゴロゴロと音をたててころ
がし、「信じられる?これが純平ですって」と言うのでした。
(木箱の中には骨の一部がそのまま入れられているようでした。)
そのまま木箱を見つめて固まってしまう蓮子に花子は手をついて詫
びを入れます。
花子
「蓮さま、ごめんなさい。この間、蓮さまから言われたこ
と突き刺さったわ。私は純平君や大勢の子どもたちを戦地
へ駆り立てた。お国のために命を捧げなさいとラジオで語
りかけて…。大切に育てられた命なのに。純平君にはこれ
からもっと輝く未来があったはずなのに。蓮さまに合わせ
る顔がなかったの。ごめんなさい。」
蓮子
「やめて花ちゃん。あなたにはあんなこと言ったけれど時
代の波に飲みこまれたのは私も同じなの。…この子を守っ
てやれなかった。
私、戦地へ行く純平を笑顔で送り出したのよ。“武運長久を
祈っています”と…。
お国のために命を取られるくらいなら、一緒に連れて逃げれ
ばよかった…」
蓮子は木箱を抱えながら泣きだすのでした。
花子は蓮子の肩をそっと抱くのでした。
<次回へ続く>
【次回第153回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
長年の確執を越えて、再会を果たした花子(吉高由里子)と蓮子(仲間由紀恵)。花子は蓮子に、生前の純平に「母のことを頼みます」と言われていたことを打ち明ける。蓮子は残った家族のためにも早く立ち直らなければと言うが、そのきっかけをつかめないでいた。家に戻り、書斎で考えていた花子は「戦争で子どもを失った母親は大勢いるはず」と思いつき、英治(鈴木亮平)に相談した上で、ある所へ電話をかける…
【感想】
かよが引き取るという姉妹。
まあ、普通にはもうちょっと慎重に考えるべきことのような気もし
ましたが、ドラマの残り時間的にも仕方がなかったのかもしれませ
ん。
しかし、花子の突然の「マリラみたい」発言には、ちょっとびっく
りしました。
なんとかしてでも、ドラマと『赤毛のアン』との接点を作りだそう
という感じなのでしょうね。(タイトルが「花子とアン」だけに…)
☆☆_ ☆☆_
花子は蓮子に泣いて詫びていましたが、よく考えたらラジオで戦争
を賛美していた場面はなかったように思います。
むしろ時局に合わない動物やお婆さんなどの、呑気なニュースばか
りを選んでいた印象がありますが…。
まあ、そういう戦争を煽るニュースを読む場面もドラマには流れな
かっただけで本当はあったという「体」なんでしょうけど。
ん~。でもどうなんでしょう。
いまさらですが、花子は戦争を賛美するようなニュースをイヤでも
読まされたという場面が必要だったような気もしますね。
そうでないと、蓮子が怒る場面や、花子が蓮子に謝る場面の説得力
がいまいち感じられなくなってしまうから…。
今回は、重要な場面だっただけに、そこが残念に思いました。
(そして花子は嗚咽していましたが、そこには流れる涙はありませ
んでした。)
…蓮子は立ちなおれるのでしょうか。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
村岡美里(三木理沙子):村岡家の養女
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本純平(大和田健介):宮本家長男
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
益田もも(土屋大鳳):花子の妹
益田旭(金井勇太):ももの旦那
益田直子(志村美空):ももの子供
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友
小泉晴彦(白石隼也):小鳩書房の若き編集者
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡
最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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