<花子とアン108 かよに笑顔が! / 亜矢子・女の子の元気の元は? / 武「てっ!」>
本日放送分の「花子とアン」第108話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(108話)のおさらい】
失ってみて初めて郁弥の存在が自分の中でどれほど大きいものだっ
たかを噛みしめるかよでしたが、いくら悔やんだところで郁弥はも
う目の前に生きて帰ってくることはないのです。
☆★_ ☆★_
甲府からお父・吉平が心配して会いに来てもかよの心はちっとも明
るくなりません。
「本当にみんな無事でよかった~」と叫ぶ吉平や朝市を、しれっと
した態度で無視してかよはその場から去るのでした。
吉平はここで花子の口から郁弥のことを初めて耳にするのでした。
☆★_ ☆★_
花子たちは吉平が持ってきた物資を使って炊き出しを困った人たち
のために炊き出しをしています。
そこへ駆けつけてきた亜矢子。
亜矢子は無事だったようです。
亜矢子によると、聡文堂の社員一同は無事でしたが、社屋や原稿な
どは丸焼けとなってしまったようでした。
亜矢子の麗しい姿を久々に見て、武は「てえ~っ!」とうれし
そうな顔をしています。
花子たちが炊き出しをしていることを事前に知っていたのか、亜矢
子は「私も、持ってきたの」と言いながらトランクを開けると、そ
こには女の子が喜びそうなリボンがたくさん入っています。
亜矢子
「私ならこれが一番元気が出ると思って。女の子はきれいな
ものを見ると元気が出るんですもの!」
亜矢子は子どもの頃に、スコット先生の部屋で宝石を見つけた時に
言ったのと同じ言葉をここで繰り返すのでした。
☆★_ ☆★_
親の安否が知れない兄妹は、実は震災後からずっと村岡家で世話に
なっていたようです。(昨日の英治の口ぶりからは、すでに別のとこ
ろに引き取られたと思っていましたが。)
この子らも勿論、炊き出しの「ほうとう」をいただいています。
しかし、悲しみに沈むかよだけは何も食べずに廊下の拭き掃除など
をするのでした。
妹を心配して「かよも一休みして食べろし」と「ほうとう」を差し
出す花子。
しかし、かよは黙って首を横に振り拒絶し、自分の分を子供にあげ
るのでした。
☆★_ ☆★_
朝市や亜矢子も、落ち込んでいるかよのことを心配しています。
花子
「かよ、まるで感情をどっかになくしてきてしまったみたいだ」
☆★_ ☆★_
子どもたちのリクエストでまたまた花子は「涙さん」の話をします。
涙さんは自分の出す大量の涙で、自分の足元を残してあたり一面を
すべて池のようにしてしまうのでした。
このままでは、自分も水の中に浸かってしまいます。
しかし涙さんは泳げないので「どないしたらええねん?」と悩んで
いると、傍にいたカエルが「ほんなもん、笑えばいいこっちゃ!」
と助言するのでした。
前回はここでかよが「そんなもん、笑えるか!」と横から茶々を
いれて話が途切れたのでした。
今回のお話もかよはやはり縁側で聞き耳を立てています。
花子はちょっとドキドキしながらも、やっぱり「なんだ笑えばえ
えのんか!」という同じ結末に持っていきます。
かよは今度は口を挟まず、黙って物語の結末を自分と対比して物思
いにふけるのでした。
☆★_ ☆★_
沈思するかよの横に、朝市がやってきて話しかけます。
朝市
「笑えば、涙の池が小さくなるなんて、はならしいじゃんね。はな
だって、ふんとは泣きてえきもちだろうに!」
朝市は、リン(朝市の母)が夫を失った時のことをかよに話して聞
かせるのでした。
…夫が戦争で帰らぬ人となったことを知った時、リンの胸はキュゥ
っと締めつけられて苦しくてたまらなくなり、また、食事もろくに
摂れず、もう二度と笑えないと思った、とのことでした。
朝市
「ふんだけんど、人っちゅうのは、やっぱり腹はすくし、楽しいこ
とがあれば笑っちもう生きもんだ。怪我が治るみてえに自然と心の
辛さもよくなる。ふんだから、かよちゃんもきっと大丈夫だ!」
かよはじっと朝市の言葉に耳を傾けるのでした。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
夕方になっても花子たちの炊き出しは賑わいを見せていました。
そこへ「私にも、ほうとうをいただけるかしら」という、どこかで
聞いた声がします。
花子が声の主を確かめるとそれは蓮子でした。
宮本も純平も蓮子と一緒です。
再会を祝う一同。
花子
「蓮さま、もう葉山様のお邸からは解放されたのね?」
蓮子
「龍一さんが純平と私を救い出しに来てくれたの。想像の翼を広げ
てこの日が来るのを待っていたのよ」
☆★_ ☆★_
その日の夜の事、村岡家に厄介になっていた幼い兄妹の父親がとう
とう迎えにやって来ます。
花子のお話のおかげでさみしくなかったと父親に言う子供たちを眺
めながら、かよは嬉しそうな感情を表情に表し「よかった」と口に
するのでした。
☆★_ ☆★_
夜、台所でかよは花子に悲しい心の内を語ってみることにします。
かよ
「お姉やん、もういっぺんだけでいいから郁弥さんに会いてえ。
郁弥さん、あんなに素敵な求婚してくれたに、オラ恥ずかしく
て店を飛び出しちまったさ。どうしても郁弥に伝えてえこんが
あるだ。」
かよは目を閉じて、イメージで郁弥が彼女にプロポーズした直後の時と
場所に戻りこのように言います。
かよ
「…はい。オラをお嫁さんにしてくれちゃ!」
そう言うとかよは「郁弥さんに会いてえ」と言いながらその場に泣
き崩れます。
かよの肩を抱き妹の深い悲しみを受け止める花子。
かよは一人で抱えていた心の深い悲しみの重荷を下ろすことがで
きたようでした。
☆★_ ☆★_
翌朝、男三人衆は甲府への帰ろうとしています。
かよを心配する吉平は彼女に「一緒に甲府へ帰ろう」と誘います。
かよは静かに、そして自信を持って力強く答えます。
かよ
「んんん。大丈夫。オラ、ここに残ってみんなと頑張る!」
吉平は少し安心したようでした。
このようにして甲府の男たちは帰っていきます。
空になった大八車は、来る途中でへばっていた武が引いて帰ること
になったようです。
吉平
「武、帰りはお前が一人で引けし!」
武
「てえっ!」
かよの顔には少しだけ微笑みが戻っていました。
<次回へ続く>
【次回第109回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
関東大震災から半年。村岡印刷が全焼したため、工事現場で働き始めた英治(鈴木亮平)は、ある日、足場から落ちて捻挫してしまう。慣れないことをするからだといさめる平祐(中原丈雄)に、英治と花子(吉高由里子)は「一日も早くお金を貯めて会社を再建し、郁弥(町田啓太)の遺志を継いで『王子と乞食』の単行本を出版したい」と話す。村岡家に身を寄せているかよ(黒木華)は、二人の決意を聞いて複雑な思いを抱いていた…
【感想】
困った街の人たちのために炊き出しをする花子たち。
その行為自体は確かに尊いものでしょう。
でも、どこか『ごちそうさん』のめ以子へのオマージュなのか、
と思わせる部分がありました。
(もっとも「いい人」たちを描くエピソードとしてはちょうど良い
のかもしれませんが。)
徳丸の言っていた“東京のお得意さん”というのは、東京に住む人
全体を指していたのでしょうか?(それだったらすごいけどね。)
あんな調子で東京の各地に物資を“個人的に”供給することなんて、
徳丸はやっぱり凄すぎますね!
☆★_ ☆★_
花子はかよに元気になってもらいたい思いを込めて「涙さん」の話
を繰り返したのでしょうか。
よく考えたら、女の子は「涙さん」が泳げないことや、学校へ行きた
くないことを、最初から知っていたんですが、もしかして彼女も「想
像の翼」の持ち主だったのでしょうか?
☆★_ ☆★_
大人になっても、少女時代と変わらない発言をしていた醍醐さんは
ちょっとかわいいですね。
たしか雑誌『にじいろ』の企画会議の時にもリボンの特集を出して
いたように、彼女はリボンには随分と思い入れがあるようです。
蓮子特集もいいけど、リボンの専門記事もイケるかもしれませんね。
☆★_ ☆★_
武は面白いキャラしていると思うんですが、主な台詞が「てえっ!」
だけというのはちょっとかわいそうな気もしますね。
☆★_ ☆★_
蓮子や伝助はもう出番がないのかと思ったら、次週以降も登場する
ようですね。
蓮子の嫁・姑の問題なんかも出てくるみたいですね。
しかし「赤毛のアン」はなかなか出てきませんね。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
村岡栄治(鈴木亮平):村岡印刷社長
安東かよ(黒木華):はなの妹
木場朝市(窪田正孝):はなの幼なじみ
徳丸武(矢本悠馬):はなの幼なじみ、地主の息子
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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