<花子とアン155 タイトルは『赤毛のアン』! / 発売日に現れた宇田川満代>
本日放送分の「花子とアン」第155話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じていただくことをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(155話)のおさらい】
花子は『アン』の推敲に取りかかっているようでした。
このドラマの花子としては珍しく訳語についてあれこれ頭を悩ませ
る場面もありました。
(カモメの飛ぶ姿の表現を考えていた花子は英治のヒントで訳語を
探り当て喜ぶ。)
やがて推敲も無事終わり、あとは本の題名をどうするかということ
だけでした。
☆☆_ ☆☆_
梅の作季節、村岡家を訪れた小鳩書房の門倉社長と小泉は花子
と『アン』のタイトルについてあれこれ相談しています。
『Anne of Green Gables』を直訳すると『緑の切妻屋根のア
ン』となりますが、それだといかにも分かりにくく、もっとほか
のタイトルをつけようということになっています。
花子はいくつか候補を出しますが、『夢見る少女』や『窓辺の少女』
など『アン』という名前を敢えて使わない方向でタイトルを考えて
いるようでした。
なぜ花子がそう思ったかと言うと、アンと言う名前を付けるとそれ
だけで想像の幅が狭くなる、という考えからでした。
花子
「…これはアンだけの物語ではなく、自分の物語でもあるのだと受
け取ってほしいんです。」
それに対して、小泉は「アン」という文字をタイトルに入れた方が
いいのではないか、という考えです。
結局、ああでもないこうでもないと長い時間をかけて、花子の希望
から『窓辺に倚る少女』というタイトルに決まったようでした。
☆☆_ ☆☆_
夕食時に花子はそれを英治と美里に嬉しそうに告げると、美里は不
服そうに「ずいぶんとおとなしやかな名前に決まったのね」などと
言います。
すると、そこへ小鳩書房の門倉社長と小泉から電話がかかって来て、
『赤毛のアン』という新たなタイトルにしてみてはどうか、と花子
に聞くのでした。
『赤毛のアン』は小泉のアイディアです。
花子は最初にこの題名を聞いたときに拒絶反応を示します。
小泉
「…アンは赤毛を自分の最大の欠点だと思っていますよね。でも、
その欠点こそがアンを魅力的な人物像に仕立て上げていると、僕は
思うんです!つまり、アンの素晴らしい個性です!」
しかし小泉の熱弁虚しく、花子は拒絶の姿勢を変えません。
花子
「私は反対です。だって“赤毛のアン”だなんて、あまりにも直接
的で、それこそ想像の余地がないじゃないですか。」
それでも食い下がる小泉に花子は「嫌です!」と最後まで譲ら
ずに電話を切ります。
☆☆_ ☆☆_
花子は電話の内容を英治と美里に話すと、美里は「赤毛のアン」と
いうタイトルがとても気に入ったようでした。
美里
「いいじゃない。すばらしいわ。断然“赤毛のアン”になさいよ、
お母様。“赤毛のアン”っていい題よ。“窓辺に倚る少女”なんてお
かしくって…」
英治
「そうだなぁ。本を読むのは若い人たちだからなぁ。美里の感覚の
ほうが案外正しいのかもしれないよ。」
花子は少し考えますが、結局、本のタイトルは『赤毛のアン』でOK
することにします。
早速、花子は小鳩書房へ電話をかけます。
花子
「実は、あの…、娘が”赤毛のアン”いいと言って譲りませんの。
若い人の感覚にまかせることにしますわ。やはり”赤毛のアン”に
します」
☆☆_ ☆☆_
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☆☆_ ☆☆_
チューリップの咲く季節に『赤毛のアン』の本がとうとう完成します。
花子は英治と美里に一冊ずつ本を渡します。
英治は嬉しそうに「とうとうできたね」と言います。
花子
「英治さん、美里、あきらめずに今日までやって来られたのは二人
の支えがあったからよ。本当にありがとう」
美里
「おめでとう、お母様」
英治
「おめでとう」
☆☆_ ☆☆_
英治は夜、月の照らす縁側で『赤毛のアン』を読んでいます。
英治(花子に話しかける)
「この女の子、本当に君みたいで面白いよ!」
花子
「スコット先生との約束を果たすのに13年もかかってしまったわ。
先生にもお見せしたかった。」
スコット先生はカナダに帰ってから数年後に亡くなったとのことで
した。
花子はスコット先生に『アン』の原書を渡されてからのことを思い
出しています。
英治
「明日、書店に並ぶのが楽しみだね」
花子
「この本、日本の少女たちも面白いと思ってくれるかしら」
英治
「曲がり角の先は曲がってみなきゃ分からないよ」
花子
昭和27年5月10日、『赤毛のアン』は店頭に並ぶこととなります。
☆☆_ ☆☆_
その日、『赤毛のアン』を小脇に抱えた宇田川満代が花子を訪ねてき
ます。
宇田川は怒ったような表情で「なんなのよこれは」と『アン』を出し
て言うのでした。
花子はきょとんとしています。
<次回へ続く>
【次回第156回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
終戦後、筆を折ったままだった宇田川(山田真歩)から『赤毛のアン』を読んで、また書けそうな気がすると、初めてお礼を言われた花子(吉高由里子)は、宇田川が立ち直ってくれたことを心から喜ぶ。英治(鈴木亮平)、かよ(黒木華)、醍醐(高梨臨)、蓮子(仲間由紀恵)ら花子の家族や友人たちは、めいめいの場所で大切な人と『赤毛のアン』を読み、自分と重なる部分に共感していた。やがて、出版を祝う会が催されることになり…
【感想】
赤毛のアンが本屋の店頭に並んだ時、ナレーションは「昭和27年5
月10日、『赤毛のアン』はついに出版されました」と語っていました。
…よく調べたら「出版」という言葉の中には「発売」も含めた一連の
工程をさす場合もあるようです。
(出版と発売は違うと勝手に思っていたのですが、これはこれで正し
いようです。)
☆☆_ ☆☆_
スコット先生は全然歳をとらなくていつ見ても若々しい先生でした
が、病気にでもなられたのでしょうか。
☆☆_ ☆☆_
ちょっとだけでしたが訳語表現に頭を悩ます花子の姿が描かれてい
ましたね。
☆☆_ ☆☆_
明日はとうとう最終回ですね。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
村岡美里(金井美樹):村岡家の養女
安東かよ(黒木華):花子の妹
益田もも(土屋大鳳):花子の妹
小泉晴彦(白石隼也):小鳩書房の若き編集者
宇田川満代(山田真歩):女流作家
門倉幸之助(茂木健一郎):小鳩書房社長
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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