<花子とアン54 旅立の時・吉太郎 / 蓮さま短歌集が売れたら、石炭王は!?>
本日放送分の「花子とアン」第54話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(54話)のおさらい】
結果的に、縁談を断られてしまった形のはな。
それを聞いたリンは、今回の縁談話の口利きとなった地主の徳丸が
かんかんになって怒っている、と安東家に来て騒いでいます。
徳丸家への報告と挨拶は誰が行くのかと、思案する安東家の一同。
結局、「ここは父親の出番じゃ!」と吉平が乗り込むことになります。
☆★_ ☆★_
<徳丸家>
徳丸
「ワシの顔に泥を塗るようなことしやがって!いってえ、何を考え
てるで!」
徳丸は挨拶に来た吉平に烈火のごとく怒鳴り散らしています。
吉平も負けてはいません、「うちの大事な娘の縁談断るような娘は、
こっちから願い下げじゃ!」などと猛反論。
縁談がブチ壊れた結果、結局残った借金は「自分が行商で働いて返
す」と吉平。
しかし吉平の行商(伝道行商以外のもの)で売りさばくものといえ
ば実は徳丸商店の商品だったのです。
徳丸は「うちの商品がなきゃ稼ぐこともできないだろうが!」と辛
らつな言葉を吉平に浴びせるのでした。
それでも「借金は自分が行商して返す」と言ってはばからない吉平。
二人が物別れになろうとしたとき、徳丸はとっさの機転で高級生糸
の商品束をどっさりと吉平に預け、「それで稼いで、ふじちゃん、
楽させてやれし!」と言うのでした。
稼ぎのネタが、思わぬところから転がり込んできた吉平は、一転し
て上機嫌な表情になり、にこりと笑って「それじゃ、ごきげんよう」
と挨拶して徳丸商店を去ります。
☆★_ ☆★_
季節は冬となり、吉太郎の入営の日がやって来ます。
周造に手伝ってもらって紋付・袴を着用、準備を整える吉太郎。
吉平・吉太郎の父子の関係はとうとう修復することなく、この日を
迎えたようです。
この日、父親の吉平も行商に旅立つところでしたが、「吉太郎を一緒
に見送ってくりょう」というふじ。
ふじ
「あの子、本当はあんたに認めてほしかっただよ、ぼこの頃からず
っと…」
しかしふじの願いもむなしく、吉平は出て行ってしまいます。
☆★_ ☆★_
やがて用意のできた吉太郎は家の前で、見送りの皆に挨拶をします。
吉太郎
「ほれじゃ、行って参ります」
「からだに気いつけるだよ」と言うふじの言葉ににっこりとうなず
き、それからはなに「お爺やんとお母のこと、頼む」と言い残し、
深々と一礼して旅立つ吉太郎。
一同は「万歳」をして吉太郎を見送るのでした。
(ふじ、はな、ももは愛する家族との別れを惜しむ涙を流していま
す。)
周造もまた、たくましく成長した吉太郎の後ろ姿を見て感慨深げな
表情をし万歳をするのでした。
☆★_ ☆★_
道中を一人歩いて行く吉太郎がふと振り返ると、そこには父・吉平
の姿があります。
吉平
「吉太郎、頑張ってくるだぞ!」
吉太郎は、もしかしたら最初で最後かもしれない父・吉平から自分
に向けられたエールを、今回ばかりはしっかりと受け止め父に向け
深々と頭を下げ、それからまた自分の道を歩き始めます。
吉平は息子の旅立ちをだまって見送るのでした。
☆★_ ☆★_
<福岡・嘉納邸>
蓮子が催したこの日の「サロン」では蓮子が作った短歌が披露され
客人たちはみな短歌を褒めちぎっています。
蓮子の短歌といえば、どちらかと言うと彼女の苦しい心境や悲しい
境遇を歌った哀歌が多いようでした。
客人の中には新聞記者・黒沢も来ていて蓮子に短歌を読んだ感想を
きかれ、「あなたはご自分の事しか愛せない人だというのが、よく
分かりました」などとやや突き放したような感想を述べるのでした。
蓮子は、黒沢の率直な感想にちょっと驚いた表情を見せますが、す
ぐさま「ええ、私かわいそうな自分が大好きなの!」と言葉を返し
ます。
この日は珍しく昼間に帰宅した伝助がサロンに入ってきます。
サロンの客人を見渡し、やや不機嫌そうな石炭王をみて、客人たち
は遠慮してみんな帰ってしまうのでした。
新聞記者の黒沢は伝助に取材を申し込みますが、いつものように
「そのうちな」とあしらわれてしまい、蓮子には何の挨拶もせず、
すごすごと退散するのでした。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
客人が皆いなくなり、蓮子と二人きりとなった伝助は蓮子に話し
かけてみます。
伝助
「…また短歌ちゅうやつか?こげな紙切れ、一銭にもならんばい。」
蓮子は本にして出版すれば短歌もお金になると反論。
伝助は、腹のたしにもならないようなものを金を出して購入する奴
がいるわけがない、と高をくくっているようでした。
「じゃあ」と蓮子は言い、もし蓮子の歌集が出版されて大ヒットと
なったらどうするのか?と伝助に問います。
伝助
「おう。博多の街をすっぽんぽんで、むふふ、逆立ちして歩
いちゃる!うわっはっはっはっはっは~!」
蓮子は石炭王の下品な言葉づかいに嫌悪の表情を見せるのでした。
蓮子が作る本なら「さぞかし上品ぶったできるっちゃろね。むふふ」
などと皮肉も言う石炭王。
蓮子はすかさず「じゃあ、作りますよ!お金、出してくださるんで
すよね。」と言います。
売り言葉に買い言葉的な展開となってしまい、引っ込みのつかなく
なった伝助はあっさり承知します。
伝助
「おう!この嘉納伝助の嫁が作る本ばい。やるなら金に糸目
はつけんでよか!とびっきり豪勢なもん作っちゃれ!!」
「うわっはっはっは!!!」
「もちろん、そのつもりです」蓮子はしめしめという感じの表情を
します。
☆★_ ☆★_
<1914年(大正3年)3月、甲府の小学校の卒業式>
本多校長は学校の廊下ではな・朝市に「この一年間よく頑張った」
とねぎらいの言葉をかけるのでした。
最後のクラスルームで、はなはみんなに卒業のお祝いの言葉を述べ、
それから、学年の途中で退学し親戚の家にもらわれていった小山た
えから届いた手紙を読み上げるのでした。
たえは元気でやっているようです。
はなの書いた「みみずの女王」はたえの父親が購入してたえに届け、
たえはこの童話を読んでは心の支えにしているようでした。
たえは「想像の翼」でなんども教室にやって来ていると手紙には書
かれていました。
手紙の最後にはカタカナで「アイラブユー、サンキュー」と書かれ
ていました。
たえの手紙を読んだ後、はなは子供たちに、それぞれの進路で辛い
こともあるかも知れないけれど、家族が見守っていてくれているこ
とを忘れないように!と家族愛を強調してクラスの締めくくりの言
葉とします。
ごきげんよう。さようなら。
生徒たちはいっせいに教室を出て行ってしまいますが、次の瞬間そ
れぞれが花を一輪ずつ手にして教室に戻ってきてはなに差し出し、
「先生ありがとうございました。サンキュー、アイラブユー」と声
を一斉にかけるのでした。
はなはびっくりしてうれし泣きをします。
<次回へ続く>
【次回第54回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
4年の月日がたち、はな(吉高由里子)もすっかり小学校の教師らしくなっていた。ある日、行商から戻った吉平(伊原剛志)が、見合い話を持ってくる。はなは「見合いはもうこりごり」と言うが、今度はもも(土屋太鳳)への見合い話で、相手は北海道へ移住しようとしている青年だと言う。吉平は熱心に勧めるが、ふじ(室井滋)は否定的で、もももあまり乗り気でない様子。はなは、ももはひそかに好きな人がいるのでは、と思い始める
【感想】
地主の徳丸は、自分が口利きをしてやった好条件の縁談話が壊れて
しまったことで大そう怒っていましたが、結局、吉平に品物を渡し
て「これで稼いで来い」という寛大な面を見せていました。
なかなかの人物と言えそうですね。
☆★_ ☆★_
吉太郎と吉平はもう分かりあえる瞬間がこないのかと思いましたが、
最後の最後で吉平が吉太郎を認める発言をし、吉太郎もそれを受け
止めていました。
吉太郎にしてみれば、初めてお父から認めてもらい、エールを
送ってもらったことが、内心とても嬉しかったことでしょう。
また吉平も父親らしいことが一つでもできて良かったですね。
まあ、職業軍人になるって言ってもそれだけで二度と帰って来ない、
と決めつけるのは早計すぎるような気もしました。
(心配はするでしょうが。)
☆★_ ☆★_
蓮子はもしかしたら、最初から伝助に出資してもらうつもりで計画
的に、伝助が早く帰る日を狙って短歌のサロンを開いたのでしょう
か。
行き当たりばったりで「短歌集」を出版しようと思いついたのでは
ないような感じがしました。
会話のやり取りといい、伝助は何となく出資を誘導されてしまった
ということでしょうか。
蓮子の短歌は間接的に伝助を責めるような内容のものもあると思う
のですが、伝助はそれを知って出資すると言ったのかも興味があり
ますね。
出版社の黒沢さんが蓮子の短歌集を担当するのでしょうかね。
☆★_ ☆★_
学校の子どもたちが一斉に「アイ・ラブ・ユー」とかをふり付きで
大合唱する場面は、毎回、何となく白けるような感じもしないでは
ないですが、ドラマに「ほのぼの感」を出させるためにはああいう
展開はありがちなことかもしれません。
☆★_ ☆★_
ドラマの最初の歌の歌詞が字幕にしたらやっとわかりました。
「まぶしい笑顔の奥に」がどうしても聞き取れなくって、なんて言
ってるんだろーとずっと考えてたんですけど、「まぶしいえ」と、
それ以下が区切れていたんですね。
「まぶしい絵」、「薫る国」だとばかり思っていました!
(意味わからんでしょ?)
いまさらですが解決してよかったです。
(どうでもよいことですが。)
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに。
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
安東吉太郎(賀来賢人): はなの兄
安東かよ(黒木華):はなの妹、ももの姉
安東もも(土屋太鳳):はな・かよの妹
木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):はなの祖父
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同級生
嘉納蓮子(仲間由紀恵):はなの腹心の友
村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員
梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長
嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那
嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子
本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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