<花子とアン119 花子は歩が選んだ最高のお母さん / 海の虹 / 歩ありがとう>
本日放送分の「花子とアン」第119話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(119話)のおさらい】
徹夜で翻訳を完成させて寝ていると思いきや、姿をくらましてしま
った花子。
英治は嫌な予感を覚え花子を探しに出ます。
かよの店にも宮本家にも花子は来ていないようでした。
蓮子も一緒になって花子を探すのを手伝うのでした。
☆★_ ☆★_
英治と蓮子が村岡家に帰ってくると平祐爺が玄関あたりでうろうろ
としています。
一同が花子のことを心配していると、通りの向こうから花子が近所
の子どもたちを連れて戻ってきます。
早く目が覚めてしまったので散歩に出たら、お話を聞きたがる子ど
もたちに捕まったという花子。
☆★_ ☆★_
花子は子どもたちを前にして縁側で「虹になった雲」の話を始めま
すが、話の途中で悲しい気持ちがこみ上げて来て声が詰まってしま
うのでした。
「ごめんなさい。続きはまた今度ね」と花子が言うと子供たちは、
続きをせがむでもなくあっさりと帰っていくのでした。
☆★_ ☆★_
花子の追いつめられた痛々しい様子を見ていられなくなり、平祐爺
は英治を工房へ呼び出します。
平祐
「花子さんまで失っていいのか?散歩に行っただけだと言ってい
たが本当だと思うか?…花子さんとちゃんと話をしろ。お前だって
辛いのは分かってる。しかし、花子さんの悲しみを受け止めてやれ
るのはお前しかいないんだぞ。」
☆★_ ☆★_
英治は縁側にいる花子の隣に座り、声をかけます。
英治
「僕をおいて、一人で歩のところに行こうとしたんじゃない?」
花子
「…海に連れて行けばよかった。歩、あんなに海に行きたがってい
たのに。晴れたら行こうねって約束したのに。私が破ってしまった。
仕事なんかしないで海に行けばよかった。」
二人のやり取りを後ろで聴いていた蓮子は「これから海に行きまし
ょう」と提案します。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
海辺にやって来た三人。
蓮子は少し遠くにある打ち上げられた小舟の船べりに日傘をさして
二人を見守っています。
花子
「もうここに来ることなんてないと思ってたわ。思い出なんて辛い
だけだもん。」
「もっとたくさんしてやれた。仕事なんてしないで、もっとそばに
いてやればよかった。もっと、私がちゃんと見ていれば、歩ちゃん。
あんなに早く天国に行くことなんてなかったのに。」
花子は、母親が自分でなければ歩はもっと幸せになれた、と自分を
責めながら泣き崩れます。
花子
「あたしの子になんか生まれてこなければよかったのに!」
英治
「花子さん!それは違うよっ」
英治は、歩が生まれる前に雲の上から母親を選んで生まれてきたと
いうことを、歩自らが説明していたことを花子に伝えます。
英治
「…歩は本当に君を選んで、この地上にやって来てくれた
ような気がするんだ。君は歩が選んだ最高のお母さんじゃ
ないか!」
<砂浜で抱き合う二人>
☆★_ ☆★_
二人を見守っていた蓮子が「花ちゃん」と声をかけ天を指さし、そ
の方向を見ると、雨上がりとは言えピーカンに晴れ渡っている大空
であるにも関わらず虹がくっきりと現出するのでした。
虹を見た花子は立ち直り英治にこういうのでした。
花子
「英治さん。私もっと忙しくなっていい?これから素敵な物語をも
っともっとたくさん子供たちに届けたいの。歩にしてやれなかった
ことを日本中の子どもたちにしてあげたいの。」
英治
「もちろん。大賛成だよ。」
花子は虹に向かって「歩、ありがとう」と言うのでした。
☆★_ ☆★_
家に帰った花子は歩の遺影をしばらく眺めてから、歩にしてやった
「雲が虹になる話」を思い出しながら原稿に書きとめるのでした。
「…自分の命を消してまでも人間のために尽くした大きな雲の愛の
心が別れの言葉として残した挨拶はその“虹”だったのです」
<次回へ続く>
【次回第119回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
思いを新たにした花子(吉高由里子)は、以前にも増して翻訳家として意欲的に取り組んでいく。しばらくたったある日、かよ(黒木華)の店で誰かを待っている醍醐(高梨臨)。緊張しきりの醍醐をかよが励ましていると、なんと吉太郎(賀来賢人)がやって来る。はじめはぎこちなかったが、徐々に打ち解けていい感じになるふたり。やがて、進みそうで進まないふたりの様子に、龍一(中島歩)が一計を案じ花子たちに声をかける…
【感想】
花子は失踪したのかと思ったら近所の子どもらにお話をせがまれて
帰ってきます。
雲が虹になる話は全体通してもほんの数分だったようにも思います
が、途中で終わってしまい、子どもたちは文句ひとつ言わずに帰っ
ていきます。(ほんのちょっとだけでもお話が聞けたので満足したの
でしょうか。しかし子供たちは震災以降、全く成長していないよう
な気もしました。)
歩君の葬儀はご近所には全く分からない形となっていたようですね。
(子供たちは歩がいないと不思議がっている。)
花子は歩君を失ったことを仕事のせいにして「仕事が、仕事が」と
何度も言っていましたが、歩君の「最後のお礼」かもしれない奇跡
の「虹」の現出を目の当たりにし、気を取り直して、今度はその仕
事を通して日本中の子どもたちに夢を与えるという方向に考えを変
えるのでした。(仕事を楽しそうにしているお母さんのところに生
まれてきたという歩君の話も影響したのかもしれません。)
雨は前の日の夜は降っていましたが、この日の海辺はあまりにも
カンカン照りで普通なら虹が出そうにもないような気がしたので
「奇跡の虹」としました。
☆★_ ☆★_
海辺にまで蓮子がついてくる必要は全くなかったかもしれません。
(展開上ああなってしまったのかもしれませんが。)
一方、かよは姉ちゃんがいなくなっても探すのは手伝ってくれなかった
ようでした。(コップを拭くのが忙しかったのか。)
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本浪子(角替和枝):龍一の母
村岡平祐(中原丈雄):英治の実父
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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