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<花子とアン144 純平を送り出す悲しき母・蓮子「武運長久を祈ります」>

本日放送分の「花子とアン」第144話のおさらいを
していきたいと思います。

【注: 今さらですが…】

この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じていただくことをおすすめします。

それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(144話)のおさらい】

144

 

軍から特別休暇をもらい宮本家に帰ってきた純平は浪子の位牌に手
を合わせてから、家でくつろぐのでした。

 

特別休暇は1日で次の日の午後には出発しなければならないようで
した。

 

純平は父親の龍一が旅に出たきり連絡もよこさず、この機会に顔を
合わせることができなかったのが少し残念そうでした。

 

蓮子はさっそく純平のためにごちそうを作ることにします。

 

純平のリクエストは「お母様の作るものなら何でも」でした。

 

とはいえ、ごちそうを作る食材も全くない蓮子は、仕方なくかよ
店に出向いて事情を話すと、かよは気持ちよく食材を蓮子に与える
のでした。

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☆★_ ☆★_

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一方、純平は村岡家を訪ねてきています。

 

花子は蓮子が元気にしているか純平に確認した後、実は蓮子とはあ
ることで衝突してしまい、しばらく会っていないことを告白します。

 

実は純平も蓮子の様子から、そのことについてはうすうす感じては
いたようでした。

 

純平は母・蓮子のことを心配し、花子に「何かあった時は母を助け
てやってください。お願いします」
と頭を下げて頼みます。

 

純平は自分が出撃して帰られなくなった時のことを考えて、どうし
てもそのことを花子に伝えたかったのでした。

 

帰ろうとする純平に花子は、父・吉平から持たされた葡萄酒をプレ
ゼントします。

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花子は純平の兵隊さんの姿を見て、歩が生きていたらやはり同じよ
うに兵隊さんになっていたのだと思い、「あなたを送り出す蓮子さ
んの気持ちを思うとたまらないの」
と言うのでした。

 

花子

「お母様のために必ず帰って来なさい。」

 

純平

「母の事、どうかどうか、よろしくお願いします。」

 

☆★_ ☆★_

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蓮子はかよの店から仕入れてきた食材でおいしそうな鍋を作り純平
をびっくりさせるのでした。

 

すぐに富士子も帰ってきてやはりごちそうにビックリします。

 

蓮子は純平が持ち帰ったワインが甲府産であることに気づいたよう
でした。

 

食後、蓮子は、純平が花子に会いに行ったことを聞きだします。

 

純平

「…お母様の事、お願いしてきました。」

「花子おばさまに言われました、お母様のためにも無事に帰って来
なさいと。」

 

純平は家族のために戦って命が尽きるなら本望だというのですが、
蓮子は親より先立つというのは親不孝の極みだと悲しそうに言いま
す。

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純平

「お母様、そんなこと言わないでください。どうか明日は笑顔で送
り出してください。」

 

☆★_ ☆★_

 

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☆★_ ☆★_

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<翌日>

「お母様、いってまいります」という純平に、蓮子は笑顔を作るこ
とがどうしてもできません。

 

純平は敬礼をして「お元気で!」ともしかしたらこれが最後になる
かも知れない母・蓮子との別れの言葉を笑顔で言い、振り返って蓮
子の前から去ろうとします。

 

蓮子は「純平!」とやっとのことで声を振り絞ります。

 

ハッとして振り返る純平。

 

蓮子は深い悲しさにのまれながらも、笑顔を作りこういうのでした。

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蓮子

「武運長久を祈っています」

 

純平は嬉しそうに「ハイ!」と返事をして再び敬礼をして去ってい
きます。

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蓮子は悲しすぎる表情を浮かべながら息子の後ろ姿を見守るのでした。

 

☆★_ ☆★_

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<昭和20年4月15日の夜>

花子が翻訳作業を進めていると、空襲警報が発令されるのでした。

 

慌てて花子は美里を呼び、ラジオをつけます。

 

英治は工場で夜勤のようでした。

 

爆撃機の轟音が聞こえてきてカーテンを開けると上空には大編隊が
やって来ているようでした。

 

やがて投下音と共に庭先で焼夷弾が爆裂して部屋のガラスが割れま
す。

 

花子は『Anne of Green Gables』原書と辞書を抱えて美里を連れて
外に逃げ出します。

 

「生きたあかしとしてこの本だけは翻訳したい」と思いながら花子は
焼夷弾が降りしきる街の中を逃げ惑うのでした。

 

<次回へ続く>

 

【次回第145回のあらすじ】

NHK連続テレビ小説 花子とアン オリジナル手ぬぐい さくら柄

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

昭和20年4月、激しい空襲が大森の町を襲う。花子(吉高由里子)は美里(三木理紗子)を連れて必死に逃げ、翌朝もも(土屋太鳳)と共に村岡家へ戻って来る。焼い弾によって青凛社は全焼しており、花子たちはショックを受けるが、英治(鈴木亮平)や旭(金井勇太)は無事だった。花子は、大切に抱えて逃げた『アン・オブ・グリン・ゲイブルズ』の原書を感慨深く見つめる。そこへ、かよ(黒木華)が呆然とした様子で現れる…

 

【感想】

「特別休暇」というのはやはり実戦配備される前にもらえる休暇
のようです。

もしかしたら、二度と会うことができないかもしれない両親への
お礼や、恋人・友人たちとのお別れをするための休暇なのでしょ
うか。

純平が最後に蓮子に作ってもらった鍋は愛情がこもっていて、さ
ぞやおいしかったことでしょう。

純平を送り出す蓮子の表情は心に迫るものがありました。

(さすがは仲間さんですね。)

☆★_ ☆★_

かよは婦人会運動に熱心で、実の姉の家にも強気に乗り込んでい
くような熱の入れようでしたが、戦争には加担しないと最初から
表明している蓮子が相手だとまた少し感じが異なって、寛大な一
面を見せていました。

(それはそれ、これはこれと言うことなのでしょうか)

☆★_ ☆★_

今日の放送は第一話分の冒頭のものと同じ場面のようです。

やっぱり老けメイクにはなりませんでしたね。

一緒に逃げる子供たちの人数も異なっているようでした。

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに!

 

【主なキャスト】

村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
村岡美里(三木理沙子):村岡家の養女
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本純平(大和田健介):宮本家長男
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
益田もも(土屋大鳳):花子の妹
益田旭(金井勇太):ももの旦那
益田直子(志村美空):ももの子供
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友

原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ

ナレーション(美輪明宏)

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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