<花子とアン25 ジュリエットは亜矢子!ロミオは…蓮子!?
(やれんのか!)>
本日放送分の「花子とアン」第25話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(25話)のおさらい】
女学校の飲酒騒動も無事解決し、ふじもとに届いたはなの手紙には
蓮子のことばかりが書かれている様子でした。
甲府の実家では、周造が吉太郎を探しているようです。
吉太郎は甲府にやってきた軍隊の行進を眺めて胸の高まりを感じて
いるようでした。
☆☆_ ☆☆_
1909年(明治42年)4月。
修和女学校のはなのいるクラスでは、「大文学会」(いわゆる文化祭)
の開催について富山先生が説明をしています。
「本科」最後の学年となったはなのクラスの女子たちは、とても張
り切っている様子でした。(はなと蓮子を除く。)
例年、修和女学校の「大文学会」には、外部の富裕層たち子息のお
嫁さん候補を見つけるために多数やってきているようでした。
衣装や演目の話などで大盛り上がりのクラスでしたが、家に金もな
く、家族も遠方で観に来れないであろう大文学会には、はなはいま
いち乗り気になれないようでした。
もう一人、ポツンと座っているのは蓮子でした。亜矢子は蓮子に、
伯爵家の家族はくるのかと聞くのですが、蓮子の答えは「来れば面
白いことになるだろう」という謎めいたものでした。
「大文学会」はこのところ数年は「リア王」が演目として取り上げ
られているようですが、今年は別の演目にも目が向けられているよ
うでした。
みんなとは離れて図書室で「ロミオとジュリエット」の本を静かに
選んでいるはなのところに、蓮子がやってきて、ほかの女子のよう
にはしゃがない理由を聞くのでした。
蓮子ははなが自分とはまた違った意味で「大文学会」にはあまり関
心がないことを知り、「…そう。そういう人もいるのね」などと静か
に言っていました。
はなは蓮子が伯爵家でひどい扱いを受けていることについては、う
すうす感じており、それを蓮子に確かめようとするのですが、そこ
へ亜矢子がやってきて中断してしまいます。
☆☆_ ☆☆_
亜矢子は「大文学会」が楽しみでうきうきしているようでしたが、
はなが蓮子と話していることでちょっとイラッとしたようでした。
亜矢子もまた、蓮子の事情についてはよく知っていて、「蓮子とつき
合うとろくなことにならない」とはなに何度も忠告しているようで
した。
亜矢子は、みんなのいる談話室へはなを連れて行きます。
大文学会での演目を何にするのかをみんなは考えているようでした。
「リア王」は毎年やっているので今年は別の演目で!というのがみ
んなの意見のようです。
亜矢子は、はなが偶然手にしていた「ロミオとジュリエット」の本
を見つけ、演目は「ロミオとジュリエット」を推薦すると、みんな
は大賛成し、一気に演目は決定します。
はなはその場で翻訳と脚本担当に抜擢されるのでした。
☆☆_ ☆☆_
蓮子はと言えば、周りは8つも年下の女子ばかりで話も合わず、実
は孤独な毎日に耐えかねていたようです。
葉山伯爵である、兄・晶貴を学校に呼びつけて、せめて自分の唯一
の趣味である「短歌」を勉強したいので、寄宿舎から短歌の先生の
家まで通えるようには取り計らってもらえないだろうかと頼み込み
ます。
晶貴は、これ以上ないというほどの迷惑顔で、蓮子の願いにダメ出
しをし、さらに蓮子が親類縁者の誰に手紙を書くことも禁止します。
晶貴
「だめだ!お前はここから一歩もでるな。知り合いに手紙を
書くのも禁ずる。お前がここにいるのは親類縁者誰にも知ら
せていない。おとなしく身を隠してろ。」
さらに、晶貴の蓮子への避難は続きます。
「少しは身の程をわきまえたらどうだ。父上が芸者に産ませ
たお前を、やっとのことで子爵の家に嫁がせてやったという
のに。離縁されて戻ってくるとは、いい恥さらしだ。これ以
上、葉山の家の名を貶めるな。」
いつもは冷静な蓮子もこと時ばかりは感情をほとばしらせるのでし
た。
蓮子
「いくらお兄様たちが私の存在をかくそうとしても、私はこ
うして息をして生きているんです。私にも意志というのもの
があるんで
す!」
しかし晶貴はやっぱり思い切り迷惑そうな顔をして「フン」と鼻で
笑って部屋を出て行ってしまうのでした。
☆☆_ ☆☆_
翌日、クラスでは「大文学会」のことが話し合われていました。
進行役を務める畠山さんが富山先生に演目が「ロミオとジュリエッ
ト」になったことを伝えると、富山先生は顔色を変え「ロミオとジ
ュリエットなんてダメです!」と却下します。
富山先生の一押しは「リア王」でした。
一気に騒然とするクラス。
そこへクラスを通りかかったブラックバーン校長と茂木先生がやっ
てきます。
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ブラックバーン
BE QUIET!!!!!
富山先生が校長に状況を説明します。
はなは英語で「ロミオとジュリエットがやりたい」と校長に直訴。
ブラックバーン
I see. But why don’t we give the students a chance?
(そう。それなら生徒たちにチャンスをあげてもいいんじゃないの?)
みんなは一斉にブラックバーン校長に礼を言うのでした。
富山先生は、もちろん校長がOKなのだからOKしますが、そのか
わり、今回の演劇には「いっさい手を貸さない」と宣言しクラスを
出て行ってしまうのでした。
富山先生には「ロミオとジュリエット」を嫌うわけがあるようでし
た。
☆☆_ ☆☆_
富山先生はいなくなってしまいましたが、畠山さんがクラスを取り
仕切って「ロミオとジュリエット」の配役を決めています。
この時代には「ジュリエット」は「ヂュリエット」と表記するよう
です。
ジュリエットには亜矢子がすんなり決定しました。
ロミオ役はなかなかなり手がいないようでした。亜矢子ははなを指
名しますが、はなは翻訳と脚本で手いっぱいということで辞退しま
す。
クラスで一番ガタイの良い大倉さんも、みんなは期待していました
が、フィアンセが観にくるというので恥ずかしがって辞退します。
誰も立候補しないかと思われた次の瞬間、手を挙げたのは蓮子だっ
たのでした。
みんなは一瞬、度胆を抜かれたような表情で、「おいおい本当にやれ
んのかよ」みたいな顔になっています。
亜矢子は「なんでよりによって蓮子が!」という顔をしています。
蓮子は余裕の笑顔を見せていました。
<ここまで>
そして次回に続きます。
【次回第26回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
はな(吉高由里子)は前半部分の翻訳を完成させ、いよいよ芝居の稽古が始まった。しかし、自らロミオ役に立候補した蓮子(仲間由紀恵)は一向に稽古へ現れず、ジュリエット役の醍醐(高梨臨)ら級友たちは反発を強める。無理やり稽古場につれてきても全くやる気を見せない蓮子に、しびれを切らした醍醐は役を降りると宣言。騒ぎを聞きつけたブラックバーン校長(トーディ・クラーク)は、やってくるなり意外な提案をする…
【感想】
どうですか。
富山先生は「ロミオとジュリエット」になにか辛い思い出があるよ
うですね。
しかし、あの場でクラスを投げ出して出て行ってしまうというのも
なんか大人げないというか何というか…。
それほど大きな心の傷を負っているのかもしれません。今回の「大
文学会」で傷は癒されるのでしょうかね。
☆☆_ ☆☆_
ブラックバーン校長がクラスに入ってきた時、もちろん英語でしゃ
べるのですが、はな以外の生徒たちは、はなの通訳を通してしか校
長の話の意味が分からなかった、というのはちょっと驚きの展開だ
ったような気がします。
(イングリッシュ・スピーキング・デイがあるような英語に力を入
れている学校のはずなのに、英語のレベルはほかの普通の学校の生
徒の英語理解力と変わらなかったという…)
☆☆_ ☆☆_
蓮子さんの、へヴィな境遇が明らかになりましたね。
ちょっとかわいそうすぎるような気もしました。
「私にも意志というものが…」というセリフはちょっと心に突き刺
さるような感じがしました。
ロミオ役に立候補した時の、なんか余裕の微笑みが対照的なかんじが
いいですね。
今後の展開も楽しみですね。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに~。
Don’t miss it!!
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): 花子のお父
安東ふじ(室井滋): 花子のお母
安東吉太郎(賀来賢人): 花子の兄
木場朝市(窪田正孝):花子の幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):花子の祖父
富山タキ(ともさかりえ):英語教師
茂木のり子(浅田美代子):浅田美代子
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生
白鳥かをる子(近藤春菜):はなと同室の上級生
ブラックバーン校長(トーディ・クラーク):修和女学院校長
スコット先生(ハンナ・グレース):優しい先生
葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる
綾小路先生(那須佐代子):国語の先生
葉山晶貴(飯田基祐):蓮子の兄。葉山伯爵
畠山鶴子(大西礼芳):はなのクラスメート
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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