<花子とアン109 蓮さまの家出 / スパルタ姑 / 村岡印刷再建に向けて!>
本日放送分の「花子とアン」第109話のおさらいを
していきたいと思います。
【注: 今さらですが…】
この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(109話)のおさらい】
時は流れ関東大震災から半年程が経過しました。
人々は悲しみを乗り越えて復興へ向けての道を歩み始めています。
村岡印刷は会社ごと全焼してしまい、英治は会社復興を目指して、
とりあえず工事現場で働いています。
慣れない力仕事なので思わぬ怪我をすることもあるようでした。
ある日、足場から落ちて足首を捻挫して家に担架で担ぎ込まれた英
治をみて父親の平祐は心配してこう言います。
平祐
「お前までいなくなってしまったら、私はどうしたらいいんだ」
次男の郁弥を失ったショックは並大抵のものではなく、平祐に大き
な深い影を落としていたのでした。
「一日も早く会社を再建したいんです!」と力強く宣言する英治は、
会社再建のための融資をしてくれるところもなく、資金を集めるた
めには「なりふり構わず」という姿勢を見せるのでした。
花子は「郁弥さんの遺志を継いで『王子と乞食』の単行本を作りた
いんです」とつけ加えます。
郁弥がプレゼントしてくれた『王子と乞食』の原書のおかげで翻訳
家としてある程度の成功を収めることができたと感じている花子は、
単行本を作ることが郁弥への恩返しをしたいと思うのでした。
かよは震災直後のような暗い気持ちからは少しは立ち直っていたも
のの、やはり郁弥の話を聞くのは辛いようでした。
☆★_ ☆★_
かよはそれまで住んでいた銀座の長屋が震災でつぶれてしまい、現
在は村岡家に居候しています。
カフェーもなくなってしまったので、とりあえずは食堂で働くので
した。
☆★_ ☆★_
その頃、伯爵家から正式に籍を抜いて平民になった蓮子は宮本の実
家にいます。
親子三人でいる姿は幸せそのものでしたが、蓮子には新たな試練が
待ち受けていたのでした。
別の部屋からイラついた感じで「蓮子さん!蓮子さん!」と
彼女を呼ぶ声が聞こえます。
声の主は宮本の母親・浪子でした。
蓮子は平民になったとはいえ、元・伯爵家のお嬢様らしく、どんな
時でも慌てずに優雅でおしとやかな雰囲気を醸し出しています。
宮本の母は、蓮子が何一つ家事をしない(できない)ことにかなり
ご立腹のようでした。
この日も浪子は、蓮子がなかなか姿を見せないことで、
「遅い!遅~い!!」
と、手に持ったはたきをブルブル振るわせながら、早くもぶちキレ
モードになっています。
やがて、蓮子がおっとり刀で浪子の待つ部屋にやって来ておしとや
かに挨拶すると、浪子のイライラは頂点に達するのでした。
浪子
「蓮子さん、あなたねえ!伯爵家から正式に籍を抜かれて、もう華
族様じゃないのよ!」
蓮子 (嬉しそうに)
「ええ、平民になりました」
浪子
「では、こちらも平民として扱います。蓮子さんに家事一切を譲っ
て私は楽隠居させてもらうから。しっかりおやんなさい!!」
こうして浪子のスパルタ教育が始まるのでした。
これまで雑巾も絞ったことのないような蓮子に浪子はビシビシと厳
しい言葉を浴びせながら教育します。
浪子
「家事も満足にできないような嫁には出てってもらうよ!!」
☆★_ ☆★_
ある日のお昼、仕事を早く上がって帰宅したかよは、手紙を花子に
渡します。
手紙の主は宇田川満代でした。
花子は宇田川に仕事先を紹介してくれと頼んでいたのでした。
宇田川の手紙には、震災で逃げ回っているときに知り合った男性と
結婚し「幸せでとろけそうな毎日」を送っているとのことでした。
執筆活動については震災後は全ての出版社との関係を絶ってしまっ
たとあり、花子への仕事の紹介はできないと書かれています。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
手紙を読んでいる花子がふとかよに目を向けると、彼女は郁弥の写
真をボーっと眺めています。
ふと我に返ったかよは、努めて明るい表情で、その晩から屋台でも
働くことにした、と花子に言うのでした。
花子はかよが郁弥への思いを吹っ切るために無理をしているのでは
ないか、と心配しているようでした。
☆★_ ☆★_
かよと入れ違いで梶原が村岡家を訪ねてきます。
自ら立ち上げた聡文堂も焼けてしまい、梶原は元いた出版社の
一編集者に戻っているのでした。
花子は梶原にもまた働き口の世話を打診しているようでした。
出版社では働き口はないと梶原は言いますが、翻訳の案件なら
出せると言い、花子はありがたくそれを引き受けます。
梶原はふと郁弥の遺影に視線を向け、「本当にさびしくなった
ね」としんみり言うと、花子は『王子と乞食』の単行本のこと
を切り出してみます。
梶原は、単行本の出版については心情的には是非応援したいけど、
自分の会社での立場やご時世から見ても難しいだろうと分析します。
☆★_ ☆★_
その晩、花子は仕事から帰ってきた英治に、村岡印刷を再建すると
きには出版社も兼ねた会社にしたらどうか、と提案します。
花子
「…そうすれば、『王子と乞食』も出版できるでしょ!」
英治は花子のアイディアにもろ手をあげて賛成します。
英治
「…よし!じゃあ出版と印刷の両方ができる会社を作ろう!」
しかし、それを聞いていた平祐は横から覚めた口調で口を挟みます。
平祐
「何を言ってるんだ。あの恐ろしい震災からまだ半年しかたってな
いんだぞ。住むところも着るものも何も足りていないのに。誰が物
語の本なんか買うんだ?」
☆★_ ☆★_
<数日後、かよの働く屋台>
ふらりと屋台に姿を見せたのは蓮子でした。
蓮子
「かよちゃん、ごきげんよう。」
とりあえずコップ酒を飲み始める蓮子は、実は「家出」してきた
ことをかよに告白します。
蓮子
「私、今夜は帰りたくない。」
<次回へ続く>
【次回第110回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
屋台にやってきた蓮子(仲間由紀恵)はかよ(黒木華)を相手に、姑・浪子(角替和枝)のことで愚痴をこぼす。かよは蓮子に頼まれ、宮本家を訪れることになる。かよから料理のコツを教えてもらう蓮子だが、うっかり浪子に見つかってしまう。一方、かよと同じく郁弥(町田啓太)の死から立ち直れない平祐(中原丈雄)は、このところ食欲がない。花子(吉高由里子)は心配するが、英治は『王子と乞食』出版への下準備を進める…
【感想】
『王子と乞食』の単行本化は確かに郁弥がパーティーの時にひらめ
いて、英治と手を組みながら素晴らしい本にしようと意気込んでい
ました。
世話になった郁弥のために、彼の遺志を実現させてやろうという花
子の気持ちは立派だとは思います。
しかし、ちょっと単行本のことを周りにプッシュしすぎるような気
がしないでもありません。(自分が翻訳した作品だけに何かね。)
生活がかかっているのだから、会社の再建→単行本の優先順じゃ
ないですかね。
☆★_ ☆★_
平祐は震災以来、ずっと英治の家にいるような気がしますが、彼も
またかよと同様に、居候しているのでしょうか?
(ヒマでさみしいから毎日やって来ては、憎まれ口をたたいている
のでしょうか。)
もともと社長だけに豪華な屋敷を持っているような気もしますが。
☆★_ ☆★_
蓮子は駆け落ち騒動が終わったと思いきや、今度は嫁・姑の戦いに
巻き込まれてしまうのでしょうか。
これまでの優雅な育ちが逆に作用してしまうという辛い展開の蓮子。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
安東かよ(黒木華):はなの妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友、宮本の妻
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
宮本浪子(角替和枝):龍一の母
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
ナレーション(美輪明宏)
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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