<花子とアン67 はな出勤初日。英治との再会は / かよはカフェ女給さんに!?>
本日放送分の「花子とアン」第67話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(67話)のおさらい】
<1919年(大正8年)春の東京銀座>
路面電車が行き交う大通りか一本脇道に入ってきたはなは東京で
働く妹のかよの家に厄介になろうと考えていたのでした。
かよの手紙に書かれてある住所を頼りに目的地までたどり着いた
はな。
そこは、何と「Cafe ドミンゴ」という店でした。
洋服店で奉公していたはずのかよは、いつの間にかカフェのウエイ
トレス(女給)となっていたのでした。
店に入るなり女給姿のかよを見つけたはなは、彼女がどうして女給
になったのか心配そうに聞きますが、かよは仕事中なので「その話
は後で」と答えます。
「とりあえず注文を」ということになり、はなはかよの勧めで店自
慢の「ブラジル・コーヒー」を頼みます。
はなはコーヒーを飲むと思わず顔をくしゃくしゃにして「にげ~!」
と感想を述べます。
「何べんも飲んでるうちにおいしくなるだよ」とアドバイスする
かよ。
☆★_ ☆★_
店の一角では大学生と思しき演劇学生らが、次の公演での演目につ
いて大声で話し合っています。
シェイクスピアやチェーホフなどの名前も挙がっていますが、彼ら
のリーダーと思しき青年・宮本龍一はこう切り出します。
龍一
「いや、脚本は一から作る。今この時代を生きている女性の叫びを
芝居にするんだ。例えば…」
そう言うと龍一はかよを呼び寄せ、かよのこれまでの経歴(女工と
縫子)や、女工時代の悲惨な生活、東京へ逃げ出してきた体験など
を聞き出し、「ほら、この娘も資本家に踏みつけにされた犠牲者の
ひとりだ」と仲間に説明します。
「特権階級はますます私腹を肥やし、労働者は苦しむ一方だ。」
「ロシアでは革命が起きた。俺たちは演劇による革命を起こそうじ
ゃないか!」
龍一のアジテーションに乗せられ、仲間はみんな「そうだ!そのと
おりだ!」と盛り上がっています。
かよの話によると、彼らは店の常連でいつもそのような感じなのだ
そうです。
☆★_ ☆★_
仕事が終わった後、かよははなを家までつれて行きます。
新しいかよの家は長屋のようなところでした。
お茶を飲みながら、はなは改めてかよに洋服店を辞めた理由を聞く
のでした。
かよは「もともとカフェの女給さんになりたいと思っていた」と言
い、さらに家に仕送りをするためには少しでも給料の多い仕事が必
要だったと述べます。
はなのような高い学歴もないため、職業婦人と言われるような高収
入は期待できませんでしたが、それでもカフェで働けば、お客さん
からのチップの収入もあるようでした。
はなは女給という仕事に何か水商売的な不安を感じているようで
したが、かよは「決して怪しい仕事ではなく、安心して働ける店だ」
と説明します。
店を訪れる常には女性も多く、常連客の中には醍醐亜矢子もいるよ
うでした。
かよ
「ふんとに大丈夫だから。オラ、お姉やんよりはしっかりしてると
思ってるし」
かよの言葉にはなは安心したようでした。
はなは、かよに「お姉やんこそ、東京の男には気をつけろし」と言
われてしまいます。
そんな展開があったと、はなは「ほれじゃあ、今日からお世話にな
りやす」と居候させてもらう挨拶をするのでした。
☆★_ ☆★_
翌日、はなの初出勤の日がやって来ました。
会社には社長(?)の梶原の他に男性社員が4人と女性社員が醍醐
亜矢子という人数構成のようでした。
梶原に紹介され「よろしくお願いします!」とはなは社員たちに挨
拶をするのでした。
☆★_ ☆★_
<編集会議>
梶原は「赤い鳥」のような雑誌を創刊することが大きな目標である
と説明します。
「赤い鳥」には有島武郎や芥川龍之介、泉鏡花などの名だたる一流
作家が寄稿しています。
梶原
「うちの創刊号もそれに匹敵するような作家を引っ張ってこよう。
そして、この聡文堂の顔になるような新しい児童雑誌を作るんだ。」
梶原は小学校の先生をしていたはなにも自由な意見を出すよう求め
ます。
亜矢子は物語の他にも最新のリボンや帽子の記事など子供がワクワ
クするようなものを企画してはどうか?と提案しますが、「この雑
誌を手に取る読者がリボンの記事なんか喜びますかね?」と、同僚
の三田悠介にダメ出しをされてしまいます。
はな
「あの…、子供たちの作文を投稿してもらったらどうですか?」
すると三田は少し強めの口調で返します。
三田
「間違ってもらっては困る!児童向けといっても大人が読むにた
える小説や詩を載せるべきだと私は思いますね。」
「まあこの雑誌に必要なのは、あくまで芸術性だ!」
そんな感じではなの提案も敢え無く却下されてしまうのでした。
結局、とりあえずは宇田川満代確保の路線で進めるという展開にな
るのでした。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
<夜、カフェ・ドミンゴ>
聡文堂の皆はカフェ・ドミンゴではなの歓迎会を開いています。
乾杯のためのウイスキーをコップに注がれそうになると、はなは
「お酒はちょっと…」と最初は断るのですが…、
亜矢子には「葡萄酒じゃないから大丈夫」と言われ、
ほかの先輩社員には「編集者は飲むのも仕事のうち」などと言われ、
結局、飲むことにします。
一口飲んだはなは「おいしい!」と感想を述べ、周りを喜ばせます。
気分を良くした梶原は「ウイスキー気にいった?西洋の焼酎みたい
なもんだよ」などと説明しています。
調子に乗ったはなはすぐに酔っぱらってしまい、3杯目にして、
「もうその辺にしといたら」と言われるほどの乱れっぷり。
見ていられなくなったかよは、仕方なく半ば強引にはなを連れて帰
ることにします。
店を出ても上機嫌のはなは、ワイン事件の時と同じように「キラキ
ラ星」を英語で歌いながら徘徊して、かよを困らせます。
そこへ歓迎会に呼ばれていた村岡英治がやって来てはなに激突。
英治ははなの酷い乱れようを見て、かよの家まで送ることを申し
出るのでした。
☆★_ ☆★_
はなを背負ってかよの家までやって来た英治。
英治は、かつてはなにプレゼントしたはずの英英辞典が、かよの家
で漬物石代わりに使用されているのを発見するのでした。
漬物石代わりにしたのはかよの仕業でしたが、最近では全く英語に
触れていないかのようなそぶりさえ見せるはなの様子に英治は悲
しそうな顔をして「花子さんは英語の勉強はやめてしまったのです
か?」「英語の翻訳続けてなかったんですか?」と聞くのでした。
はなは、英治の核心をつく問いに、酔っぱらっているとはいえ、衝
撃を受けるのでした。
<次回へ続く>
【次回第68回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
酔っ払ったはな(吉高由里子)を家まで送った英治(鈴木亮平)は、英英辞典が漬物石代わりに使われているのを見て、はなに英語をやめてしまったのかと問う。はなは、甲府にいた自分の気持ちなどあなたに分からないと言って、酔いつぶれてしまう。翌朝、かよ(黒木華)から昨夜のことを聞くが全く覚えていないはなは、反省しきりで出勤。謝るはなに梶原(藤本隆宏)は、宇田川(山田真歩)への連載依頼をはなに命じる…
【感想】
はなとかよの父・吉平が社会主義に傾倒していたのは確かですが、
社会主義者の浅野に吉平が出会う前から、それらしき発言を家庭で
していたのでしょうか。
かよが社会主義思想を熱く語る龍一をみて「まるでお父みたい」と
言ったところを見ると、どうやらそのようですね。
☆★_ ☆★_
かよが洋服店の奉公を辞めてしまった理由は「もともとカフェで働
きたかったから」「チップ収入があるから」でしたが、本当の理由
がまだありそうな気もしました。
…茂木先生はかよが洋服店を辞めてしまったことを知っているので
しょうかね。
かよの手紙の住所は家ではなくカフェの住所だったのですね。
☆★_ ☆★_
聡文堂社屋の作りは、はなが童話で受賞したときの建物と同じ場所
のような気がしました。(気のせい?)
亜矢子は、髪型が変わってめちゃめちゃかわいいですね。
(絶賛応援中!)
はなはやっぱり作家先生としてではなく、編集者として入社したよ
うですね。(何かもったいないような気もします。)
梶原は甲府までスカウトに出向くくらい、はなの「作家」としてでは
なく「編集者」としての資質を買っていたということなのでしょうか。
(何か変…)
…まあ、その辺の事情もそのうちに明らかになるのかも知れません。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに!
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那
嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子
嘉納蓮子(仲間由紀恵):はなの腹心の友。伝助の妻
村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員
梶原聡一郎(藤本隆宏):聡文堂社長、編集長
宮本龍一(中島歩):演劇学生
三田悠介(本田大輔):聡文堂社員
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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