<花子とアン56 合同パルピテーション会! / 孤独な蓮さま歌集「踏絵」>
本日放送分の「花子とアン」第56話のおさらいを
していきたいと思います。
どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
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【今日(56話)のおさらい】
はなが妹ももの恋愛成就を祈って開いた「茶飲み会」が徳丸邸で行
われています。
ももはさすがに野良仕事の服ではなく、はなに赤い着物を借りたよ
うでした。
「茶飲み会」はふたを開ければ、ももとはな、朝市と武という4人
のメンバーでした。
はなは嬉しそうな顔をして開会のあいさつをします。
「ただいまより合同パルピテーション会を行います」
パルピテーションという言葉については男衆2人はまったく意味が
分からなかったようです。
(ももはひょっとしたらはなから言葉の意味は教えてもらっていた
かもしれません。)
お目当ての朝市と対面に座るももは、どことなく恥ずかしいよう
な、でも、たいそう嬉しそうな顔をしています。
「なぜこのメンバーで茶飲み会?」と武は不思議に感じていたよう
ですが、朝市、はな(当時はももを背負って通学)とは小学校で一
緒のクラスで過ごしたこともあり、昔話で盛り上がります。
しかし、朝市がむかしからはなに気があったという方向に話しが進
みそうになり、はなはあわてて話を止めるのでした。
はなは「トイレに行く」と言いだし、武に無理やり案内させももと
朝市を二人きりにします。
朝市とももは仲良くカステラを食べていていい感じでした。
☆★_ ☆★_
武を連れ出したはなは、「トイレはもういい」「急用を思い出したか
ら家に帰る」と言い出し、武に家まで送るように頼むのでした。
武ははなが自分に気があるのかと勘違いして、何か嬉しそうな顔をして
困り始めるのでした。
はなは反論するのが面倒くさそうに「いいから送れし!」と武を
急かします。
☆★_ ☆★_
二人きりになった朝市ともも。
朝市はももに北海道行きの縁談については、「周りに流されて気が進
まない結婚はしない方がいい」とアドバイスし、ももはそれを嬉し
そうに聞いたりしています。
はなと武は一向に帰ってきません。
話題がなくなりかけた時、朝市はそもそもこの企画を言いだしたは
なが姿を消して戻ってこないことから、はなを話題にしてみるので
した。
朝市
「はなみてえなお姉やん持つと、ももちゃんも大変ずら。」
「急に、突拍子もねえこと思いついたりするから」
もも
「ふんだけんど、あんっっなに妹思いのお姉やんはどこにもいねえ。
オラ、お姉やん大好き♡」
ももの可愛い仕草に朝市はほのぼのと表情を緩めています。
…またまた話題がなくなる。
☆★_ ☆★_
やがて、はなを送った武が帰ってきてきます。
「て?お前らまだいただけ?」
武がはなを家まで送ると、はなは戸をピシャッと締めて彼をシャッ
トアウトし、哀れ武は、なんだかよくわからないまますごすごと帰っ
て来たようでした。
はなの目標は達成されたとはいえ、ほかの3人はキツネにつままれ
たような顔をしています。
ももを安東家まで送る朝市。
朝市は「なんだかへんてこな茶飲み会だった」と会を表しています。
でも、ももは好きな朝市と二人きりの時間が過ごせたので「オラ、
最高に楽しかったさ!」とキラキラした笑顔で言うのでした。
☆★_ ☆★_
ももと朝市の会話を物陰から見ているはなと吉平。
吉平はももが朝市に気があることを目の当たりにしますが、どうし
ても自分が持ってきた縁談の話も捨てきれないような様子。
二人は縁側に出てきたふじに意見を求めるのでした。
ふじは「もものことはそっとしておいてやれし!」と言うのでした。
☆★_ ☆★_
<そんなある日の事>
教務室で授業の準備をしているはなに郵便が届きます。
差出人は蓮子でした。
意外な差出人にはなは思わず「れ!」と奇声をあげ、ほかの先生に
怒られるのでした。
封筒を開けると、「踏絵」という白蓮(蓮子)が書いた歌集でした。
本の装丁は竹久夢二によるこの歌集はたいそう上品な感じに仕上が
っています。
封筒には蓮子からの手紙も入っていました。
手紙は「安東はな」宛となっています。
「みみずの女王」で賞を取って以来、著作物を出していないはなに
「安東花子」として本を出すのかを問う内容となっていました。
<蓮子の手紙より>
「…ぐづぐづしているとお婆ちゃんになってしまいますわよ。」
はなは蓮子を懐かしむ思いと、創作への情熱が再燃してくるのを感
じているようでした。
☆★_ ☆★_
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☆★_ ☆★_
<福岡・嘉納邸>
その頃、伝助が経営する炭鉱で大規模な事故が起きてしまい、社長
の伝助は対応に追われ家をずっと留守にしているようでした。
炭鉱労働者は労働運動を起こし、伝助の会社の社屋を取り囲んでい
るようなあるいみ危険な状況が起きていたのでした。
蓮子は、ひとり嘉納邸に残され、事故の事を彼女には知らせまいと
する伝助の考えで新聞すら読ませてもらえないなど外界からは完全
にシャットアウトされた状態にあったのです。
外の世界では何が起こっているのか、真実を何も知らされない焦燥
感や孤独感から蓮子は相当イライラしているようでした。
新聞記者の黒沢を呼びつけ、蓮子はようやく起きている状況につい
て知らされるのでした。
蓮子
「私は嘉納の妻よ。何も知らせてもらえないなんて。」
会社へ行って伝助に会う、と言い出す蓮子。そして、蓮子を引き留
める黒沢。
しかしその時、炭鉱労働者3人が「伝助にあわせろ」と邸に乗り込
んできてすごんでいます。
蓮子は社長夫人として、3人の労働者の前に進み出て、彼らの顔を
見据えながら気丈に言います。
「ごきげんよう。私に何かごようでしょうか?」
<次回へ続く>
【次回第57回のあらすじ】
<Yahoo! Japan テレビガイドより>
福岡の炭鉱でガス爆発が起こった事を全く知らされていなかった蓮子(仲間由紀恵)の元へ、炭鉱夫たちが怒鳴りこんで来た。ひるみながらもき然とした態度で対応する蓮子に、怒りの収まらない炭鉱夫たちがつかみかかろうとした時、伝助(吉田鋼太郎)が帰宅する。座敷で話し合うことになるが、蓮子は伝助に「女は邪魔だ」と言われ、入れてもらえない。蓮子が様子をうかがっていると、女中頭のタミ(筒井真理子)が思わぬ行動を…
【感想】
4人のメンツではじまった「合同パルピテーション会」。
場所を提供した武は、結局、最後まで何が何だかわからずじまいだ
ったようですね。
はなは家に送ってもらう時にでも、「茶飲み会」を開いた趣旨を
それとなくでも説明してあげれば武だって、もう少し納得できた
かもしれません。(ちょっとかわいそうな気もしました。)
しかも、武ははなが自分に気があるのかも、と勘違いしそうにもな
ります。(しかし相手にもしてもらえなかったようですが。)
はなと武は結構お似合いのような気もしますね。
武はなんだかんだ言っても優しい一面を持っている男なんです。
(金持ちだしね。)
☆★_ ☆★_
「茶飲み会」が始まってから数分で、言いだしっぺのはなは武をつ
れて消えてしまうというやや不思議な展開はありましたが、野良仕
事の姿ではなく綺麗な衣装を着たももを朝市に引き合わせるという
狙いを達成することだけはできました。
ももは、「あんなにいいお姉やんはいない。お姉やん大好き!」と言
っていましたが、今後の展開次第によってはももの純粋な気持ち
が台無しになりそうでちょっと心配だったりします。
さすがの朝市もあそこまでの展開になればももの気持ちには気づく
でしょうね。(はな一筋の朝市にはジレンマが訪れるのでしょうか。)
ん~。結局、みんなが気まずい思いしてしまいそうな展開もありそ
うですね。(何か救いは見出されるのでしょうか。)
☆★_ ☆★_
はなは今のところは翻訳者というよりは童話作家なのですね。
そう言えば、はなは賞を取った後で、「甲府で教師に戻る」と宣言し
ていましたね。
でもだからと言って、出版社は作品の依頼を一度もしなかったのでし
ょうかね。(そんなことってあるの?)
…ちょっともったいないような気もしました。
☆★_ ☆★_
次回もお楽しみに。
【主なキャスト】
安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子
安東吉平(伊原剛志): はなのお父
安東ふじ(室井滋): はなのお母
安東吉太郎(賀来賢人): はなの兄
安東かよ(黒木華):はなの妹、ももの姉
安東もも(土屋太鳳):はな・かよの妹
木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染
木場リン(松本明子):朝市の母親
安東周造(石橋蓮司):はなの祖父
醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生
葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる
村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員
梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長
嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那
嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子
本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長
緑川幾三(相島一之):先輩の先生
小山たえ(伊藤真弓):はなの担任のクラスの生徒
ナレーション(美輪明宏)
原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ
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最後までお読みくださいましてありがとうございした。
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