DSC_2899DSC_2899 / Winkelbohrer

 

<皇帝プルシェンコ 栄光の代償。大きな怪我・手術との戦い / 生中継あった?>

 

今回はプルシェンコ選手にスポットを当ててみたいと思います。

どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

スポンサーリンク
[ad#ad-1]

 

【トリノ五輪は金メダル!】

 

プルシェンコ選手といえば2006年のトリノ五輪での金メダルが
かなり印象深いですね。

 

まだ若々しかったですし、高難度のジャンプやスピンなどを次々と
決めまくって、この人にかなう人は当分現れないだろうなどと個人
的には思ったりしたものです。

 

しかし、経歴を見ていくと結構大きな怪我や病気も経験しているの
がわかります。

 

【鼠径ヘルニア】

 

トリノ五輪の前の年には鼠径ヘルニアの手術を受けていますね。

 

鼠径ヘルニアとはいわゆる「脱腸」のことです。

 

とはいえ鼠径ヘルニアというのは成人でも結構よくある疾患のよう
です。

 

グッとおなかに力を入れるようなタイミングでなることもあるよう
です。(妊婦さんがなってしまう場合もあるみたいですね。)

 

完治させるには手術が必要とされています。

 

スケート選手ならジャンプのときの瞬発力を引き出すタイミングに
身体に予想以上の負荷がかかるのかもしれません。

 

しかし、この手術でプルシェンコ選手は得意技だった「ビールマン・
スピン」を封印したというので、スピンのときに腹圧がかかってい
たのかもしれませんね。

 

しかし手術後で体調は決して万全ではなかったのにもかかわらず
トリノ五輪ではぶっちぎりの金メダルでした。

 

二位はランビエール選手(スイス)だったのですが27.12ポイント
も差がついていましたね。(総合でプルシェ選手は258.33ポイント、
ランビエール選手は231.21ポイント。)

 

【半月盤損傷!】

 

実はプルシェンコ選手の左ひざ半月盤は、トリノ五輪の演技でひど
く損傷してしまったようです。

 

これはやっぱりジャンプの回転や着地時に膝に衝撃や負担が相当
かかるということなのでしょうね。

 

かくして2007年には左ひざの大手術を受けるのでした。

 

その後、プルシェンコ選手はアマ復帰へむけて調整を進めますが、
なかなか軌道に乗らず、めどがついたのは2009年でした。

 

【2010バンクーバー五輪では?】

バンクーバー五輪へ向け調整を進め順調に勝ち星を伸ばしていきま
したが、本番の五輪では、アメリカのライサチェック選手に優勝を
奪われてしまうのでした。

 

その差1.31ポイント!

 

プルシェンコ選手は4回転も盛り込んだプログラムでショートもフ
リーも決め、ライサチェック選手は4回転なしのプログラム構成だ
ったにもかかわらず優勝したのはライサチェック選手でした。

 

今では4回点飛べないとメダルは難しいとかも言われたりしますが
当時はそうでもなかったのですね。

 

でも逆に考えると4回転なしで優勝したライサチェック選手がその
日は神がかり的な演技を披露したいうことでしょう。

 

プルシェンコ選手は抗議を申し入れましたが判定が覆ることはあり
ませんでした。

 

【またもや膝が!】

バンクーバー五輪を終えてプルシェンコ選手の膝はまたもや悲鳴を
上げるのでした。

 

すぐにドクターストップがかかり、再手術!

 

症状が改善するのに1年ほどかかってしまいます。

 

【今度は右ひざも!】

 

2012年には右ひざも悪くしてしまい、手術を受けるのでした。

 

おそらく、無意識に左をかばってしまったのでしょうか・・・。

 

【さらに椎間板が!】

 

2012年には椎間板ヘルニアの手術もうけますが、術後の経過があま
りよくないと聞きました。

 

2013年1月のヨーロッパ選手権に出場しようと調整中に転倒し、持
病の椎間板ヘルニアを悪化させてしまうのでした。

 

椎間板の一部は結局潰れたような状況となり、急遽人工の椎間板を
入れる大手術。

 

ソチ五輪出場も一時は危ぶまれましたが、何とか間に合わせ手の出
場となりました。

 

スポンサーリンク
[ad#ad-1]

 

 

【ソチでは】

団体に出場して見事金メダル。

 

四つ以上のオリンピックでメダルを獲得した選手はオリンピック史
上二人目の快挙となったのでした。

 

個人戦ではショートプログラムの直前6分間練習の時に腰を痛めて
しまい棄権となりました。

 

【人工腰椎の交換】

 

2014年3月になって人工の腰椎の交換手術が行われました。

 

ソチでの演技で負荷が予想以上にかかってしまい人工腰椎のボルト
が折れてしまっていたとのことです。

 

人工腰椎は新しいものに取り替えられたそうです。

 

手術は無事に成功したようです。(よかったね。)

 

【生中継はされたのか?】

 

手術の模様は、生中継されると本人がコメントしていたようなので
すが、すでに術後になっているところを見ると、すくなくとも「生」
での中継はなかったのではないでしょうかね。

 

【プルシェンコ選手メモ】

DSC_2647DSC_2647 / Winkelbohrer

 

なまえ: エフゲニー・ヴィクトロヴィチ・プルシェンコ
キリル表記:  Евгений Викторович Плющенко
ラテン表記: Evgeni Viktorovich Plushenko
愛称: ジェーニャ
生年月日: 1982年11月3日
現年齢: 31歳
出身: ソビエト連邦 ソルネチヌイ
身長: 178cm
体重: 69kg

 

ロシア連邦功労スポーツマスター

2007年にはサンクトペテルブルク立法議会議員に当選。
(~2009年くらいまで議員)

 

【主な戦績】

  • 2006年トリノ五輪 金メダル
  • 2002年ソルトレイクシティ五輪 銀メダル
  • 2010年バンクーバー五輪 銀メダル
  • 2014年ソチオリンピック団体戦 金メダル
  • 世界選手権優勝3回
  • 欧州選手権優勝7回
  • グランプリファイナル優勝4回

 

☆☆_ ☆☆_

フィギュアスケートは見た目は華麗で軽やかなの印象がありますが、
その実はやはり身体に相当の負担がかかり、怪我との戦いなのです
ね。

 

プルシェンコ選手は身体も大きいので足腰にかなりの負担があった
ようです。

 

でもそんな怪我もものともせずに、何回も復活してきて長く大活躍
したプルシェンコ選手はやっぱりすごいですね。

 

今後は経過を見てアイスショーなどで活躍するのでしょうかね。

 

はたまた、後進の育成に力を注ぐのでしょうか。

 

いずれにしても元気でがんばってほしいものですね。

☆☆_ ☆☆_

最後までお読みくださいましてありがとうございます。

スポンサーリンク
[ad#ad-1]