連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<花子とアン138 花子先生「コドモの新聞」降板を決意 / 漆原部長厄介払い>

本日放送分の「花子とアン」第138話のおさらいを
していきたいと思います。

【注: 今さらですが…】

この記事はネタバレを含む簡単なあらすじと、あくまでも個人的な
見解・感想をまとめたものです。「ネタバレは嫌い」「読みたくない」
という方は、今すぐ画面を閉じるか、記事をスルーしていただくこ
とをおすすめします。

それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【今日(138話)のおさらい】

138

1941年12月8日の朝、ラジオから臨時放送として太平洋戦争の開
戦が伝えられ、この日はずっと戦争速報があれば臨時放送が流れる
ということになっていたようです。

(ニュースのない時間はずっと軍歌やマーチ流れている)

村岡家にはももの家族や近所の人たちもラジオを聞きにやって来て
います。

花子は、この日の早朝、ラジオ局の黒沢から「今日は出社しなくて
いい」
と言われたことも忘れたのか、この日の番組はあるのかない
のかを考えてヤキモキし始めます。

横で聞いていた英治は「そりゃ、“来なくていい”って言うんだか
ら、ないと考えるのが当たり前だ」
ということをソフトな感じで
言います。

☆★_ ☆★_

次に放送された臨時ニュースは、“真珠湾攻撃”成功の知らせのよ
うでした。

放送を聞いていた人たちは皆「万歳!をします。

かよの店にもラジオを聞くためか、この日は満員盛況で放送を聞い
「万歳!万歳!」の声が響いています。

 

かよは、どちらかというと店が儲かって嬉しそうでした。

☆★_ ☆★_

花子は「万歳!」をする客人たちを横目に、結局、ラジオ局に行く
ことに決めます。

「もしかしたら放送があるかも知れない」と花子は思ったようでし
た。

英治は「だから、それはないと思うよ!」と言いたげですが、強く
は引き止めはしません。

☆★_ ☆★_

花子がラジオ局に到着すると、物々しい騒ぎになっています。

「来なくていい」と伝えたはずの花子がラジオ局に来ているのを見
た黒沢は「なにしに来たの?」という顔をします。

花子は、偶然通りかかった漆原部長にも「本日はいらっしゃらなく
て結構でしたのに!」
と言われますが、全然状況を把握しようとし
ない花子は、「今日の“コドモの新聞”の放送はどうなるんでしょ
う?」
と聞くのでした。

 

黒沢は「コドモの新聞」の時間には別の重要な戦争関連の発表があ
ると花子に伝えます。

漆原は「これほど重要なニュースを女の声で伝えるのはよろしくあ
りませんから」
と言い、時局に合わない放送は不要!とストレート
に言えばいいのに、またまたおかしな方向に話を持っていくのでし
た。

☆★_ ☆★_

かくして「コドモの新聞」の時間には、政府の情報局情報課長が直々
に国民意識を高揚させるためのアジテーション放送を展開するため
にやって来ます。

本番直前にアナウンサー有馬は「僭越ながら」と前置きして「原稿は
抑揚をつけず淡々とお読みください。発音、カクゼツに
特に
注意を払
って…」
などと語り手の心得を言いだしますが、すぐにつまみ出され
てしまいます。(つまみ出された廊下で花子と会う。)

 

情報課長の放送は力と感情を込めた演説を展開していきます。

廊下で放送を聞いてた有馬は、戦争が始まったことの重大さよりも、
むしろ、この情報課長の話し方にショックを受けているようでした。

有馬

「原稿を読む人間は感情を入れてはいけない。それをあんな、一方
的に押し付けるように!今日からラジオ放送の在り方は変わってし
まう…」

 

☆★_ ☆★_

 

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☆★_ ☆★_

情報課長が演説を終えると、漆原部長は課長を絶賛します。

漆原が課長と取り巻きを別室へ案内するところで花子に会い、花子
を紹介すると課長は「放送を通じて子どもたちを良き小国民へと導
くことを期待します」
と花子に言います。

☆★_ ☆★_

情報課長の言葉を受けて花子は漆原と黒沢を引き止め、ラジオ局番
組を降板する意向を伝えるのでした。

花子

「私の口から戦争のニュースを子供たちに放送することはできま
せん。」

漆原部長は、情報課長から今なんて言われたのか聞いていなかった
のか?
と花子を叱りつけると同時に、花子を厄介払いするチャンス
を見逃しませんでした。

漆原

「いいでしょう。お辞めくださって結構です!ラジオを通じて国民
の心を一つにしようという時に、あなたは、所詮、ごきげんようの
おばさんだ!」

 

漆原は去ります。黒沢も残念そうな顔をして去ります。

有馬

「私は感情を込めず、正しい発音、滑舌に注意して一字一句正確に
原稿を読み続けます。…おつかれさまでした。」

そう言って有馬も悲しげな顔をしてその場を去っていきます。

最後に再び黒沢がやって来てファンレターを花子に手渡し、もう一
度引き止めようとしますが、花子の決心は固く諦めるのでした。

花子は9年間も番組の語り手を務めたJOAKを去っていきます。

<次回へ続く>

 

【次回第138回のあらすじ】

NHK連続テレビ小説 花子とアン オリジナル手ぬぐい さくら柄

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

美里(三木理紗子)から、なぜラジオの仕事を辞めたのかと聞かれた花子(吉高由里子)は、敵方の国には大切な友人たちがいるから、戦争のニュースを子どもたちに伝えることはできないと話す。開戦直後は日本軍の連戦連勝が伝えられ、人々は高揚していた。ある日、花子は道ばたで、割ぽう着にたすきをかけた女性たちの集団に出くわす。その中にかよ(黒木華)の姿が。雪乃(壇蜜)に誘われ、婦人会の活動に加わっていたのだ…

 

 

【感想】

ラジオ局編はとりあえず終結のようです。

どちらかというと最近のこのドラマの花子は翻訳者というよりは、
ラジオ番組の話しばかりに力を入れているという感じでした。

本物の村岡花子さんとは違って、このドラマの花子は「戦争反対」
の立場をとっているので、自ら降板を申し出るのでした。

(もっと早い段階でクビになっていてもよさそうでしたが。)

アナウンサー有馬はプロ意識が高い登場人物なのですが、今日の
発言は何となく的外れというか、ピントがずれていて、どこか滑
稽な感じのする人物に描かれているような気がしました。

☆★_ ☆★_

しかし、今更ながら、花子の翻訳者としての姿がこれまであまり
描かれないのが本当に残念なところですね。

様々な翻訳の依頼を受けてその日のうちにチョロっと読んだ、と
いう感じの場面しかないような気がします。

ラジオ局の仕事も辞めたことですし、「赤毛のアン」については
もう少し翻訳者としての描写があったらいいなと思う次第です。

戦争が始まってなかなか翻訳どころでもないかもしれませんが、
それでも翻訳のプロとしての矜持のようなものを少しは見せてほ
しいところです。

☆★_ ☆★_

次回もお楽しみに!

 

【主なキャスト】

村岡花子(吉高由里子): 安東はな
村岡栄治(鈴木亮平):花子の夫
安東かよ(黒木華):花子の妹
宮本蓮子(仲間由紀恵):花子の腹心の友
宮本龍一(中島歩):蓮子の夫
安東吉太郎(賀来賢人):花子の兄
黒沢一史(木村彰吾):JOAKラヂオ制作部社員
有馬次郎(堀部圭亮):JOAKラヂオアナウンサー
漆原光麿(岩松了):JOAKラヂオ制作部長
益田もも(土屋大鳳):花子の妹
益田旭(金井勇太):ももの旦那
長谷部汀(藤真利子):女流作家
宇田川満代(山田真歩):女流作家
醍醐亜矢子(高梨臨):花子の親友

原案: 村岡恵理
脚本: 中園ミホ

ナレーション(美輪明宏)

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

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