連続テレビ小説 花子とアン オリジナル・サウンドトラック

 

<花子とアン60 はな新作を梶原絶賛!「洗練された平凡、それは直ちに非凡!」>

本日放送分の「花子とアン」第60話のおさらいを
していきたいと思います。

どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

スポンサーリンク
[ad#ad-1]

 

【今日(60話)のおさらい】

新作「たんぽぽの目」の売り込みに東京の出版社へやって来たはな

 

懐かしの出版社の編集部は今日も大忙しのようでした。

 

梶原編集長は、はなが来社ていることに気がついて挨拶しにやっ
て来ますが、話の途中で部下の方へ向いて仕事の指示を出したりし
ています。

 

新作の売り込みをするはずのはなでしたが、これでは話をするのも
難しいような感じでした。

 

梶原はこの日はこれから打ち合わせのスケジュールが詰まっている
ようでした。

 

☆★_ ☆★_

「とりあえず中に入ってて!」と梶原に言われたはなでしたが、あ
わただしい編集部の様子を入り口付近でつっ立ってぼんやり眺めて
いると、後ろから女性がやってきて威圧的な声をかけます。

 

女性

「ちょっとじゃま!どいて。」

 

「すみません」と、はながあわてて振り返るとその女性は、かつて
はなと一緒に童話で賞を受賞した宇田川満代でした。

 

はなは宇田川にすぐ気がつきましたが、宇田川ははなの顔などとっ
くに忘れているようでした。

 

宇田川は授賞式の時に宣言していた通り、今では売れっ子の作家と
なっているようです。

 

宇田川の持ってきた原稿をチェックして絶賛する梶原編集長。

 

宇田川はどこか自信たっぷりの表情をしています。

 

そんな様子を見てはなはやや宇田川に嫉妬しているような表情を浮
かべるのでした。

 

はなはぼんやりとつっ立っていましたが、ふいに後ずさりして机に
積んであった本の束をバサバサっと崩してしまいます。

 

「おい、気をつけろ!」と、はなは社員に怒られてしまいますが、
この物音で宇田川は、はなの事にようやく気が付くのでした。

 

宇田川

「あら、どっかで見た顔だと思ったら“みみずの女王”の…?」

 

梶原は、そこでつっ立っていた女性がはなであることを宇田川に説
明し、はなを呼んで宇田川に挨拶させるのでした。

 

「彼女(はな)も新作を書いたそうです」と、梶原は宇田川に説明
します。

 

宇田川は「ふーん…。あなた、もう書くのはやめて、田舎で教師や
るとか言ってなかった?」
と言うと、「ちょっと見せて」と、はな
の原稿をひったくってぱらぱらとめくってみます。

 

宇田川

「“たんぽぽの目”、相変わらずぬるい作文みたいな題ね。こっちは
命がけで書いてんのよ。田舎教師の趣味と違うの!」

 

宇田川は大して中身を読むでもなく、高をくくったような辛辣な言
葉をはなに浴びせたかと思うと、梶原との打ち合わせに戻ります。

 

梶原ははなに挨拶しろと呼んでおいて、こんな展開になってしまっ
たにもかかわらず、「まあまあ」とか言って仲裁に入ったり、はな
をそれなりにフォローするとかはしなかったようです。

 

はなは何も文句は言い返さず、梶原と宇田川の打ち合わせが終わる
まで会社の中をふらっとさまよっています。

 

編集長の机の上には、未開封の封筒がどっさりと山のように積み上
げられていて、もしもここに原稿を置いて帰ったら「いつ読んでも
らえるのだろうか?」
はなは不安になるのでした。

 

☆★_ ☆★_

そこに「はなさん、お久しぶり!」と懐かしい声が聞こえてきます。

 

声の主は醍醐亜矢子でした。

 

亜矢子はこの日は赤に白のアクセントの入ったドレスを着ています。

 

亜矢子は梶原がこの日はずっと打ち合わせの予定があるので、翌日
に出直すようにはなに言います。

 

そして、はなの原稿を「(梶原に)必ず読ませるから」と約束して
くれました。

 

そういうわけではなはこの日は退散することにしたのでした。

 

☆★_ ☆★_

はなは、もともとそういう予定だったのか、この日は妹のかよの部
屋に泊まるのでした。

 

かよは、奉公先の洋服店の主人の取り計らいで部屋を借りていたの
でした。

 

「ちっこいけど、ここがオラのお城」と、かよは嬉しそうに言い
ます。

 

☆★_ ☆★_

はなかよは茶を飲みながら妹ももの話をします。

 

かよ

「オラ、いっとうびっくりしたのはもものことじゃん。あの子がこ
んなに早くお嫁に行くとはね。ほれも北海道なんて…」

 

はなは途端に表情を曇らせます。

 

もも「一生分の勇気を振り絞って」告白したのにそれを断った朝
市が許せない、「男の風上にもおけねえ!」はなは朝市を断罪す
るのでした。

 

朝市ははなを恋するがゆえにももの告白を断った、はなはこの事実
に気づこうともしないのですが、かよはそれをとっくにわかってい
ました。

 

かよ

「お姉やん、なんで朝市がももの事を断ったのかふんとにわからん
の?」

 

「わからんから怒っとるだよ」というはな

 

かよ

「お姉やんは誰かを本気で好きになったことはねえの?」

「ふんとに好きになったらほかの人と取り換えなんか効かねえさ。」

「朝市がふんっとうに好きなのは…」

 

かよはそれがはなである、ということはとうとう言えませんでした。

 

かよは、兄妹のなかで一番優秀であると自他ともに認めるはな
イメージを自らの発言によってぶち壊したくなかったのかもしれま
せん。)

 

はなは、なぜかよが言葉に詰まり名前を出さなかったのかは考えな
かったようでした。

 

はな

「…かよ、知らんうちに大人になっただね!」

 

「お姉やんはちっとも変らんね」と返すかよには強い皮肉は感じら
ませんでした。

 

☆★_ ☆★_

甲府の安東家では、ふじ周造が二人だけで生糸作りに精を出して
います。

 

そこへリンが訪ねてきます。

 

リンは朝市が見合いの話を断ってばかりいるので、朝市にはもう心
に決めた人がいるらしいことに気づき、それがはなではないかと言
うのでした。

 

ふじも周造も「お母さんのくせに今頃気づいただけ?」「そうさな」
と笑うのでした。

 

☆★_ ☆★_

 

スポンサーリンク
[ad#ad-1]

 

☆★_ ☆★_

枕を並べて横になるはなかよ

 

はなは出版社であった事をかよに伝えます。

 

やや弱火なはなの発言にかよ「ふんとに小説名になりてえなら、
何だってできるはずじゃん。お姉やんがふんとに本気なら…」

優しく叱咤するのでした。

 

かよの発言を認めて「本当は自信がないの」と言うはな。

 

はな

「かよは何でも自分で決めて、いっつも前に進んでえらいじゃんね」


かよはにこっと笑ってから「おやすみ」と言い、それ以上の話はし
ませんでした。

 

☆★_ ☆★_

翌日、出版社を訪れたはな

 

梶原編集長はやっぱり多忙だったのか、はなが来る直前から原稿を
読み始め、はなが到着した時にはまだ読んでいる途中でした。

 

原稿を読み終えて、梶原は腕を組み、以前はなの実力を「小説家に
なるには普通すぎる」
と評したことを思い出しながら、はなの新作
についても「ひどく普通だ」と評します。

 

梶原の「ひどく普通だ」という一言ではなは、心が折れかかります。

 

梶原の言葉を最後まで聞かずに出て行こうとするはな

 

梶原は「話は最後まで聞きたまえ」とはなを引き止めます。

 

梶原

「この作品は何気ないありふれた日常を切り取っている。ささやか
な暮らしの断片に光をあて、奇を衒ったところが少しもない、そこ
が実にいい。」

 

「君は平凡さを逆手にとって、素晴らしい作品を書き上げた。洗練
された平凡、それは直ちに非凡さに通じるものだ。是非、出版させ
てくれ!」

 

梶原はそういうと「よろしく!」と言ってはなと握手を交わします。

 

ついに「花子」の名前で本が出版されることになったはな

 

☆★_ ☆★_

その頃、教会の本の部屋では朝市ももの言葉を思い出しながら、
はなへのプロポーズの言葉をあれこれと考えています。

 

朝市(ステンドグラスに向かって予行演習)

「はな、オラ、ずっとはなのことが好きだっただ。結婚してくりょ
う」

 

☆★_ ☆★_

新作の出版が決まった帰り際にはなは、「こんどこそ安東花子の名前
で出していただけるんですよね」
と梶原に念を押します。

 

「もちろん」と梶原は力強く答えますが、新刊の出版は梶原が新た
に立ち上げる出版社でのことになることをはなは知らされるのでし
た。

 

亜矢子も梶原と一緒に新会社の立ち上げにつき合うようです。

 

梶原は児童向けの本の出版会社を作るようでした。

 

もちろん自分の作品を評価してくれる梶原の手によるものであれば、
出版社がどこになろうと、はなには全く異存はないようでした。

 

「もし君が本気で執筆をつづけていく気があるのなら」と梶原は続
けます、「東京にこないか?」

 

新しい会社で一緒に働いてほしい、と梶原ははなをスカウトします。

 

亜矢子も「いっしょにがんばりましょう!」はなに声をかけるので
した。

 

<次回へ続く>

 

【次回第61回のあらすじ】

NHK連続テレビ小説 花子とアン オリジナル手ぬぐい さくら柄

 

<Yahoo! Japan テレビガイドより>

ある日、東京から梶原(藤本隆宏)が、安東家にはな(吉高由里子)を訪ねて来る。梶原は新刊の「たんぽぽの目」をはなに渡し、あらためて新しい出版社へ誘うが、はなはふじ(室井滋)や周造(石橋蓮司)を置いて甲府を離れる訳にはいかない、と断る。その夜はなは、福岡の蓮子(仲間由紀恵)に手紙を書くのだった。そんなある日、はなは朝市(窪田正孝)に「大事な話がある」と言われ、教会の図書室で待ち合わせをすることに…

 

 

【感想】

はなは見事、梶原編集長に認められ物語の第2弾を出版することに
なるのでした。

 

自身の未発表作は他にもあるとはいえ(ドラマの中で少なくともあ
と一つはありましたね)、世に出そうと思った作品の成功率は今のと
ころ100%ですね。

 

※この場合の成功率とは「出版」までこぎつけるかどうかですが。

 

しかも、いつもいつも創作に情熱を捧げるのではなく、(言い方は
悪いかもしれないですが)思いついたような時に、さっと書き上げ
て編集者をうならせる作品を書くという、やはりはなは天才なのだ
と思います。

 

☆★_ ☆★_

宇田川満代は、まさにその対極にあるような存在ですね。

 

いじわるな感じもしますが、物書きとしての「プライド」のような
ものを感じさせる発言が印象的でした。

 

☆★_ ☆★_

しかしそんな天才肌のはなも恋愛に関しては「なにもそこまで」
いうくらい鈍感(というか気づかないふりをしているだけなのかも
しれませんが)なのでした。

 

子どものころから安東家の一番星だったはな

 

北海道へ旅立ったももも、かよ「お姉やんが何でも1番」という
イメージを何とか守ろうとしているような感じすらしました。

 

かよは朝市の件で「朝市がももを振ったのはあんた(はな)のこと
好きやからやろが!」
と言いかかったけれども言いませんでした。

 

☆★_ ☆★_

 

しかしまあ、かよには現在、思い人がいるのでしょうね。

 

そのうち、ストーリーに顔を出すのでしょうか。
(楽しみですね)

 

☆★_ ☆★_

亜矢子はお嬢様だけあって、毎回着る物やリボンのオシャレを楽し
ませてくれますね。

 

リボンは、ちび亜矢子のころからこだわっていましたからね!

 

赤を基調としたドレスかと思いきや翌日は、さわやかな光沢のある
白基調でドット模様の服。

 

編集部もあんな綺麗な女性がいたら毎日、楽しいでしょうね。

 

(しかし職場で着る服としてはド派手すぎるかも…)

 

☆★_ ☆★_

 

次回もお楽しみに!

☆★_ ☆★_

【主なキャスト】

安東はな(吉高由里子): のちの村岡花子

安東吉平(伊原剛志): はなのお父

安東ふじ(室井滋): はなのお母

安東吉太郎(賀来賢人): はなの兄

安東かよ(黒木華):はなの妹、ももの姉

安東もも(土屋太鳳):はな・かよの妹

木場朝市(窪田正孝):はなの幼馴染

木場リン(松本明子):朝市の母親

安東周造(石橋蓮司):はなの祖父

醍醐亜矢子(高梨臨):はなと同室の同級生

葉山蓮子(仲間由紀恵):はなの親友となる

村岡栄治(鈴木亮平):印刷会社社員

梶原聡一郎(藤本隆宏):出版社の編集長

嘉納伝助(吉田鋼太郎):蓮子の旦那

嘉納冬子(山岡愛姫):伝助の妾腹の子

本多正平(マキタスポーツ):はなの勤め先の小学校の校長

緑川幾三(相島一之):先輩の先生

小山たえ(伊藤真弓):はなの担任のクラスの生徒

ナレーション(美輪明宏)

原案: 村岡恵理

脚本: 中園ミホ

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡 ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ♪彡

最後までお読みくださいましてありがとうございした。

スポンサーリンク
[ad#ad-1]