彩の国シェイクスピア・シリーズ NINAGAWA × SHAKESPEARE DVD BOX 9 (「じゃじゃ馬馴らし」/「アントニーとクレオパトラ」)

 

<「花子とアン」豪快でシャイな魅力の石炭王・嘉納伝助と演じる吉田鋼太郎さん>

 

今回は「花子とアン」の登場人物・嘉納伝助と、演じる吉田鋼太郎
さんにスポットを当ててみました。

どうぞ、ごゆるりとお楽しみくださいませ。

 

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【立志伝中の人・嘉納伝助】

伝助

 

嘉納伝助は一炭鉱夫から、まさに裸一貫で成功した立志伝中の大人
物ですね。

 

番組内で、日清戦争、日露戦争で需要が伸びた石炭事業で一財を築
いた得た人物との紹介があります。

 

伝助が社長を務めるのは嘉納鉱業。

 

自社ビルは豪華な感じで、建物中央に階段がバーンとあるすごい建
物です。

 

【蓮さまとは見合いで!】

 

蓮子に伝助との見合いの話があったのは第31回でしたね。

 

晶貴が蓮子を自宅に呼んでバルコニーで「実はお前に縁談がある」
というところから。

 

でも実はこの話は晶貴の奥さん・園子の叔父からの紹介のなのでし
た。

 

 

園子は伝助の事を「石炭王」とだけではなく「地元では大変な名士」
と蓮子に紹介するのでした。

 

しかし、蓮子はこの時点では「燃えるような恋愛」を希望し見合い
の話を断ります。

 

しかしながら、葉山伯爵家の財政窮乏を救う手だてはもはや蓮子を
嘉納家に嫁がせ資金援助を受けるほかには選択肢がなかったようで
した。

 

晶貴は女学校に蓮子を尋ねプライドでできたような頭を下げて蓮子
に「家のためにお見合いしてくれ」と頼むのでした。

 

 

結果、蓮子はお家のためを思ってか石炭王との見合いに合意するの
でした。

 

【見合いの場で】

 

見合いでの石炭王は一言もしゃべりませんが、蓮子から視線をはず
しませんでした。

 

あまりにも近すぎる距離で失礼を顧みず蓮子をガン見していた伝助。

 

実はしゃべらなかったのは土地(福岡)の言葉でしゃべったら笑わ
れると伝助は考えたようです。(シャイな石炭王。)

 

実は断られることは覚悟の上だったようですね。

 

見合いの席から蓮子たちが帰った後、伝助は紹介者に、蓮子について
「この世のもんとも思えんばい」なんて発言をしていましたが、「どう
せだめだろう。福岡へ帰る!」
と早くもあきらめモード全開でした。

 

蓮子も最初は、はっきり言って「無理!」という感じでしたが、結
局は伯爵家の存続のために縁談を受けることになります。

 

☆★_ ☆★_

蓮子が縁談を受けると知った伝助は「信じられん!」という表情を
しますが、さぞやうれしかったことでしょう。

 

芸者遊びも常としているような男でしたが、蓮子だけは特別という
ような感じで伝助は蓮子に接するのでした。

 

しかし、悲しいかな上流階級の教育を受けてきた蓮子から見れば、
伝助の生活は野蛮すぎる感じがしたようです。

 

伝助は大きな屋敷を構え、女中を何人も雇っているのですが、こと
食事のマナーは全然なっていないようでした。

 

☆★_ ☆★_

 

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☆★_ ☆★_

嘉納家のステーキ率は高い(蓮子が来てからか?)のですが、伝助
は手でつかんで、あるいは皿ごと食べようとします。

 

(…社長のくせに、会社の接待とかでステーキを手で食べてたら信
用を無くすような気もしますが如何?)

 

 

蓮子も嫁いだ以上、嘉納家の妻として上手くやろうとしますが、ど
うしてもうまくいきません。

 

そこで、蓮子は自分が会わせるのではなく、嘉納家を教育すること
によって自分のレベルまで高めようとします。

 

しかしそれも空回りしてしまい、蓮子は孤立無援になるのでした。

 

伝助としては、愛する蓮子の意向に合わせたいという意志はあるの
ですが、結局は「なんで俺がそんなことしなきゃならないの?」
いう感じになってしまい、夫婦の意思の疎通が図れません。

 

【伝助には子供が】

伝助には前妻との間にできた子どもはいませんでしたが、芸者に産
ませた子供がいます。

 

冬子という、その子は嘉納邸で伸び伸びと育っているようでした。

 

良く考えると、この辺の差別をしないところが伝助のいいところの
ような気もしますね。

 

(冬子はちょっとかわいい。)

 

【伝助は字が読めない】

 

伝助は裸一貫で財を築いた大人物ですが、学がなく、字が読めない
ようでした。

 

蓮子に教わったら伝ちゃん嬉しいことになりそうなのに、などと余計
なことを考えましたが。

 

 

【炭鉱の事故】

炭鉱で多数の犠牲がでたガス爆発が起きた時、伝助は蓮子にはその
ことを伝えませんでした。

 

仕事の話は家庭に持ち込みたくないという伝助の考えなのですが、
蓮子はそれが気にいらないようでイライラしています。

 

やがて炭鉱労働者が嘉納家に直談判に来てすったもんだあるのです
が、この時に伝助は心労から寝込んでしまい、蓮子がかいがいしく
看病するというほほえましい場面もありましたね。

(伝ちゃん嬉しそうでした!!)

 

☆★_ ☆★_

結局、伝助は蓮子を理解しようとするのですがそれが叶わず、蓮子
も妻としての役割を果たそうとするのですが空回りして、やがて
「白蓮事件」へと発展していくようですね。

 

☆★_ ☆★_

どこまでも豪快だけど、どこかシャイで無骨な感じの伝助と、繊細
で上品な蓮子との夫婦関係がどのように展開してくのか、本当に目
が離せませんね。(これだけでもドラマになりそうな感じですね。)

 

【吉田鋼太郎さん メモ】

彩の国シェイクスピア・シリーズ NINAGAWA × SHAKESPEARE DVD BOX 9 (「じゃじゃ馬馴らし」/「アントニーとクレオパトラ」)

 

なまえ: 吉田 鋼太郎
読み方: よしだ こうたろう
生年月日: 1959年1月14日
現年齢: 55歳
出身: 東京都
身長: 174cm
血液型: B型
所属劇団: 劇団AUN
所属事務所: ホリプロ・ブッキング・エージェンシー

 

高校生の時、劇団雲のシェイクスピア喜劇「十二夜」を見て役者を
志したそうです。

 

ん~。そう言われてみれば、どことなく立ち居振る舞いにシェイク
スピア演劇っぽい雰囲気が漂っていますね。(なーんてね。)

 

現在では、蜷川幸雄演出作品の常連俳優なのでした。

 

シェイクスピア関連ではハムレット、リア王、オセロなど「4大悲
劇」うち3つをこなしています。

(あと一つは「マクベス」ですよね。)

 

そうなんです。吉田さんは演劇の中でも「悲劇」が得意なのですね。

 

「花子とアン」の嘉納伝助は、ハチャメチャ・キングという感じも
しますが、それでもやはりその存在感はただものではない感じです。

 

☆★_ ☆★_

「花子とアン」では主人公の物語よりも、ある意味、注目度が高か
ったりする蓮子と伝助の夫婦関係がどうなっちゃうのか目が離せな
い感じですね。

 

個人的には伝助の豪快な人柄が大好きです。

 

☆★_ ☆★_

最後までお読みくださいましてありがとうございます。

 

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